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第2回(1962年) 入選受賞作: お茶漬けの味
小松左京の初期短編で、日常の食卓を起点に戦後の空気と不穏さをにじませる。ユーモアと風刺が交錯する、初期作品ならではの熱量がある。
お茶漬けという日常の風景から、戦後社会の空気を浮かび上がらせる。
399ページ戦後ユーモア風刺初期短編
小松 左京
こまつ さきょう
Komatsu Sakyo
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1931-01-28 (大阪府大阪市西区)
- 死没
- 2011-07-26 (大阪府箕面市) 80歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 西宮市(兵庫県) → 尼崎市(兵庫県) → 大阪市(大阪府) → 箕面市(大阪府)
経歴
- 職業
- 小説家, SF作家, 評論家, 脚本家
- 活動期間
- 1961年〜2011年
- 所属
- 日本SF作家クラブ, 宇宙作家クラブ, 株式会社イオ(小松左京事務所)
- 所属団体
- 日本SF作家クラブ, 宇宙作家クラブ
- 影響を受けた人物
- ロバート・シェクリイ, ルイジ・ピランデルロ, イワン・エフレーモフ
- 影響を与えた人物
- 劉慈欣, 多くの日本のSF作家(堀晃等)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 京都大学 | 文学部 | イタリア文学科 | 文学士 | 1950-1954 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1971 | 星雲賞(日本長編部門) | 継ぐのは誰か? | 日本長編部門 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 1973 | 星雲賞(日本短編部門) | 結晶星団 | 日本短編部門 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 1974 | 日本推理作家協会賞 | 日本沈没 | — | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 1974 | 星雲賞(日本長編部門) | 日本沈没 | 日本長編部門 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 1976 | 星雲賞(日本短編部門) | ヴォミーサ | 日本短編部門 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 1978 | 星雲賞(日本短編部門) | ゴルディアスの結び目 | 日本短編部門 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 1983 | 星雲賞(日本長編部門) | さよならジュピター | 日本長編部門 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞 |
| 1985 | 日本SF大賞 | 首都消失 | — | 日本SF大賞運営委員会 | 受賞 |
| 1990 | 大阪文化賞 | — | — | 大阪府(授与団体) | 受賞 |
| 2007 | 名誉博士号 | — | — | 城西国際大学 | 授与 |
| 2011 | 星雲賞 特別賞 | — | 特別賞 | 日本SF大会/星雲賞選考委員会 | 受賞(追贈) |
| 2011 | 日本SF大賞 特別功労賞 | — | 特別功労賞 | 日本SF大賞運営委員会 | 受賞(追贈) |
受賞・候補エディション
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第2回(1971年) 受賞受賞作: 継ぐのは誰か?
『継ぐのは誰か?』は、人類の進化と滅亡の可能性をめぐる小松左京の長編SFです。大学都市に届く奇妙な殺人予告を発端に、人間の知性、科学技術、地球の後継者という大きな問いへ物語が広がる。
人類は地球の最終王朝なのか、それとも後継者が現れるのか。
363ページSF人類進化文明批評大学都市小松左京 -
第4回(1973年) 受賞受賞作: 結晶星団
『結晶星団』は、小松左京による文学作品。1973年の受賞作として、題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が評価された。
結晶星団は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
562ページ人間心理時代性土地 -
第5回(1974年) 受賞受賞作: 日本沈没
『日本沈没』は、小松左京による文学作品。1974年の受賞作として、題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が評価された。
日本沈没は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
493ページ人間心理時代性土地 -
第7回(1976年) 受賞
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第9回(1978年) 受賞受賞作: ゴルディアスの結び目
表題作を含む小松左京のSF短編集。超能力、心象風景、文明への不安を扱い、娯楽性と思想性を併せ持つ物語が収められている。
