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第33回(2012年) 受賞受賞作: 機龍警察 自爆条項
近未来の警視庁特捜部に配備された有人兵器「機龍」と、元傭兵の搭乗員たちをめぐる警察小説。テロ、国際政治、組織内の軋轢を、重厚なリアリズムとロボットSFのスケールで描くシリーズ第2作である。
異形の兵器と警察組織の倫理が、テロの現場で衝突する。
462ページ警察小説ロボットSFテロ組織傭兵
月村 了衛
つきむら りょうえ
Tsukimura Ryoe
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1963-03-18 (大阪府大阪市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家, 脚本家, 作詞家, 予備校講師(旧職)
- 活動期間
- 2010年〜
- 所属団体
- 日本推理作家協会
- 影響を受けた人物
- 山田風太郎
- ノミネート
- 第31回山本周五郎賞候補(『機龍警察 狼眼殺手』), 第169回直木三十五賞候補(『香港警察東京分室』), 第38回山本周五郎賞候補(『虚の伽藍』), 第169回直木三十五賞候補(別稿)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 第一文学部 | 文芸学科 | 文学士 | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012 | 日本SF大賞 | 機龍警察 自爆条項 | — | 日本SF作家クラブ | 受賞 |
| 2013 | 吉川英治文学新人賞 | 機龍警察 暗黒市場 | — | 講談社 | 受賞 |
| 2015 | 大藪春彦賞 | コルトM1851残月 | — | 大藪春彦賞選考委員会 | 受賞 |
| 2015 | 日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門) | 土漠の花 | 長編 | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 2019 | 山田風太郎賞 | 欺す衆生 | — | 山田風太郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 2025 | 高校生直木賞 | 虚の伽藍 | — | 高校生直木賞実行委員会 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第34回(2013年) 受賞受賞作: 機龍警察 暗黒市場
『機龍警察 暗黒市場』は、月村 了衛による受賞作で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。
2013年の受賞作として記録される『機龍警察 暗黒市場』の書誌と作品概要。
受賞作受賞作2013年
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第68回(2015年) 受賞受賞作: 土漠の花
ソマリア国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団が、氏族間抗争に巻き込まれた女性を守るため、苛烈な追撃戦に身を投じる。軍事サスペンスの緊張と、国家に守られない現場の決断を描く冒険小説。
砂漠の逃走で、任務と生存の境界が剥き出しになる。
254ページ自衛隊ソマリア軍事サスペンス冒険小説極限状況
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第31回(2018年) 候補受賞作: 機龍警察 狼眼殺手
特捜部の装備と国際情勢を背景にした警察アクションシリーズの長編。大規模テロ、組織内部の軋轢、個々の過去が絡み合い、シリーズの新たな局面を開く。
機甲兵装をめぐる捜査が、世界情勢と警察組織の闇へ広がっていく。
496ページ警察小説アクションテロ国際情勢シリーズ -
第38回(2025年) 候補受賞作: 虚の伽藍
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第10回(2019年) 受賞受賞作: 欺す衆生
戦後最大級の詐欺事件を想起させる横田商事事件の残党を軸に、欺く者と欺かれる者の欲望、暴力、謀略を描く犯罪長編。主人公は詐欺から抜け出せないまま、昭和末期から平成へ続く日本社会の闇に飲み込まれていく。
欺くことでしか生きられなくなった男の半生が、現代日本の欲望を暴き出す。
512ページ犯罪小説詐欺昭和史欲望社会の闇
作品
代表作
機龍警察
2010年 ミステリ / ハードボイルドサイバネティクスや犯罪を背景にしたハードボイルド警察アクションシリーズの序章となる作品。
機龍警察 自爆条項
2011年 SFミステリ機龍警察シリーズ第二作。社会と技術の交差点で犯罪と政策が衝突する物語。
機龍警察 暗黒市場
2012年 ミステリ闇市場や国際犯罪を巡るサスペンスでシリーズ中でも評価の高い一冊。
コルトM1851残月
2013年 時代小説回転式拳銃が登場する時代小説。細かな時代考証と娯楽性を両立させた作品。
土漠の花
2014年 冒険小説ソマリアに派遣された自衛隊員たちの苦闘を描く冒険小説。国際情勢と人間ドラマを描写。
- [漫画] 土漠の花(漫画版) (2021)
欺す衆生
2019年 時代小説 / 歴史ミステリ歴史的背景を絡めたサスペンス的要素を含む長編。山田風太郎賞受賞作。
香港警察東京分室
2023年 ミステリ / 社会派日本と香港の関係性を背景にした社会派ミステリ。政治的・社会的主題を含む。
半暮刻
2023年 短編連載 / ミステリ週刊連載された短編連作の総称。日常と犯罪が交錯する物語群。
全著作
- 機龍警察(シリーズ含む)
- コルトM1851残月
- 土漠の花
- 欺す衆生
- 香港警察東京分室
- 半暮刻
翻案
- 土漠の花(漫画化)
作風・主題
- 文体
- ハードボイルド調事実描写に基づくリアリズムテンポの良い会話劇
- 頻出モチーフ
- 警察と犯罪軍事・組織の葛藤倫理と正義の相克
評価・遺産
中年で小説家デビューを果たし、多ジャンルにまたがる娯楽性と硬派な作風で評価を獲得。日本SF大賞や日本推理作家協会賞など主要な文学賞を受賞し、現代ミステリ・時代小説双方で存在感を示す。
関連学会
- 日本推理作家協会
大衆文化への影響
- 機龍警察シリーズや一部作品のランクイン(ミステリランキング)
- 『土漠の花』の漫画化
豆知識
- 小説家デビューは40歳を過ぎてから再開し、47歳頃のデビュー(2010年)という経歴。
- 脚本家として多数のアニメ作品に参加しており、代表作に『ノワール』『少女革命ウテナ』などがある。