日本の文学賞

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米澤 穂信

よねざわ ほのぶ

Yonezawa Honobu

ペンネーム: 米澤 穂信作家としてのペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1978-01-01 (岐阜県)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
岐阜県高山市 → 東京都

経歴

職業
小説家, 推理作家
活動期間
2001年〜
所属団体
日本推理作家協会, 本格ミステリ作家クラブ
影響を受けた人物
北村 薫, H.G.ウェルズ
ノミネート
第60回日本推理作家協会賞(短編部門)候補 — 『心あたりのある者は』 (2007年), 第8回本格ミステリ大賞(小説部門)候補 — 『インシテミル』 (2008年), 第10回本格ミステリ大賞(小説部門)候補 — 『追想五断章』 (2010年)

学歴

金沢大学
文学部
学位: 学士
国: 日本
大学在学中にウェブサイト『汎夢殿』で作品発表を開始

受賞歴

角川学園小説大賞
2001
対象作品: 氷菓
部門: ヤングミステリー&ホラー部門
主催: 角川学園
結果: 奨励賞
日本推理作家協会賞
2011
対象作品: 折れた竜骨
部門: 長編及び連作短編集部門
主催: 日本推理作家協会
結果: 受賞
山本周五郎賞
2014
対象作品: 満願
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: 受賞
山田風太郎賞
2021
対象作品: 黒牢城
主催: 山田風太郎賞選考委員会
結果: 受賞
直木三十五賞
2022
対象作品: 黒牢城
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: 受賞
本格ミステリ大賞
2022
対象作品: 黒牢城
部門: 小説部門
主催: 本格ミステリ作家クラブ
結果: 受賞
吉川英治文庫賞
2025
対象作品: 〈小市民〉シリーズ
主催: 吉川英治文庫賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 氷菓

    『氷菓』は、米澤穂信による小説で、角川学園小説大賞の受賞作として位置づけられる。受賞時の評価を軸に、個人の感覚や時代の空気を作品の形式に引き寄せて読ませる一作である。

    『氷菓』は、米澤穂信の表現が受賞によって広く注目された作品である。

    224ページ
    小説受賞作現代日本文学
  1. 受賞作: ボトルネック

    自分が生まれなかった世界を訪れた少年が、家族と自分の存在の意味に向き合う青春ミステリ。もう一つの現実との比較を通じて、喪失感と自己認識を静かに掘り下げる。

    『ボトルネック』は、自分が生まれなかった世界を訪れた少年が、家族と自分の存在の意味に向き合う青春ミステリ。

    312ページ
    別の世界家族自己認識青春ミステリ
  2. 受賞作: インシテミル

    『インシテミル』は、高額報酬に誘われて閉鎖空間の実験に参加した男女が、互いを疑いながら殺人ゲームに巻き込まれていくミステリ長編。古典本格の趣向を思わせる小道具とルールを配し、極限状況で人間の判断が揺らぐ様子を描く。

    密室、報酬、疑心暗鬼。実験施設の中で、参加者たちの理性が試される。

    447ページ
    本格ミステリ閉鎖空間心理戦サバイバル
  1. 受賞作: 折れた竜骨

    中世ヨーロッパ風の島を舞台に、魔術と推理を両立させた長編ミステリ。ファンタジー設定を論理的な謎解きの枠組みに組み込んでいる。

    折れた竜骨は、米澤穂信の受賞作として刊行形態でも確認できる作品です。

    338ページ
    本格ミステリファンタジー中世
山本周五郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 満願

    『満願』は、米澤穂信による小説集の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。

    『満願』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。

    330ページ
    受賞作記憶人間関係社会葛藤
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黒牢城

    「黒牢城」は、有岡城に籠城する荒木村重と土牢の黒田官兵衛による推理戦を描いた歴史ミステリ。

    城という密室で、二人の知将が事件に挑む。

    448ページ
    歴史ミステリ戦国時代推理直木賞
山田風太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 黒牢城

