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第4回(1952年) 受賞受賞作: 春の城
『春の城』は阿川弘之による作品で、1952年のyomiuri-literary-awardで受賞対象となった。作品名と著者名を基準に公開資料を確認し、単独の単行本・文庫・短編集として識別できる刊行情報が確認できない場合は、掲載誌や雑誌号の識別子を用いずに扱う。
『春の城』は、阿川弘之の受賞対象作として記録される作品です。
受賞作近現代文学作品単位の刊行確認 -
第53回(2001年) 受賞受賞作: 食味風々録
食の記憶を通して、旅、交友、家族、時代の移り変わりを味わい深く綴る随筆集。料理そのものよりも、人と土地を結ぶ時間の豊かさが前面に出る。
『食味風々録』は、阿川弘之の作風が凝縮された受賞作。
277ページ随筆食旅記憶交友
阿川 弘之
あがわ ひろゆき
Agawa Hiroyuki
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1920-12-24 (広島県広島市白島九軒町(本籍:山口県美祢郡伊佐町))
- 死没
- 2015-08-03 (よみうりランド慶友病院(東京都)) 94歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 広島市(出生・幼少期) → 東京都(長年の居住、逝去) → 鎌倉市(墓所)
経歴
- 職業
- 小説家, 評論家, 随筆家, 翻訳家, 伝記作家
- 活動期間
- 1952年〜2013年
- 所属
- 日本芸術院, 第三の新人(文壇グループ)
- 所属団体
- 日本芸術院 会員
- 影響を受けた人物
- 志賀直哉
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京帝国大学(現・東京大学) | 文学部 | 国文科 | 学士 | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1952 | 読売文学賞 | 春の城 | 小説賞 | 読売新聞社 | 受賞 |
| 1960 | 産経児童出版文化賞 | なかよし特急 | 児童文学 | 産経新聞社 | 受賞 |
| 1966 | 新潮社文学賞 | 山本五十六 | — | 新潮社 | 受賞 |
| 1979 | 日本芸術院賞・恩賜賞 | — | 文芸(小説・戯曲) | 日本芸術院 | 受賞 |
| 1983 | 交通文化賞 | — | — | 交通文化賞 | 受賞 |
| 1987 | 日本文学大賞 | 井上成美 | 学芸部門 | 日本文学大賞 | 受賞 |
| 1993 | 文化功労者 | — | — | 文化庁(日本政府) | 受章 |
| 1994 | 野間文芸賞 | 志賀直哉 | — | 野間文化財団 | 受賞 |
| 1994 | 毎日出版文化賞 | 志賀直哉 | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 1999 | 文化勲章 | — | — | 内閣府(日本政府) | 受章 |
| 1999 | 海洋文学大賞(特別賞) | — | — | 海洋文学大賞実行委員会 | 受賞 |
| 1999 | 広島県名誉県民 | — | — | 広島県 | 叙位・栄典 |
| 2001 | 読売文学賞 | 食味風々録 | 随筆・紀行賞 | 読売新聞社 | 受賞 |
| 2003 | 広島市名誉市民 | — | — | 広島市 | 叙位・栄典 |
| 2007 | 菊池寛賞 | — | — | 菊池寛賞選考委員会 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第13回(1966年) 受賞受賞作: 山本五十六
連合艦隊司令長官山本五十六の人物像を通して、近代日本の軍事、政治、戦争の時代を描く伝記的作品。
「山本五十六」は、阿川弘之の表現が凝縮された受賞対象作品です。
伝記戦争近代日本
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第35回(1979年) 恩賜賞受賞作: 多年にわたる作家としての業績
『多年にわたる作家としての業績』は阿川弘之による作品で、1979-1回の受賞作として位置づけられる。
『多年にわたる作家としての業績』は、阿川弘之の表現と受賞当時の文学的関心を伝える作品である。
文学賞人物時代
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第19回(1987年) 受賞受賞作: 井上成美
『井上成美』は、阿川弘之による評伝小説。人物の選択と時代の圧力を物語の推進力にし、緊張感のある展開のなかで人間の意志と孤独を描いている。
『井上成美』は、阿川弘之の表現の特色が凝縮された評伝小説である。
724ページ文学人物時代表現
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第47回(1994年) 受賞受賞作: 志賀直哉
