日本の文学賞

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月村 了衛

つきむら りょうえ

Tsukimura Ryoe

ペンネーム: 白井千秋アニメ『少女革命ウテナ』の脚本担当のうち1回で用いた旧表記のペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1963-03-18 (大阪府大阪市)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 脚本家, 作詞家, 予備校講師(旧職)
活動期間
2010年〜
所属団体
日本推理作家協会
影響を受けた人物
山田風太郎
ノミネート
第31回山本周五郎賞候補(『機龍警察 狼眼殺手』), 第169回直木三十五賞候補(『香港警察東京分室』), 第38回山本周五郎賞候補(『虚の伽藍』), 第169回直木三十五賞候補(別稿)

学歴

早稲田大学
第一文学部 / 文芸学科
学位: 文学士
卒業年: 1987
国: 日本
在学中に脚本・演劇を学ぶ。1987年卒(出典による)

受賞歴

日本SF大賞
2012
対象作品: 機龍警察 自爆条項
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
2013
対象作品: 機龍警察 暗黒市場
主催: 講談社
結果: 受賞
大藪春彦賞
2015
対象作品: コルトM1851残月
主催: 大藪春彦賞選考委員会
結果: 受賞
日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)
2015
対象作品: 土漠の花
部門: 長編
主催: 日本推理作家協会
結果: 受賞
山田風太郎賞
2019
対象作品: 欺す衆生
主催: 山田風太郎賞選考委員会
結果: 受賞
高校生直木賞
2025
対象作品: 虚の伽藍
主催: 高校生直木賞実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

日本SF大賞 1回登壇
  1. 近未来の警視庁特捜部に配備された有人兵器「機龍」と、元傭兵の搭乗員たちをめぐる警察小説。テロ、国際政治、組織内の軋轢を、重厚なリアリズムとロボットSFのスケールで描くシリーズ第2作である。

    異形の兵器と警察組織の倫理が、テロの現場で衝突する。

    462ページ
    警察小説ロボットSFテロ組織傭兵
  1. 受賞作: 機龍警察 暗黒市場

    『機龍警察 暗黒市場』は、月村 了衛による受賞作で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。

    2013年の受賞作として記録される『機龍警察 暗黒市場』の書誌と作品概要。

    受賞作受賞作2013年
  1. 受賞作: 土漠の花

    ソマリア国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団が、氏族間抗争に巻き込まれた女性を守るため、苛烈な追撃戦に身を投じる。軍事サスペンスの緊張と、国家に守られない現場の決断を描く冒険小説。

    砂漠の逃走で、任務と生存の境界が剥き出しになる。

    254ページ
    自衛隊ソマリア軍事サスペンス冒険小説極限状況
山本周五郎賞 2回登壇
  1. 特捜部の装備と国際情勢を背景にした警察アクションシリーズの長編。大規模テロ、組織内部の軋轢、個々の過去が絡み合い、シリーズの新たな局面を開く。

    機甲兵装をめぐる捜査が、世界情勢と警察組織の闇へ広がっていく。

    496ページ
    警察小説アクションテロ国際情勢シリーズ
  2. 受賞作: 虚の伽藍
山田風太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 欺す衆生

    戦後最大級の詐欺事件を想起させる横田商事事件の残党を軸に、欺く者と欺かれる者の欲望、暴力、謀略を描く犯罪長編。主人公は詐欺から抜け出せないまま、昭和末期から平成へ続く日本社会の闇に飲み込まれていく。

    欺くことでしか生きられなくなった男の半生が、現代日本の欲望を暴き出す。

    512ページ
    犯罪小説詐欺昭和史欲望社会の闇

作品

代表作

機龍警察

2010年 ミステリ / ハードボイルド

サイバネティクスや犯罪を背景にしたハードボイルド警察アクションシリーズの序章となる作品。

警察犯罪近未来技術正義と腐敗

機龍警察 自爆条項

2011年 SFミステリ

機龍警察シリーズ第二作。社会と技術の交差点で犯罪と政策が衝突する物語。

テクノロジー国家安全倫理

機龍警察 暗黒市場

2012年 ミステリ

闇市場や国際犯罪を巡るサスペンスでシリーズ中でも評価の高い一冊。

国際犯罪闇マーケット

コルトM1851残月

2013年 時代小説

回転式拳銃が登場する時代小説。細かな時代考証と娯楽性を両立させた作品。

江戸時代剣術武具

土漠の花

2014年 冒険小説

ソマリアに派遣された自衛隊員たちの苦闘を描く冒険小説。国際情勢と人間ドラマを描写。

軍事国際協力生存と葛藤
映像化・舞台化
  • [漫画] 土漠の花(漫画版) (2021)

欺す衆生

2019年 時代小説 / 歴史ミステリ

歴史的背景を絡めたサスペンス的要素を含む長編。山田風太郎賞受賞作。

歴史策略復讐

香港警察東京分室

2023年 ミステリ / 社会派

日本と香港の関係性を背景にした社会派ミステリ。政治的・社会的主題を含む。

国際関係政治正義

半暮刻

2023年 短編連載 / ミステリ

週刊連載された短編連作の総称。日常と犯罪が交錯する物語群。

日常の裏側犯罪人間模様

全著作

  • 機龍警察(シリーズ含む)
  • コルトM1851残月
  • 土漠の花
  • 欺す衆生
  • 香港警察東京分室
  • 半暮刻

翻案

  • 土漠の花(漫画化)

作風・主題

文体
ハードボイルド調事実描写に基づくリアリズムテンポの良い会話劇
頻出モチーフ
警察と犯罪軍事・組織の葛藤倫理と正義の相克

評価・遺産

中年で小説家デビューを果たし、多ジャンルにまたがる娯楽性と硬派な作風で評価を獲得。日本SF大賞や日本推理作家協会賞など主要な文学賞を受賞し、現代ミステリ・時代小説双方で存在感を示す。

関連学会

  • 日本推理作家協会

大衆文化への影響

  • 機龍警察シリーズや一部作品のランクイン(ミステリランキング)
  • 『土漠の花』の漫画化

豆知識

  • 小説家デビューは40歳を過ぎてから再開し、47歳頃のデビュー(2010年)という経歴。
  • 脚本家として多数のアニメ作品に参加しており、代表作に『ノワール』『少女革命ウテナ』などがある。