日本の文学賞

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萩原朔太郎賞 はぎわらさくたろうしょう

第16回(2008年)

現代詩

受賞者

6名
声の生地

『声の生地』は鈴木志郎康の詩集。日記的な語りと身体感覚を重ね、声が言葉になる手前の質感を探る。

声そのものの手触りを、生活の細部から立ち上げる。

180ページ
現代詩身体
蜂飼耳 候補

『隠す葉』は蜂飼耳の詩集。生の表裏にある接近と離反を、韻律と形式への試みを交えて描く。

隠すことと現れることの間で、言葉が静かに形を変える。

116ページ
現代詩身体感覚隠蔽
正津勉 候補

『嬉遊曲』は正津勉の詩集。山へ向かう詩と地上の日々を見つめる詩を通じて、老い、身体、風景を重ねる。

山の稜線と下界の感覚が、ひとつの詩的な曲として響く。

95ページ
現代詩山岳老い

『左右の安全』はアーサー・ビナードの詩集。日常の風景や言葉を異邦人のまなざしで捉え直し、ユーモアと批評性を同居させる。

右と左を確かめるように、言葉が世界の見え方を変えていく。

128ページ
現代詩異文化の視線ユーモア
辻井喬 候補

『自伝詩のためのエスキース』は辻井喬の詩集。自伝的な記憶と社会的経験を、晩年の詩の構想として素描する。

自伝を書く前の素描のように、記憶と言葉が静かに配置される。

107ページ
現代詩自伝記憶

『アトス、しずかな旅人』は山崎佳代子の詩集。旅、光、母語、遠い土地の記憶を繊細な抒情で結びつける。

しずかな旅人の歩みに、故郷と言葉の記憶が重なっていく。

153ページ
現代詩記憶