超能力と文明不安が交差し、小松左京らしい本格SFの緊張を生む。
314ページSF短編集超能力文明批評 -
第14回(1983年) 受賞受賞作: さよならジュピター
木星をめぐる巨大計画と太陽系規模の危機を描く長編SF。科学技術への期待と不安、人類の生存をめぐる選択が、壮大なスケールで展開する。
さよならジュピターは、宇宙開発を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。
480ページ宇宙開発危機科学技術 -
第38回(2007年) 日本長編部門受賞作: 日本沈没・第二部
日本列島沈没後、世界に散った日本人と国家の行方を描くSF長編。小松左京の構想を谷甲州が継ぎ、災厄の後に残された政治、文化、民族の問題を追う。
沈んだ国の後で、日本人はどこへ向かうのか。
466ページ災害後の日本SF国家と流浪
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第27回(1974年) 受賞受賞作: 日本沈没
『日本沈没』は、小松左京によるミステリ。事件や謎の仕掛けだけでなく、人物の心理と社会的な背景を物語の推進力にし、1974年の受賞作として完成度が評価された。
日本沈没は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
493ページ犯罪と謎心理社会性
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第6回(1985年) 受賞受賞作: 首都消失
『首都消失』は、小松左京のSF長編。東京を中心とする首都圏が謎の雲に包まれ、外部と断絶するという設定から、国家・都市・危機管理を描く。
首都が消えたとき、日本は何を失い、何を試されるのか。
災害SF都市危機管理 -
第32回(2011年) 特別功労賞
作品
代表作
復活の日
1964年 SF(パンデミック/ハードSF) 420ページ地球規模の致死性ウイルスの蔓延と、わずかに生き延びた人々の闘いと希望を描く大型SF長編。
- [映画] 復活の日(映画化) (1980)
果しなき流れの果に
1966年 SF(時間/宇宙を跨ぐ叙事詩) 480ページ時間と空間を横断する壮大な物語で、生命・知性・文明の意味を問いかける長編。
日本沈没
1973年 SF(ポリティカル・フィクション/災害) 600ページ日本列島が沈没の危機に陥る架空のシナリオを通じ、政治・社会・人間の運命を描いた社会派SF。
- [映画] 日本沈没(映画化) (1973)
- [映画(リメイク)] 日本沈没(2006年映画) (2006)
さよならジュピター
1982年 SF(宇宙オペラ) 360ページ木星移住計画と対立を背景に展開する宇宙を舞台とした長編。映画化・映像化の経緯もある作品。
- [映画] さよならジュピター(映画) (1984)
全著作
- 復活の日
- 日本沈没
- 果しなき流れの果に
- さよならジュピター
- 首都消失
- 虚無回廊
翻案
- 『日本沈没』映画化(1973年、2006年等)
- 『復活の日』映画化(1980年)
- 『さよならジュピター』映画化(1984年)
作風・主題
- 文体
- 博覧強記で知識量に基づくテーマ敷衍型の長文ハードSF的な科学描写を下地としたリアリスティックな筆致評論やエッセイ的な論述を取り入れる知識人的作風
- 頻出モチーフ
- 生命文明の行方未来/時間人類の存続と滅亡技術と倫理
健康
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鬱病1995-2000頃(阪神・淡路大震災後に罹患、後に回復)創作活動の停滞と一時的な活動自粛。
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肺炎(死因)2011年7月(致命的)2011年7月26日に肺炎のため死去。
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喫煙(習慣)終生(既往)ヘビースモーカーであったことが健康に影響を与えた可能性が指摘される。
評価・遺産
戦後日本SFを代表する作家の一人であり、巨大なスケールの社会SFやハードSFを通じて日本の大衆文化と知的風景に大きな影響を与えた。映画・テレビでの映像化や若手作家の育成、万博などの大型プロジェクト参画を通じて幅広い文化的遺産を残した。
記念館・博物館
- 世田谷文学館(小松左京展開催) 東京都世田谷区
関連学会
- 日本未来学会(創設に関与)
- 日本SF作家クラブ
資料所蔵先
- 城西国際大学 出版会(小松左京全集 完全版刊行)
- 小松左京ライブラリ
大衆文化への影響
- 『日本沈没』『復活の日』『さよならジュピター』などの映画・ドラマ化で広く知られる。
- 小惑星(6983) Komatsusakyoに命名されるなど天文学的記念もある。
引用
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SFならばあらゆる表現が可能になる。むしろ、これからはあらゆる表現がSFになる。
出典: 小松左京自伝 実存を求めて (2008年)
豆知識
- 小惑星(6983)が「Komatsusakyo」と命名されている。
- 「SF御三家」(星新一、筒井康隆と並び)と称されることがある。
- 若い頃に漫画も執筆しており、モリ・ミノル等の別名義がある。
- 『さよならジュピター』製作のために株式会社イオを設立した。