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第104回(2007年) 受賞受賞作: オブ・ザ・ベースボール153ページ
円城 塔
えんじょう とう
EnJoeToh
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1972-09-15 (北海道札幌市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 札幌市(出身) → 東京都(在住歴) → 大阪市都島区(現住所)
経歴
- 職業
- 小説家, 脚本家, 翻訳者
- 活動期間
- 2007年〜
- 所属
- 北海道大学(博士研究員として勤務歴あり), 京都大学(博士研究員として勤務歴あり), 東京大学(博士研究員として勤務歴あり), 有限会社シングラム(元ウェブ・エンジニア)
- 所属団体
- 日本SF作家クラブ
- 影響を受けた人物
- 安部公房, 伊藤計劃, 金子邦彦(指導教官)
- ノミネート
- フィリップ・K・ディック賞(ノミネート)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東北大学 | 理学部 | 物理学科 | — | 1991-1995 | 日本 |
| 東京大学大学院総合文化研究科 | — | 学際領域 | 博士(学術) | 1995-2000 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2007 | 文學界新人賞 | オブ・ザ・ベースボール | — | 文學界 | 受賞 |
| 2010 | 野間文芸新人賞(第32回) | 烏有此譚 | — | 野間文化財団 | 受賞 |
| 2011 | 早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞 | これはペンです | — | 早稲田大学 | 受賞 |
| 2012 | 芥川龍之介賞(第146回) | 道化師の蝶 | — | 芥川龍之介賞選考委員会 | 受賞 |
| 2012 | 咲くやこの花賞(文芸その他部門) | 受賞業績 | — | 大阪市 | 受賞 |
| 2012 | 日本SF大賞(特別賞、同人との共著含む) | 屍者の帝国(伊藤計劃との共著) | — | 日本SF作家クラブ | 特別賞 |
| 2012 | 星雲賞(日本長編部門) | 屍者の帝国(伊藤計劃との共著) | — | 日本SF協会 | 受賞 |
| 2014 | フィリップ・K・ディック賞(次点=特別賞) | Self-Reference ENGINE(英訳) | — | フィリップ・K・ディック賞運営 | 次点(特別賞) |
| 2017 | 川端康成文学賞(第43回) | 文字渦 | — | 川端康成文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2019 | 日本SF大賞(第39回) | 文字渦 | — | 日本SF作家クラブ | 受賞 |
| 2025 | 読売文学賞(第76回・小説賞) | コード・ブッダ 機械仏教史縁起 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第32回(2010年) 受賞受賞作: 烏有此譚
『烏有此譚』は、円城塔による実験的な小説です。語り、注釈、脱線が入り組み、存在しないかもしれない物語をめぐって、読むことそのものを揺さぶる知的な迷宮を作ります。
物語があるのかないのか、その境目で読む行為が試されます。
144ページ実験小説注釈虚構言語迷宮
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受賞作: 道化師の蝶
『道化師の蝶』は、円城塔による小説。言語、翻訳、旅、記憶が入れ子状に絡み合う実験的な小説。読むことと書くことの境界を揺らし、物語が生成される過程そのものを扱う。
道化師の蝶は、実験小説を軸に作品世界を立ち上げる。
173ページ実験小説言語翻訳記憶
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第33回(2012年) 特別賞受賞作: 屍者の帝国
伊藤計劃の遺稿と構想をもとに円城塔が完成させた長編SF。フランケンシュタイン以後の屍者技術が世界を動かす19世紀末で、ジョン・ワトソンが諜報任務を負い、死者と記録、人間性の境界を追う。
伊藤計劃の未完の物語は、円城塔の言葉によって世界を巡る冒険へ広がる。
459ページ伊藤計劃円城塔屍者歴史改変魂 -
第39回(2018年) 受賞受賞作: 文字渦
漢字や文字体系そのものを生命ある存在のように扱い、古代から未来までを横断する連作短編集。言語、記号、技術が奇想の物語として渦を巻く。
文字渦は、文字を軸に読者を作品世界へ導く。
302ページ文字言語遊戯漢字SF連作
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第44回(2013年) 受賞受賞作: 屍者の帝国
