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第22回(1979年) 当選作受賞作: 風の歌を聴け
1970年夏の海辺の町を舞台に、帰省した「僕」と友人の鼠、そして偶然知り合った女の子との気ままな時間を通して、青春の戸惑いと喪失感を乾いた筆致で描く。村上春樹の出発点となったデビュー作。
あの夏の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。
168ページ青春喪失海辺の町孤独デビュー作
村上春樹
むらかみ はるき
Murakami Haruki
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1949-01-12 (京都府京都市伏見区)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 京都府京都市伏見区 → 兵庫県西宮市・芦屋市(育ち) → 東京都(国分寺、千駄ヶ谷、新宿など) → ヨーロッパ(ギリシャ、イタリア、イギリスなど滞在) → アメリカ(プリンストン滞在など) → ハワイ(別荘、季節的滞在)
経歴
- 職業
- 小説家, 翻訳家, エッセイスト
- 活動期間
- 1979年〜
- 影響を受けた人物
- イマヌエル・カント, ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン, カール・グスタフ・ユング, ジークムント・フロイト, フランツ・カフカ, レイモンド・チャンドラー, F・スコット・フィッツジェラルド, J・D・サリンジャー, スティーヴン・キング, レイモンド・カーヴァー
- 影響を与えた人物
- 蜷川幸雄, 小川洋子, 新海誠, スガシカオ, 川上未映子, 古川日出男, 麻枝准, カズオ・イシグロ
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学第一文学部 | 第一文学部 | 演劇専修 | 文学士 | 1968-1975 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1979 | 群像新人文学賞 | 風の歌を聴け | — | 文學雑誌『群像』主催 | 受賞 |
| 1982 | 野間文芸新人賞 | 羊をめぐる冒険 | — | 野間文化財団 | 受賞 |
| 1985 | 谷崎潤一郎賞 | 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド | — | 谷崎潤一郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 1996 | 読売文学賞 | ねじまき鳥クロニクル | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 2006 | フランツ・カフカ賞 | — | — | カフカ財団 | 受賞 |
| 2006 | フランク・オコナー国際短編賞 | 短編集『めくらやなぎと眠る女』等 | — | Frank O'Connor International Short Story Award | 受賞 |
| 2009 | 毎日出版文化賞 | 1Q84 | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2009 | エルサレム賞 | — | — | エルサレム市 | 受賞 |
| 2008 | プリンストン大学 名誉博士号(文学) | — | — | プリンストン大学 | 授与 |
| 2011 | カタルーニャ国際賞 | — | — | Fundació Premis Internacional Catalunya | 受賞 |
| 2009 | スペイン芸術文学勲章 | — | — | スペイン政府 | 受勲 |
| 2014 | ヴェルト文学賞 | — | — | ディ・ヴェルト紙 | 受賞 |
| 2016 | アンデルセン文学賞(受賞) | — | — | アンデルセン文学賞選考機関 | 受賞 |
| 2023 | アストゥリアス皇太子賞(文学) | — | — | アストゥリアス財団 | 受賞 |
| 2022 | チーノ・デル・ドゥーカ世界賞 | — | — | Fondazione Cino Del Duca | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第4回(1982年) 受賞受賞作: 羊をめぐる冒険
『羊をめぐる冒険』は、村上春樹による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。
村上春樹の『羊をめぐる冒険』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。
文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
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第21回(1985年) 受賞受賞作: 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
意識の迷宮を舞台に、近未来的な情報戦と静謐な「世界の終り」が交互に進む長編小説。二つの物語は記憶、自己、喪失をめぐって響き合い、村上春樹の想像力を大きく押し広げた代表作。
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、村上春樹の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。
長編小説意識記憶並行世界
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第47回(1995年) 受賞受賞作: ねじまき鳥クロニクル
『ねじまき鳥クロニクル』は村上春樹による作品です。村上春樹から刊行年不詳に刊行が確認できる一冊で、受賞対象となった時期の作者の関心と語り口を伝えます。
『ねじまき鳥クロニクル』は、村上春樹の受賞対象となった作品です。
受賞作現代文学作者の代表的関心
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第63回(2009年) 受賞受賞作: 1Q84