    有岡城に籠城する荒木村重と土牢の黒田官兵衛による推理戦を描いた歴史ミステリ。

    城という密室で、二人の知将が事件に挑む。

    448ページ
    歴史ミステリ戦国時代推理時代小説
  1. 受賞作: 黒牢城

    有岡城に立て籠もる荒木村重が、囚われの黒田官兵衛に城内で起きる難事件の解明を求める。戦国の籠城戦と論理の応酬を結びつけた、歴史本格ミステリの快作。

    戦国の城で、知略だけが真相に届く。

    448ページ
    歴史ミステリ戦国時代籠城戦頭脳戦本格推理
  2. 受賞作: 可燃物

    社会の不穏さを背景に、爆発寸前の感情や関係を緻密に追う長編ミステリ。

    可燃性のある人間関係が、静かに温度を上げていく。

    280ページ
    社会不穏人間関係ミステリ

作品

代表作

氷菓

2001年 青春ミステリ / 日常の謎

〈古典部〉シリーズの第1作。高等学校の図書委員らが日常に潜む“小さな謎”を解いていく青春ミステリ。

青春日常の謎学園
映像化・舞台化
  • [テレビアニメ] 氷菓 / 武本康弘 (2012)
  • [映画] 氷菓(実写) / 安里麻里 (2017)

折れた竜骨

2010年 本格ミステリ(幻想的要素を含む)

ファンタジー的な要素を取り入れた本格推理小説。謎と意外な構成が評価され、日本推理作家協会賞を受賞した。

謎解き幻想伝奇

満願

2014年 短篇集(ミステリ)

短篇集。緻密な構成と物語性が高く評価され、各ミステリ・ランキングで1位を獲得し、山本周五郎賞を受賞した。

短篇人間ドラマミステリ

黒牢城

2021年 時代小説 / 歴史ミステリ

戦国時代を舞台にした長編。歴史的事象を大胆に取り込み、各ミステリランキングで1位を獲得。直木三十五賞や本格ミステリ大賞を受賞。

歴史権力闘争時代小説

可燃物

2023年 警察ミステリ

警察ミステリに位置づけられる長編。刊行年に複数のミステリランキングで1位を獲得した。

捜査警察社会性

インシテミル

2007年 本格ミステリ

新本格へのオマージュを込めた長編。本格ミステリの手法を用いた構成が特徴で、映画化もされた。

本格ミステリゲーム性実験的構成
映像化・舞台化
  • [映画] インシテミル 7日間のデス・ゲーム / 中田秀夫 (2010)

全著作

  • 氷菓
  • 愚者のエンドロール
  • クドリャフカの順番
  • 遠まわりする雛
  • 春期限定いちごタルト事件
  • 夏期限定トロピカルパフェ事件
  • インシテミル
  • 折れた竜骨
  • 満願
  • 王とサーカス
  • 黒牢城
  • 可燃物

翻案

  • 氷菓(テレビアニメ 2012)
  • インシテミル(映画 2010)
  • 満願(ドラマ化 2018)

作風・主題

文体
端正な文体緻密なトリック人物描写の繊細さ
頻出モチーフ
全能感(思春期の心情)日常に潜む謎読書・図書館・本に関するモチーフ

評価・遺産

若い世代から広く支持される現代日本の代表的なミステリ作家。〈古典部〉シリーズのアニメ化などでファン層を拡大し、直木賞や日本推理作家協会賞など主要賞を受賞することで文学的評価も確立した。

関連学会

  • 日本推理作家協会
  • 本格ミステリ作家クラブ

資料所蔵先

  • 国立国会図書館
  • 金沢大学附属図書館(所蔵資料)

大衆文化への影響

  • 〈古典部〉シリーズのテレビアニメ化(『氷菓』)によりアニメファンにも知名度が広がった
  • 『インシテミル』が映画化されるなどメディアミックスが進んでいる

引用

  • 「性格を持たないときに人は確かに方法を身につけなければならない。」
    出典: アルベール・カミュ(座右の銘として引用)/インタビュー (2007年)

豆知識

  • 大学時代に運営していたウェブサイト『汎夢殿』で作品を発表していた。
  • デビュー作『氷菓』で第5回角川学園小説大賞(奨励賞)を受賞してデビュー。
  • 『氷菓』は2012年にテレビアニメ化され、ファン層が拡大した。
  • 岐阜県高山市で書店員をしながら執筆を続けた時期がある。
  • 北村薫らからの影響を公言している。