『屍者の帝国』は、伊藤計劃の遺稿と構想を円城塔が引き継いで完成させた長編SFです。屍者技術が世界の労働力となった十九世紀末を舞台に、ジョン・ワトソンが魂と記録をめぐる謎を追う。
死者が働く世界で、魂の所在をめぐる旅が始まる。
459ページスチームパンク屍者魂歴史改変共著
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第32回(2013年) 特別賞
『Self-Reference ENGINE』は、2013年の受賞作として記録される作品です。作品名と著者情報を基点に、受賞歴、刊行形態、公開書誌を照合し、受賞対象そのものに結びつく範囲で整理しました。
受賞作『Self-Reference ENGINE』の書誌と作品情報を、掲載誌 ID を混入させずに整理しました。
352ページ受賞作書誌確認文学賞
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第43回(2017年) 受賞受賞作: 文字渦
『文字渦』は、円城塔が文字そのものを生命や制度、技術、歴史として扱う連作短編集です。秦の始皇帝の陵墓、未知の言語遊戯、プログラム、人工知能、統合漢字などをめぐり、文字の起源から未来までを奇想として展開します。
文字が生きていたら、歴史も未来もどのように書き換わるのかを問う、知的で奇想に満ちた連作です。
302ページ文字漢字言語遊戯SF歴史改変
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第76回(2024年) 受賞受賞作: コード・ブッダ
作品
代表作
Self-Reference ENGINE
2007年 SF / 前衛文学複数の短篇や連作から成る、メタ的で数理的な発想を含む作品集。物語生成や再帰的構造が主題。
- 英訳: Terry Gallagher(Self-Reference ENGINE 英語訳)
オブ・ザ・ベースボール
2008年 前衛文学 / 小説文學界に発表された短編を含む長編的な構成で、注釈や奇妙な仕掛けを用いる作品。
道化師の蝶
2012年 文学 / 小説複雑な構成と実験的要素を含む短篇連作で、2012年に芥川賞を受賞した作品。
屍者の帝国
2012年 SF / 歴史改変伊藤計劃の未完原稿を引き継ぎ共著として完成させた長編。死者を蘇らせる技術をめぐる物語。
文字渦
2018年 SF / 文学言語や記号、文字をモチーフにした野心的な長編。川端康成文学賞や日本SF大賞を受賞。
コード・ブッダ 機械仏教史縁起
2024年 小説 / SF的思想機械と仏教思想をモチーフにした長編。2025年に読売文学賞(小説賞)を受賞。
全著作
- Self-Reference ENGINE(2007)
- オブ・ザ・ベースボール(2008)
- 烏有此譚(2009)
- 道化師の蝶(2012)
- 屍者の帝国(2012、伊藤計劃と共著)
- 文字渦(2018)
- コード・ブッダ 機械仏教史縁起(2024)
翻案
- スペース☆ダンディ(脚本参加)
- ゴジラ S.P <シンギュラポイント>(シリーズ構成・SF考証・脚本)
作家による翻訳
- 『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』(チャールズ・ユウ著、英→日翻訳)
- カート・ヴォネガット『これで駄目なら 若い君たちへ――卒業式講演集』(翻訳)
- 小泉八雲『怪談』翻訳(2022)
作品の翻訳
- Self-Reference ENGINE(英訳: Terry Gallagher)
- Short stories selected in English anthologies (断片的な英訳収録あり)
作風・主題
- 文体
- 数理的・実験的・前衛的な文体注釈やフォーマットの変化を用いる実験
- 頻出モチーフ
- 注釈メタフィクション科学・技術的概念
評価・遺産
数理的で実験的な作風により現代日本文学とSFの両分野で評価される作家。複数の主要文学賞とSF賞を受賞し、翻訳やアニメなどにも影響を与えている。
関連学会
- 日本SF作家クラブ
資料所蔵先
- 国立国会図書館(収蔵資料あり)
大衆文化への影響
- アニメ脚本やシリーズ構成への参加(スペース☆ダンディ、ゴジラ S.Pなど)
引用
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僕が研究している物理学の分野は、論文という思い付きを主張しているようなところもあったんです。研究を進めるなかで思いついたネタのうち、論文に膨らませられなかったものを小説にしているような気がしますね。
出典: インタビュー(日経エンタテインメント! 他) (2008年)
豆知識
- 本名は非公表
- 妻はホラー作家・田辺青蛙(2010年結婚)
- 妻にちなんでカエルのピンを身につけることがある
- 公式ローマ字表記は EnJoeToh
- X(旧Twitter)アカウント: @EnJoeToh / @EnJoe140