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第7回(2020年) 大賞受賞作: 擬傷の鳥はつかまらない
死者にまつわる謎を追う主人公が、後悔と罪悪感、他者を救おうとする衝動に向き合う長編ミステリー。新潮ミステリー大賞受賞後に新潮社から刊行された。
取り返しのつかない過去を抱えた人々の痛みを、乾いた筆致で追う。
376ページミステリー社会倫理
荻堂 顕
おぎどう あきら
Ogido Akira
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1994-03-25 (東京都世田谷区成城)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 2021年〜
- 所属
- 新潮社, 祥伝社, KADOKAWA
- 所属団体
- 日本推理作家協会
- 影響を受けた人物
- カズオ・イシグロ, ジョン・ミルトン
- ノミネート
- 第36回山本周五郎賞候補(『ループ・オブ・ザ・コード』、2022年), 第172回直木三十五賞候補(『飽くなき地景』、2025年), 第12回高校生直木賞候補(『飽くなき地景』、2025年)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 文化構想学部 | — | 学士(文学) | — | 日本 |
| 早稲田実業学校 | 中等部・高等部 | — | — | — | 日本 |
早稲田大学
文化構想学部
学位:
学士(文学)
国:
日本
在学中に小説を書き始める
早稲田実業学校
中等部・高等部
国:
日本
中等部・高等部卒業
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021 | 新潮ミステリー大賞 | 擬傷の鳥はつかまらない | — | 新潮社 | winner |
| 2024 | 日本推理作家協会賞 | 不夜島(ナイトランド) | 長編および連作短編集部門 | 日本推理作家協会 | winner |
| 2025 | 吉川英治文学新人賞 | 飽くなき地景 | — | 講談社 | winner |
新潮ミステリー大賞
2021
対象作品:
擬傷の鳥はつかまらない
主催:
新潮社
結果:
winner
日本推理作家協会賞
2024
対象作品:
不夜島(ナイトランド)
部門:
長編および連作短編集部門
主催:
日本推理作家協会
結果:
winner
吉川英治文学新人賞
2025
対象作品:
飽くなき地景
主催:
講談社
結果:
winner
受賞・候補エディション
新潮ミステリー大賞
1回登壇
山本周五郎賞
1回登壇
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第36回(2023年) 候補受賞作: ループ・オブ・ザ・コード
歴史を抹消された独裁国家で、児童の奇病をきっかけに現地調査に入った主人公が、理想郷の奥に隠れた暴力と断絶に向き合う。生命倫理と国家の記憶をめぐる、近未来の諜報小説。
抹消された国の理想郷に、いまも消えていない闇がある。
416ページ近未来生命倫理諜報小説国家の記憶
日本推理作家協会賞
1回登壇
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第77回(2024年) 長編および連作短編集部門受賞作: 不夜島(ナイトランド)
第二次世界大戦後、米軍占領下の与那国島を舞台に、密貿易を営む武庭純が不可解な依頼と元憲兵をめぐる事件を追う歴史ハードボイルド。琉球と台湾の史実を下敷きに、サイバーパンクの想像力で欲望と陰謀が交錯する島を描く。
密貿易で栄える占領下の島で、ひとつの依頼が世界を巻き込む陰謀への扉を開く。
415ページ戦後の琉球与那国島密貿易サイバーパンク歴史と陰謀
吉川英治文学新人賞
1回登壇
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第46回(2025年) 受賞受賞作: 飽くなき地景
戦後から高度経済成長期の東京を背景に、旧華族・烏丸家の嫡男が一族の宝刀を取り戻そうとする、美と血のノワール。
東京の景観が変わる時代に、日本刀にまつわる一族の秘密と愛憎を描くノワール。
384ページ日本刀家族の秘密土地開発戦後東京愛憎
作品
代表作
擬傷の鳥はつかまらない
2021年 ハードボイルド / ミステリー新宿歌舞伎町を舞台に、偽の身分を用意する「アリバイ屋」を営む女性を主人公にしたハードボイルド小説。バーテンダー経験を活かしたリアルな描写と幻想的な要素が織り交ぜられている。
都市偽装アイデンティティ孤独幻想
ループ・オブ・ザ・コード
2022年 サイエンス・フィクション反出生主義を題材に据えた近未来SF。監視や諜報を含む社会構造を描き、倫理的な問いを突きつける作品として評価された。
反出生主義監視社会近未来倫理
不夜島(ナイトランド)
2023年 推理 / 長編・連作短編集夜の都市を舞台にした長編および連作短編集的な構成の作品。孤独な人物たちと不可解な出来事を描き、日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した。
夜都市孤独謎解き
飽くなき地景
2024年 現代文学風景や地形を通じて人間の欲望や記憶を描く長編。直木三十五賞候補となり、吉川英治文学新人賞を受賞した作品。
風景記憶欲望世代
全著作
- 擬傷の鳥はつかまらない(新潮社、2021年)
- ループ・オブ・ザ・コード(新潮社、2022年)
- 不夜島(ナイトランド)(祥伝社、2023年)
- 飽くなき地景(KADOKAWA、2024年)
- 「スモーク・オン・ザ・リバー」(小説新潮、2021年6月号)
- 「ベイビー・ディレクター」(小説 野性時代、2021年9月号)
- 「ヘイトレッド・シェイプド・シー」(小説新潮、2022年2月号)
- 「ハードブレイク・ホテル」(小説新潮、2022年10月号)
- 「ウィズ・マイ・ベスト・ショット」(小説新潮、2023年2月号)
- 「落ちるのにうってつけの日」(小説新潮、2023年4月号)
- 「ミート・ミー・オン・ザ・テーブル」(小説新潮、2023年10月号)
- 「detach」(S‑Fマガジン、2024年2月号)
作風・主題
- 文体
- ハードボイルドな語り口と現実/幻想の混在緻密なディテール描写近未来SF的な発想を取り入れた構成
- 頻出モチーフ
- 夜都市空間偽りの身分・アイデンティティの揺らぎ記憶と風景
評価・遺産
若手作家としてデビュー作から高い評価を受け、ミステリ系とSF系を横断する作風で注目を集める。新潮ミステリー大賞や日本推理作家協会賞、吉川英治文学新人賞の受賞により現代日本文学の有望な作家の一人と評価されている。
関連学会
- 日本推理作家協会
豆知識
- ブラジリアン柔術の茶帯保持者である。
- 新宿ゴールデン街でのバーテンダー経験が作品に活かされている。
- Instagramアカウント: @ogidou_akira
- 早稲田実業学校(中等部・高等部)出身、早稲田大学文化構想学部卒(学士)
- デビュー作『擬傷の鳥はつかまらない』で新潮ミステリー大賞を受賞