日本の文学賞

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日本SF大賞 にほんSFたいしょう

第33回(2012年)

SF

受賞者

4名
月村了衛 つきむら りょうえ 受賞

近未来の警視庁特捜部に配備された有人兵器「機龍」と、元傭兵の搭乗員たちをめぐる警察小説。テロ、国際政治、組織内の軋轢を、重厚なリアリズムとロボットSFのスケールで描くシリーズ第2作である。

異形の兵器と警察組織の倫理が、テロの現場で衝突する。

462ページ
警察小説ロボットSFテロ組織傭兵
宮内悠介 みやうち ゆうすけ 受賞

囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋など、盤上・卓上遊戯をめぐる連作SF短編集。対局の極限で、人間の知性や身体、歴史の枠を超える現象が立ち上がり、ゲームを通じて世界認識そのものを問う。

盤上の一手が、人知を超える世界を開く。

283ページ
連作短編集ゲーム知性身体SF
伊藤計劃 いとう けいかく 特別賞

伊藤計劃が遺した未完の長編構想を、円城塔が引き継いで完成させたスチームパンクSF。屍者技術が社会基盤となった19世紀末を舞台に、ジョン・ワトソンが世界を巡り、魂・記録・身体をめぐる謎へ近づく。

屍者が労働する世界で、魂の所在を追う旅が始まる。

459ページ
スチームパンク屍者記録合作
円城塔 えんじょう とう 特別賞

伊藤計劃の遺稿と構想をもとに円城塔が完成させた長編SF。フランケンシュタイン以後の屍者技術が世界を動かす19世紀末で、ジョン・ワトソンが諜報任務を負い、死者と記録、人間性の境界を追う。

伊藤計劃の未完の物語は、円城塔の言葉によって世界を巡る冒険へ広がる。

459ページ
伊藤計劃円城塔屍者歴史改変