三島由紀夫賞 みしまゆきおしょう
第17回(2004年)
小説評論詩歌戯曲
受賞者
5名中国から帰国した男の眼差しを通して、戦後日本の記憶と現在のずれを描く長篇小説。乾いた文体と時間の重なりが、個人史と社会史を結びつける。
『ららら科學の子』は、受賞歴から作品の輪郭が見える一作で、作者の関心が題材と語り口に表れている。
480ページ
戦後日本帰還個人史
プラネタリウムで育つ双子をめぐる、幻想性と哀しみを帯びた長篇小説。星と見世物の世界を背景に、嘘、家族、孤独が童話のような手触りで語られる。
『プラネタリウムのふたご』は、受賞歴から作品の輪郭が見える一作で、作者の関心が題材と語り口に表れている。
452ページ
双子プラネタリウム幻想小説
少女時代の記憶と現在の介護の現場を行き来しながら、家族や家への期待と痛みを描く作品集。静かな筆致で、孤独と再生の感覚を残す。
『おはなしの日』は、受賞歴から作品の輪郭が見える一作で、作者の関心が題材と語り口に表れている。
240ページ
記憶家族介護
携帯メールを取り入れた形式で、禁じられた恋と自己演出の痛みを描く小説。甘美な装いの奥に、社会からの視線と孤独が鋭く差し込む。
『ロリヰタ。』は、受賞歴から作品の輪郭が見える一作で、作者の関心が題材と語り口に表れている。
232ページ
ロリータ文化恋愛自己演出
四姉妹をめぐる不穏な題名のもと、家族、欲望、虚構の境界を揺さぶる小説。鹿島田真希らしい観念性と物語の強度が並び立つ。
『白バラ四姉妹殺人事件』は、受賞歴から作品の輪郭が見える一作で、作者の関心が題材と語り口に表れている。
152ページ
家族姉妹虚構