日本の文学賞

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柳 広司

やなぎ こうじ

Yanagi Koji

プロフィール

性別
男性
生誕
1967-09-20 (三重県、日本)
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
小説家, 推理作家
活動期間
2001年〜
所属団体
日本推理作家協会
ノミネート
2007年 - 『トーキョー・プリズン』で第60回日本推理作家協会賞候補, 2008年 - 『ジョーカー・ゲーム』で第11回大藪春彦賞候補, 2008年 - 『ジョーカー・ゲーム』が第6回本屋大賞で第3位

学歴

神戸大学
法学部 / 法学科
学位: 学士(法学)
国: 日本

受賞歴

歴史群像大賞(佳作)
1998
対象作品: 挙匪(ボクサーズ)
部門: 佳作
主催: 歴史群像刊行部
結果: 佳作
朝日新人文学賞
2001
対象作品: 贋作『坊っちゃん』殺人事件
主催: 朝日新聞社
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
2009
対象作品: ジョーカー・ゲーム
主催: 吉川英治文学賞実行委員会
結果: 受賞
日本推理作家協会賞
2009
対象作品: ジョーカー・ゲーム
部門: 長編および連作短編集部門
主催: 日本推理作家協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

歴史群像大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 挙匪(ボクサーズ)

    『挙匪(ボクサーズ)』は、柳広司によるシミュレーション小説、戦記小説、歴史小説、時代小説の作品。歴史群像大賞で評価された作品として、作者の関心や時代性が表れた一作である。

    歴史群像大賞で注目された、柳広司の個性がうかがえる作品。

    シミュレーション小説戦記小説歴史小説歴史群像大賞
  1. 『贋作『坊っちゃん』殺人事件』は、夏目漱石『坊っちゃん』の世界を踏まえ、文学的な遊びと推理小説の仕掛けを重ねたミステリです。名作の記憶を利用しながら、贋作、引用、真相のずれを楽しませます。

    名作の影から現れた贋作が、殺人事件の真相を揺さぶる。

    350ページ
    文学ミステリ贋作漱石パロディと推理
  1. 『ジョーカー・ゲーム』は、柳広司による作品で、2009年の受賞作として記録されている。作品名と著者名で国立国会図書館サーチを確認し、単独書籍として一致する資料がある場合のみ紙書籍の識別子を採用した。

    柳広司の『ジョーカー・ゲーム』は、受賞歴と刊行形態を手がかりに読まれる作品である。

    252ページ
    受賞作現代文学刊行形態
山田風太郎賞 1回登壇
  1. 『ナイト&シャドウ』は、柳広司による小説の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。

    『ナイト&シャドウ』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。

    309ページ
    受賞作記憶人間関係社会葛藤

作品

代表作

ジョーカー・ゲーム

2008年 推理小説/スパイ小説

諜報機関「D機関」を舞台にした短編集系のシリーズ。諜報戦や心理戦、倫理的ジレンマを描き出し、幅広い読者層に支持された。

諜報スパイ活動国家と個人心理戦
映像化・舞台化
  • [映画] ジョーカー・ゲーム / 入江悠 (Yu Irie) (2015)
  • [テレビアニメ] ジョーカー・ゲーム / 野村和也 (Kazuya Nomura) (2016)
  • [漫画] ジョーカー・ゲーム (漫画版) (2009)

黄金の灰

2001年 ミステリ

デビュー作。独自の視点で事件と人間を描く長編で、作家としての出発点となった。

犯罪人間描写

贋作『坊っちゃん』殺人事件

2001年 本格ミステリ

夏目漱石の『坊っちゃん』をめぐるメタフィクション的な要素を含む長編ミステリ。第12回朝日新人文学賞を受賞した。

文芸作品の借用モダンな推理

トーキョー・プリズン

2006年 推理小説

都市を舞台にした長編ミステリ。社会の裏側と人間の業を描く作品で、日本推理作家協会賞候補となった。

都市社会派ミステリ

ダブル・ジョーカー

2009年 推理小説/スパイ小説

『ジョーカー・ゲーム』シリーズの続編的短編集。シリーズのテーマである諜報と駆け引きを深める作品。

諜報駆け引き

パラダイス・ロスト

2012年 推理小説

連作短編集。失楽園や誤算などを通して運命と責任を問う作品群。

運命倫理

キング&クイーン

2010年 推理小説

書き下ろしの長編。限定版企画など話題性の高い刊行が行われた。

権力ゲーム

太平洋食堂

2020年 長編小説

実在する医師・大石誠之助を主人公に据えた長編。医療や人情を扱う作品。

医療人間ドラマ

全著作

  • 黄金の灰 (2001)
  • 贋作『坊っちゃん』殺人事件 (2001)
  • 饗宴(シュンポシオン) ソクラテス最後の事件 (2001)
  • はじまりの島 (2002)
  • 新世界 (2003)
  • パルテノン - アクロポリスを巡る三つの物語 (2004)
  • 聖フランシスコ・ザビエルの首(ザビエルの首) (2004/2008)
  • 吾輩はシャーロック・ホームズである (2005)
  • トーキョー・プリズン (2006)
  • シートン(探偵)動物記 (2006)
  • 百万のマルコ (2007)
  • 漱石先生の事件簿 猫の巻 (2007)
  • 虎と月 (2009)
  • ダブル・ジョーカー (2009)
  • パラダイス・ロスト (2012)
  • ロマンス (2011)
  • 怪談 (2011)
  • 楽園の蝶(幻影城市) (2013/2018)
  • ナイト&シャドウ (2014)
  • 象は忘れない (2016)
  • 柳屋商店開店中 (2016)
  • 風神雷神 風の章 雷の章 (2017)
  • 太平洋食堂 (2020)
  • アンブレイカブル (2021)
  • 南風に乗る (2023)

翻案

  • ジョーカー・ゲーム(映画化:2015年、監督 入江悠)
  • ジョーカー・ゲーム(テレビアニメ化:2016年、制作 Production I.G)
  • ジョーカー・ゲーム(漫画化・複数連載)
  • 舞台『ジョーカー・ゲーム』シリーズ(2017年以降)

作風・主題

文体
本格推理の論理性とスパイ小説的緊張感の融合歴史・文化的なモチーフの活用視点を変える短編連作による構成
頻出モチーフ
諜報と秘密歴史上の人物や出来事の参照倫理的ジレンマ密室・奇想のトリック

評価・遺産

『ジョーカー・ゲーム』シリーズを中心にスパイ小説的な要素を取り入れた現代日本ミステリを代表する作家の一人。シリーズは累計120万部を突破し、映画化・アニメ化・舞台化を経て幅広い影響を与えた。

関連学会

  • 日本推理作家協会

大衆文化への影響

  • ジョーカー・ゲーム:映画化(2015)、テレビアニメ化(2016)、漫画化、舞台化(2017以降)

豆知識

  • 『ジョーカー・ゲーム』シリーズは累計で120万部を突破している(出典あり)。
  • 『キング&クイーン』は書き下ろし100冊の限定企画が行われた作品で話題になった。
  • 『太平洋食堂』の主人公は実在の医師・大石誠之助がモデルになっている。