別々の場所で生きる青豆と天吾が、わずかにずれた世界で互いの存在へ近づいていく長編小説。宗教的共同体、暴力、物語を生み出す力が絡み、現実と異界の境目を押し広げる。
『1Q84』は、別々の場所で生きる青豆と天吾が、わずかにずれた世界で互いの存在へ近づいていく長編小説。
554ページ並行世界孤独な恋宗教と暴力物語の力
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第3回(2010年) 3位受賞作: 1Q84
別々の場所で生きる青豆と天吾が、わずかにずれた世界で互いの存在へ近づいていく長編小説。宗教的共同体、暴力、物語を生み出す力が絡み、現実と異界の境目を押し広げる。
『1Q84』は、別々の場所で生きる青豆と天吾が、わずかにずれた世界で互いの存在へ近づいていく長編小説。
554ページ並行世界孤独な恋宗教と暴力物語の力
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第11回(2012年) 受賞受賞作: 小澤征爾さんと、音楽について話をする
指揮者の小澤征爾と作家の村上春樹が、クラシック音楽の聴き方、楽譜の読み方、演奏家の身体感覚、録音の違いについて語り合う対談集。ベートーヴェン、ブラームス、マーラーなどをめぐる会話から、音楽を聴く喜びが立ち上がる。
世界的指揮者と作家が、録音を聴き比べながら音楽の奥へ入っていく。
375ページクラシック音楽対談指揮録音聴くこと
作品
代表作
風の歌を聴け
1979年 長編(デビュー作)都会の若者の日々と孤独を軽妙な文体で描いたデビュー作。短めの長編で、後の作風の萌芽を示す。
- Hear the Wind Sing(英訳ほか)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
1985年 長編(幻想・SF的要素)二重構造の物語で、現実ともう一つの世界が交錯する実験的長編。哲学的・幻想的要素を併せ持つ。
- Hard-Boiled Wonderland and the End of the World(英訳)
ノルウェイの森
1987年 長編(青春小説)1960年代の東京を舞台にした青年の恋と喪失を描く作品。国内で大ベストセラーとなり国民的作家の地位を確立した。
- [映画] ノルウェイの森(映画) / トラン・アン・ユン (Tran Anh Hung) (2010)
- Norwegian Wood(英訳)
ねじまき鳥クロニクル
1994年 長編(魔術的リアリズム・総合小説的試み)個人の軌跡から社会的な傷まで幅広い視点を絡ませた長大な物語。夢・現実・神話が交錯する代表作の一つ。
- The Wind-Up Bird Chronicle(英訳)
海辺のカフカ
2002年 長編(実験的・幻想)少年と中年男性の二つの物語が交互に進行し、神話的・超自然的要素が加わる長編。英訳も高い評価を受けた。
- Kafka on the Shore(英訳)
1Q84
2009年 長編(現代長篇・幻想)複数の視点で語られる長期連作。現実と微妙に異なる世界('1Q84')を舞台に、人間関係と運命が絡み合う大作。
- 1Q84(英訳)
全著作
- 風の歌を聴け
- 1973年のピンボール
- 羊をめぐる冒険
- 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
- ノルウェイの森
- ねじまき鳥クロニクル
- 海辺のカフカ
- 1Q84
- 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
- 騎士団長殺し
翻案
- ノルウェイの森(映画化)
- ドライブ・マイ・カー(映画化)
- トニー滝谷(映画化)
- 納屋を焼く(原作の一編が映画『Burning』の着想源に)
作家による翻訳
- 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 新訳(J.D.サリンジャー)
- 『グレート・ギャツビー』 新訳(F.スコット・フィッツジェラルド)
- レイモンド・チャンドラー作品(複数)
- レイモンド・カーヴァー作品(全集翻訳)
作品の翻訳
- 海辺のカフカ
- ノルウェイの森
- ねじまき鳥クロニクル
- 1Q84
作風・主題
- 文体
- 平易でリズミカルな文体アメリカ文学からの影響を受けた語り現実と幻想をつなぐシームレスな描写
- 頻出モチーフ
- 孤独失踪(恋人・妻・友人など)猫音楽(ジャズ・ロック)地下世界・異界
健康
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喫煙(過去)若年期〜羊をめぐる冒険執筆期まで(2000年代以前に禁煙)執筆や生活習慣に影響を与えたが、現在は禁煙
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持続的なマラソン習慣1982年開始〜現在まで(継続)日々のジョギングやマラソンが執筆の集中力と持続力に寄与していると本人が述べる
評価・遺産
日本国内外で高い人気と影響力を持つ現代作家。英語圏をはじめ50ヵ国以上で翻訳され、文学界だけでなく映画・音楽・大衆文化にも影響を与えた。多数の国際賞を受賞し、世界的な評価を確立している。
記念館・博物館
- 早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー) 東京都新宿区 早稲田大学構内 2021年開館
関連学会
- 早稲田大学国際文学館(所蔵・協力)
資料所蔵先
- 早稲田大学 国際文学館(村上春樹関連資料)
大衆文化への影響
- 熱心なファン層「ハルキスト」現象
- 映画化や舞台化、音楽との結びつき、商品化(例:ユニクロとのコラボTシャツ)
引用
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硬く高い壁と、それに当たって割れてしまう卵があったとしたら、私は常に卵の側に立つ。
出典: エルサレム賞 授賞式スピーチ(2009年) (2009年)
豆知識
- 大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を経営していた
- かつてヘビースモーカーだったがのちに禁煙した
- 日常的にランニングを行いマラソンやトライアスロンにも参加する
- 好きな食べ物はカキフライ
- 東京ヤクルトスワローズの熱心なファン(名誉会員)