日本の文学賞

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7455 件の新刊

粉瘤息子都落ち択
集英社

粉瘤息子都落ち択

更地 郊

上司のパワハラで退職し、引きこもり気味に暮らす野中が、大学時代の友人・忍から持ちかけられた奇妙な対戦の依頼をきっかけに、居場所のなさと友情の距離感に向き合っていく物語です。格闘ゲーム、自販機のテープ、マウンテンデューといった卑近なモチーフを通して、だるさの中に切実さが滲む日常が描かれます。

アナヅラさま (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
宝島社

アナヅラさま (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

四島 祐之介

温泉で知られるとある地方都市で女性の失踪事件が相次ぎ、「顔にぽっかり穴のあいた怪物がひとを攫い、穴の中に吞み込む」という都市伝説が囁かれるようになる。私立探偵の小鳥遊穂香は依頼を受けて調査を開始し、この「アナヅラさま」と呼ばれる噂の背後に連続殺人鬼の存在を疑い始める。一方、実際の犯人は思わぬ事態に直面していた。ヤクザに犯行を知られ、死体処理に利用されることになってしまったのだ。ホラー的な都市伝説とミステリーが融合した、どんでん返しのある犯罪小説。

みずうみの満ちるまで
早川書房

みずうみの満ちるまで

土形 亜理

気候変動と戦争に荒れた未来、富裕層は精神を仮想空間に移し永遠の命を得たが、全財産を次世代に託し死を選ぶ者もいた。彼らの望む最期を約束する楽園〈ヘヴンズガーデン〉で、元難民のコーディネーター・エルムは、異なる死生観を持つ人々と向き合いながら、人類の過ちと生きる意味を問い続ける。第13回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。

フェイスウォッシュ・ネクロマンシー (単行本)
筑摩書房

フェイスウォッシュ・ネクロマンシー (単行本)

栗原 知子

息子の不登校に悩む四十代のパート主婦「私」は、美容品の店で洗顔料のテスターを使ったその日から、亡き祖母の霊を降ろせるようになった。掃除に打ち込む日々の傍ら、もの言わぬ祖母の気配とともに、家族の傷や記憶と向き合いながら「越冬」していく。日常の小さな苦しみをユーモアとペーソスで包み込んだ、奇想と共感の物語。

果つる底なき 新装版 (講談社文庫 い 85-25)
講談社

果つる底なき 新装版 (講談社文庫 い 85-25)

池井戸 潤

都市銀行の債権回収担当・坂本がアレルギーショックで急死する。「これは貸しだからな」という謎の言葉を残して。同僚の伊木は、かつての恋人だった坂本の妻・曜子のため、そして自分自身のため、銀行の暗部に単身で挑む。第44回江戸川乱歩賞受賞作にして、池井戸潤のデビュー作。

最後の皇帝と謎解きを
宝島社

最後の皇帝と謎解きを

犬丸 幸平

1920年、中国。北京在住の日本人絵師・一条剛は、清朝最後の皇帝・溥儀(ふぎ)に水墨画の師として雇われる。だが溥儀には秘めた目的があった。紫禁城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興の資金を調達するというのだ。やがて宦官のひとりが密室で不審死を遂げ、龍の絵に何者かが目を描き加え、ある宦官が感情を失うという怪事が続発する。齢十八の絵師と十五歳の少年廃帝は、謎を解き明かすうちに身分も国も超えた友情を育んでいく。

摂氏千度、五万気圧
早川書房

摂氏千度、五万気圧

関元 聡

深刻な高温化により人類がほぼ絶滅した数百年後の地球を舞台にした、灼熱地球のポスト・アポカリプスSF。異星人「救済者」が設置した密閉ドーム「コクーン」で生き延びる技術者エリー、高温環境に適応進化した女系民族〈結晶の民〉の娘アサヒ、一族を失い人類殲滅を決意するユズリ――過酷な環境を生き抜く者たちの罪と復讐の物語。

その針がさすのは
新潮社

その針がさすのは

羽田圭介

不妊治療を続ける夫婦が、再開発の進む中野で暮らす。戦前に中野と満州国を結んだ電信ケーブルの存在を知り、手術を受けた「僕」は、断絶した歴史と自分が接続してしまったのではないかと感じ始める。

豚のレバーは加熱しろ 8 (電撃コミックスNEXT)
KADOKAWA

豚のレバーは加熱しろ 8 (電撃コミックスNEXT)

みなみ, 逆井 卓馬, 遠坂 あさぎ

ジェスの封印された記憶がついに蘇る──! 暗躍の術師からの呪いを肩代わりしたジェスは、その呪いによって倒れてしまう。 呪いにより命の火を消したか──と思った瞬間、まばゆい光によって一命をとりとめた。 魔法使いの脱皮──脱魔法《エクディッサ》がおきたのである。 ジェスは記憶を取り戻し、そして、豚と改めて膝を突合すのであった。 「ちょっと、お別れが早すぎた気がしてな」 美少女にお世話される、 異世界転生いちゃラブ豚ファンタジー、第8巻!

シリアの家族
集英社

シリアの家族

小松 由佳

小松由佳によるシリア内戦と難民の家族を追うノンフィクション。砂漠で出会った大家族とともに歩み、歴史的な変化の中を生きる市井の人々を描く。