創元推理評論賞
そうげんすいりひょうろんしょう
東京創元社が主催したミステリー分野の評論・研究を対象とする公募新人文学賞。1994年から2003年まで実施された。
- 創設年
- 1994
- 主催
- 東京創元社
- カテゴリー
- 評論・批評
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 終了
説明
創元推理評論賞(そうげんすいりひょうろんしょう)は、東京創元社によって主催されたミステリー分野の評論・研究を対象とする公募新人文学賞。1994年に創設され、原稿用紙30枚から100枚の評論を対象に公募され、第10回をもって休止となった。受賞作および選評は雑誌『創元推理』『創元推理21』『ミステリーズ!』に掲載された。規定枚数は原稿用紙30枚から100枚、賞金は30万円であった。
賞品
- 主賞品
- 賞金30万円
- 賞金
- 300,000円
- 受賞作掲載(『創元推理』『創元推理21』『ミステリーズ!』)
関連の賞
- 推理小説の賞
- 鮎川哲也賞
- ミステリーズ!新人賞
- 創元ミステリ短編賞
- 日本SF評論賞
- 日本児童文学者協会評論新人賞
- すばるクリティーク賞
- 現代短歌評論賞
- 現代俳句評論賞
公式情報
https://www.tsogen.co.jp/tanpensho/sogensuiri_hyoronsho_list.html過去の受賞者
結城昌治の作品世界を、業、怒り、哀しみという観点から読み解く評論。犯罪小説・推理小説の枠を越えて、人間の宿命や感情の濃さに迫る作家論として位置づけられる。
結城昌治の小説に刻まれた怒りと哀しみを、作品世界の核として読み直す。
法月綸太郎の作品を手がかりに、九〇年代本格ミステリが抱えた理論的課題を論じる評論。のちの研究書『現代本格ミステリの研究』に連なる問題意識を含む。
九〇年代本格ミステリの延命を、法月綸太郎の功罪から問い直す。
探偵小説をめぐる理論や批評の枠組みを問い直す評論です。作品の面白さを規則や分類だけで説明しようとする姿勢に距離を取り、ジャンルが持つ読書体験の豊かさを考え直します。
探偵小説を読む楽しさは、論理だけでなく論理を揺さぶる瞬間にも宿ります。
探偵小説という枠を、欧米の古典と日本文学の接点から捉え直す評論。ジャンルの成立と読解の前提を問い、推理小説を文学史の広い視野へ置き直す試みである。
『ウィルキー・コリンズから大西巨人へ』は、石橋正孝の作風が凝縮された受賞作。
推理小説を事件、手がかり、解決の配置から分析し、物語形式としての仕組みを論じる評論。読者が謎を追う過程そのものを構造として捉える点に特色がある。
『推理小説の形式的構造論』は、柳川貴之の作風が凝縮された受賞作。
『無時間性の芸術へ――推理小説の神話的本質についての討論』は推理小説を神話的な構造や時間感覚から論じる評論。謎解きの形式を超えて、ジャンルの本質を考察します。
『無時間性の芸術へ――推理小説の神話的本質についての討論』は、推理評論を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。
『物語のジェットマシーン――探偵小説における速度と遊びの研究』は探偵小説の速度感と遊戯性を論じる評論。物語が読者を駆動する仕組みを、ジャンル論として分析します。
『物語のジェットマシーン――探偵小説における速度と遊びの研究』は、探偵小説を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。
『シングル・ルームとテーマパーク――綾辻行人『館』論』は、創元推理評論賞の受賞作で、推理小説の構造や読みの方法を論じる評論です。
『シングル・ルームとテーマパーク――綾辻行人『館』論』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。
『第二の推理小説――ハウダニット Howdunit――について――HowdunitからWhendunit、Wheredunitへ――』は、蓮沼尚太郎による作品。1998年のsogen suiri hyoron awardで受賞対象となった。
『アニミズムのエロス 江戸川乱歩論』は、小松史生子による作品。1998年のsogen suiri hyoron awardで受賞対象となった。
モルグ街で起こらなかったこと または起源の不在は、並木士郎による受賞作品。人物、時代、社会、記憶のいずれかを軸に、題名が示す主題へ読者を導く作品である。
モルグ街で起こらなかったこと または起源の不在は、受賞歴を通じて読み継がれる並木士郎の作品である。
第三の推理小説 ホワイダニットについて 名探偵システムの完成は、蓮沼翔太郎による受賞作品。人物、時代、社会、記憶のいずれかを軸に、題名が示す主題へ読者を導く作品である。
第三の推理小説 ホワイダニットについて 名探偵システムの完成は、受賞歴を通じて読み継がれる蓮沼翔太郎の作品である。
『あやかしの贄――京極ミステリーのルネッサンス』は、鷹城宏によるミステリー作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。
『あやかしの贄――京極ミステリーのルネッサンス』は、鷹城宏の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。
ゴシック・ミステリをめぐる評論で、物語が読者や後続作品へ伝わる過程を「伝言ゲーム」として捉える。恐怖、館、秘密、語りの歪みがどのように推理小説へ受け継がれるかを論じる。
ゴシック・ミステリをめぐる評論で、物語が読者や後続作品へ伝わる過程を「伝言ゲーム」として捉える。
探偵小説を読むための視点を重ねた評論。謎解きの構造、読者の期待、作家ごとの方法を手がかりに、ジャンルの魅力を考える。
探偵小説を読むための視点を重ねた評論。
中井英夫『虚無への供物』を東京という都市の表情から読み解く評論。ミステリと都市空間の関係を精密に考察する。
『都市の相貌――中井英夫『虚無への供物』と東京』は、評論を入口に人間の心の動きを描く作品。
江戸川乱歩の名探偵・明智小五郎像を再検討する評論。探偵の終焉という問いから、日本ミステリの変化を浮かび上がらせる。
『明智小五郎の黄昏――誰が明智小五郎を殺したか』は、評論を入口に人間の心の動きを描く作品。