『志賀直哉』は阿川弘之による純文学、小説、戯曲の作品で、野間文芸賞の受賞作です。賞の対象領域に沿って、物語、人物、社会や歴史へのまなざしを読む作品として位置づけられます。
野間文芸賞で評価された、阿川弘之の表現を伝える一作です。
513ページ純文学、小説、戯曲受賞作日本文学
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第48回(1994年) 受賞受賞作: 志賀直哉
『志賀直哉』は阿川弘之による文学・芸術部門、人文・社会部門、自然科学部門の作品で、毎日出版文化賞の受賞作です。賞の対象領域に沿って、物語、人物、社会や歴史へのまなざしを読む作品として位置づけられます。
毎日出版文化賞で評価された、阿川弘之の表現を伝える一作です。
513ページ文学・芸術部門、人文・社会部門、自然科学部門受賞作日本文学
作品
代表作
春の城
1952年 小説戦後まもない時代の人間模様を私小説的に描いた長編。デビュー作として評価を受け、読売文学賞を受賞。
雲の墓標
1956年 小説海軍体験を基にした戦争ものの要素を持つ作品。戦場や復員兵の心理を描く。
山本五十六
1965年 伝記大日本帝国海軍の提督・山本五十六を描いた伝記文学。史実に基づく人物描写で評価される。
米内光政
1978年 伝記海軍提督・政治家である米内光政の伝記。海軍関係の資料をもとに詳細に描く。
井上成美
1986年 伝記海軍提督・井上成美を扱った評伝。戦史と人物像の両面から検証する。
志賀直哉
1994年 評伝志賀直哉についての評伝。師である志賀への継承と解釈を含む研究的著作で、野間文芸賞などを受賞。
食味風々録
2001年 随筆食に関するエッセイ集。味覚や食の文化についての随想を収め、読売文学賞(随筆・紀行賞)を受賞。
ぽんこつ
1960年 小説・随筆自動車の解体作業などを描いた連作的な作品。タイトルと表現が「ポンコツ」という語の普及に影響を与えた。
全著作
- 年年歳歳
- 春の城
- 魔の遺産
- 志賀直哉の生活と作品
- 雲の墓標
- 夜の波音
- お早く御乗車ねがいます
- なかよし特急
- きかんしゃ やえもん
- カリフォルニヤ
- 空旅・船旅・汽車の旅
- ぽんこつ
- 坂の多い町
- 青葉の翳り
- ヨーロッパ特急
- 山本五十六
- 銀のこんぺいとう
- 舷燈
- 犬と麻ちゃん
- いるかの学校
- 乗りもの紳士録
- 軍艦ポルカ
- 井上成美
- 志賀直哉
- 食味風々録
- 葭の髄から(随筆連載集)
- 天皇さんの涙
- 鮨 そのほか
作家による翻訳
- 小さなきかんしゃ(グレアム・グリーン)
- 小さな乗合い馬車(グレアム・グリーン)
- 小さなローラー(グレアム・グリーン)
- 鉄道大バザール(ポール・セルー)
- ふしぎなクリスマス・カード(ポール・セルー)
- 古きパタゴニアの急行列車 中米編(ポール・セルー)
作風・主題
- 文体
- 正確で淡い情感のある文体歴史的仮名遣を用いることがある簡潔で記録的な筆致(記録文学的様相)
- 頻出モチーフ
- 海軍・戦記乗り物(鉄道・船舶)私小説的回想・家族
健康
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老衰晩年(2010年代〜2015年)高齢による体力の低下で執筆活動を縮小し、最終的に引退宣言(2011年頃)した。2015年に老衰で死去。
評価・遺産
海軍体験を基にした戦記・伝記文学、乗り物や旅に関する随筆で知られる。志賀直哉に師事したこともあり、戦後日本文学における記録文学・伝記作家として高く評価された。『ぽんこつ』で「ポンコツ」という語を一般化させたことや、鉄道ファンとしての活動も大きな文化的影響を持つ。
記念館・博物館
- 大和ミュージアム(関連企画・回顧記事あり) 広島県呉市 2005年開館
関連学会
- 日本芸術院
資料所蔵先
- 九州大学附属図書館(九大コレクション)
- NHKアーカイブス(関連記録)
大衆文化への影響
- 小説『ぽんこつ』が「ポンコツ」という語の通俗化に影響を与えた
- 東海道新幹線に関する「三バカ」発言などの逸話が広く知られる
引用
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私の「履歴」を一言で記せば、地方の平凡な中流家庭に生まれ、小学校から大学までごく平坦平凡な学生生活を送り、戦争中は海軍に従軍して多少の辛酸を嘗めたが、戦後間もなく志賀直哉の推輓により文壇に登場、以来作家としてこんにちに至る。
出典: 『私の履歴書』(阿川弘之) -
(当初)「新幹線が世界の三バカの仲間入りにならないように願いたい」。
出典: 朝日新聞(1958年8月10日付 記事) (1958年)
豆知識
- 小説『ぽんこつ』によって「ポンコツ」という語が一般化したと言われる。
- 長女の阿川佐和子は、東海道新幹線の列車名「のぞみ」の命名に影響を与えたとされる(阿川の助言が由来)。
- 鉄道好きとして知られ、乗り物に関する著作を多数執筆した。
- 1981年にネスカフェ・ゴールドブレンドのCMに出演したことがある。