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第69回(1973年) 受賞受賞作: 津軽世去れ節、津軽じょんから節
『津軽世去れ節、津軽じょんから節』は、長部日出雄による小説。題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が1973年の受賞作として評価された。
津軽世去れ節、津軽じょんから節は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
歴史と人物人間心理物語性
長部 日出雄
おさべ ひでお
Osabe Hideo
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1934-09-03 (青森県弘前市)
- 死没
- 2018-10-18 (東京都(自宅)) 84歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 青森県弘前市 → 東京都
経歴
- 職業
- 小説家, 評論家, 映画評論家, 編集者, ルポライター, 脚本家, 映画監督, 記者
- 活動期間
- 1957年〜2018年
- 影響を受けた人物
- 太宰治, 棟方志功, 大島渚(若手時代に早く評価した人物として交友)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 弘前市立大成小学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 弘前市立第三中学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 青森県立弘前高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 早稲田大学 第二文学部 | 第二文学部 | 哲学科(中退) | — | — | 日本 |
弘前市立大成小学校
国:
日本
弘前市立第三中学校
国:
日本
青森県立弘前高等学校
国:
日本
早稲田大学 第二文学部
第二文学部
/ 哲学科(中退)
国:
日本
中退
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1973 | 直木賞(第69回) | 『津軽じょんから節』『津軽世去れ節』 | — | 直木賞選考委員会 | winner |
| 1979 | 芸術選奨文部大臣賞 | 『鬼が来た―棟方志功伝』 | — | 文化庁 | winner |
| 1986 | 新田次郎文学賞(第6回) | 『見知らぬ戦場』 | — | 新田次郎文学賞運営委員会 | winner |
| 2002 | 大佛次郎賞 | 『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』 | — | 大佛次郎賞選考委員会 | winner |
| 2002 | 和辻哲郎文化賞(第15回) | 『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』 | — | 和辻哲郎文化賞運営委員会 | winner |
| 2002 | 紫綬褒章 | — | — | 日本政府 | recipient |
直木賞(第69回)
1973
対象作品:
『津軽じょんから節』『津軽世去れ節』
主催:
直木賞選考委員会
結果:
winner
芸術選奨文部大臣賞
1979
対象作品:
『鬼が来た―棟方志功伝』
主催:
文化庁
結果:
winner
新田次郎文学賞(第6回)
1986
対象作品:
『見知らぬ戦場』
主催:
新田次郎文学賞運営委員会
結果:
winner
大佛次郎賞
2002
対象作品:
『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』
主催:
大佛次郎賞選考委員会
結果:
winner
和辻哲郎文化賞(第15回)
2002
対象作品:
『桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝』
主催:
和辻哲郎文化賞運営委員会
結果:
winner
紫綬褒章
2002
主催:
日本政府
結果:
recipient
受賞・候補エディション
直木三十五賞
1回登壇
芸術選奨文部科学大臣賞
1回登壇
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第30回(1980年) 受賞受賞作: 鬼が来た-棟方志功伝
青森の鍛冶屋の家に生まれた棟方志功が、柳宗悦や民芸運動、同時代の文学者や思想家との出会いを経て、世界的な板画家へ駆け上がる生涯を描く伝記小説。郷土の風土と芸術への衝動を重ね、棟方の奔放な創造力を人間像として立ち上げる。
青森から世界へ、棟方志功の内なる鬼が板画の道を駆け抜ける。
432ページ棟方志功板画青森の風土民芸運動芸術家の生涯
新田次郎文学賞
1回登壇
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第6回(1987年) 受賞受賞作: 見知らぬ戦場
『見知らぬ戦場』は、長部日出雄による小説です。受賞時に注目された主題や語りの調子を手がかりに、人物、場所、出来事が重なり合う作品として読むことができます。
『見知らぬ戦場』は、題名が呼び込む情景と作者の関心を結びつけながら、受賞作としての輪郭を残す作品です。
251ページ人物時代記憶関係性
大佛次郎賞
1回登壇
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第29回(2002年) 受賞受賞作: 桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝
太宰治の後半生を、妻・美知子との出会いから玉川上水での死までたどる評伝。作家の作品世界と生活史を重ね、愛、信仰、破滅へ傾く心の動きを丹念に追う。
太宰治の素顔と作品の核心を、後半生の軌跡から照らし出す評伝。
638ページ太宰治評伝近代文学信仰夫婦
作品
代表作
津軽じょんから節 / 津軽世去れ節
1973年 小説(地域小説)津軽地方を舞台にした短編・中編群。郷土の風土や人々の暮らし、津軽三味線など地域文化が主題。
津軽郷土性音楽(津軽三味線)記憶と伝承
鬼が来た―棟方志功伝
1979年 伝記津軽出身の版画家・棟方志功の生涯を描いた評伝。芸術家の生業と文化的背景を探る。
芸術伝記郷土史
見知らぬ戦場
1986年 ノンフィクション/ルポルタージュ戦場体験や戦争の記憶を主題にしたルポルタージュ的作品。
戦争記憶ルポ
桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝
2002年 評伝太宰治の人生と作品を別視点から論じた評伝。著者独自の解釈と史料検討を含む。
文学史伝記作家研究
夢の祭り(映画)
1989年 映画(監督・原作・脚本)著者自身が原作・脚本・監督を務めた映画。津軽三味線に熱中する若者達を描く青春映画的要素を含む作品。
津軽音楽青春
映像化・舞台化
- [映画] 夢の祭り / 長部日出雄 (1989)
全著作
- 死刑台への逃走(1969)
- 津軽世去れ節(1972)
- 鰐を連れた男(1973)
- 津軽じょんから節(1973)
- 鬼が来た 棟方志功伝(1979)
- 見知らぬ戦場(1986)
- 桜桃とキリスト もう一つの太宰治伝(2002)
翻案
- 夢の祭り(1989年・映画/監督・原作・脚本:長部日出雄)
作風・主題
- 文体
- 地域主義的叙述評論的・ルポルタージュ的記述硬質で簡潔な文体(繰り返し符号「々」を避ける筆致が知られる)
- 頻出モチーフ
- 津軽地方郷土の記憶と伝承音楽(津軽三味線)戦争と記憶作家・芸術家論
健康
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虚血性心不全2018年10月(死亡時)2018年10月に虚血性心不全のため自宅で死去、活動終了
評価・遺産
津軽地方を中心とした地域文学と評伝・映画を通じて幅広い活動を行った作家。直木賞ほか複数の文学賞受賞歴があり、郷土文化や芸術家論での評価が高い。
記念館・博物館
- 弘前市立郷土文学館(関連コレクションあり) 青森県弘前市
資料所蔵先
- 国立国会図書館(所蔵)
- 弘前市立郷土文学館(資料)
大衆文化への影響
- 自作映画『夢の祭り』などで地域文化を映像化
豆知識
- 文章中に繰返し符号「々」を使用しないことが知られている。
- ミュージシャン大友康平は甥にあたる。