日本の文学賞

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大学読書人大賞 だいがくどくしょじんたいしょう

第3回(2010年)

文芸

受賞者

5名
森見登美彦 もりみ とみひこ 大賞

京都の夜を歩く黒髪の乙女と、彼女を追いかける先輩を中心に、酒場、古本市、学園祭が幻想的に連なる青春恋愛小説。珍妙な人物たちとの出会いが、恋と偶然の祝祭を鮮やかに広げる。

『夜は短し歩けよ乙女』は、京都の夜を歩く黒髪の乙女と、彼女を追いかける先輩を中心に、酒場、古本市、学園祭が幻想的に連なる青春恋愛小説。

336ページ
京都青春恋愛幻想的な夜偶然の連鎖
有川浩 ありかわ ひろ 2位

行き倒れていた青年を拾った女性が、野草を摘み料理する暮らしを通じて恋に踏み出していく物語。身近な自然、食卓、秘密を抱えた同居生活が、柔らかな恋愛の時間を作る。

『植物図鑑』は、行き倒れていた青年を拾った女性が、野草を摘み料理する暮らしを通じて恋に踏み出していく物語。

359ページ
野草料理同居生活恋愛日常の自然
村上春樹 むらかみ はるき 3位

別々の場所で生きる青豆と天吾が、わずかにずれた世界で互いの存在へ近づいていく長編小説。宗教的共同体、暴力、物語を生み出す力が絡み、現実と異界の境目を押し広げる。

『1Q84』は、別々の場所で生きる青豆と天吾が、わずかにずれた世界で互いの存在へ近づいていく長編小説。

554ページ
並行世界孤独な恋宗教と暴力物語の力
伊坂幸太郎 いさか こうたろう 4位

天才的な野球選手の誕生と孤独を、寓話的な語りで描く小説。圧倒的な才能をめぐる期待、崇拝、違和感が、スポーツ小説の枠を越えて一人の存在の異物感を照らす。

『あるキング』は、天才的な野球選手の誕生と孤独を、寓話的な語りで描く小説。

221ページ
野球天才寓話孤独
米澤穂信 よねざわ ほのぶ 5位

自分が生まれなかった世界を訪れた少年が、家族と自分の存在の意味に向き合う青春ミステリ。もう一つの現実との比較を通じて、喪失感と自己認識を静かに掘り下げる。

『ボトルネック』は、自分が生まれなかった世界を訪れた少年が、家族と自分の存在の意味に向き合う青春ミステリ。

312ページ
別の世界家族自己認識青春ミステリ