日本の文学賞

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佐藤 亜紀

さとう あき

Sato Aki

プロフィール

性別
女性
生誕
1962-09-16 (新潟県栃尾市(現:長岡市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
新潟県栃尾市(現:長岡市) → 東京都 → フランス(留学)

経歴

職業
小説家, 翻訳家, エッセイスト
活動期間
1991年〜
所属
早稲田大学 文学部(講座担当・客員教授), 明治大学 商学部(特別招聘教授), 日本SF作家クラブ(元会員)
所属団体
日本SF作家クラブ(過去の会員)
影響を受けた人物
篠田節子, 笙野頼子, 奥泉光, ヴォルテール, ドゥニ・ディドロ, マルキ・ド・サド, ジョージ・メレディス, ウィリアム・メイクピース・サッカレー, フョードル・ドストエフスキー, G.K.チェスタトン, ウラジーミル・ナボコフ, イーヴリン・ウォー, ロベルト・ムージル, ヨーゼフ・ロート, ヴォルフガング・ヒルデスハイマー, リチャード・パワーズ, トーマス・ベルンハルト, ブレット・イーストン・エリス
ノミネート
第24回SF大賞(候補作『天使』)

学歴

新潟県立長岡大手高等学校
国: 日本
出身高校
成城大学 文芸学部
文芸学部
学位: 学士
国: 日本
学部卒業
成城大学大学院 文学研究科(博士前期課程)
文学研究科
学位: 修士(博士前期課程修了)
国: 日本
専攻は18世紀美術批評
ロータリー財団 奨学金(留学)
期間: 1988-1989
国: フランス
ロータリー財団奨学金によりフランス留学

受賞歴

日本ファンタジーノベル大賞
1991
対象作品: バルタザールの遍歴
部門: 小説
主催: 新潮社(小説新潮)
結果: 受賞
芸術選奨新人賞(文部科学大臣新人賞)
2002
対象作品: 天使
部門: 小説
主催: 文化庁
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
2007
対象作品: ミノタウロス
部門: 小説
主催: 講談社
結果: 受賞
読売文学賞
2022
対象作品: 喜べ、幸いなる魂よ
部門: 小説
主催: 読売新聞社
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 天使

    『天使』は、佐藤亜紀による作品で、2003年の受賞作として記録されている。芸術選奨の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。

    佐藤亜紀の『天使』は、芸術選奨としての輪郭を持つ受賞作。

    芸術選奨表現同時代性
  1. 受賞作: ミノタウロス

    ロシア革命期を思わせる混乱の中で、暴力と欲望に巻き込まれる青年たちを描く小説。神話的な題名の奥に、理性を失った時代の暗さが広がる。

    ロシア革命期を思わせる混乱の中で、暴力と欲望に巻き込まれる青年たちを描く小説。

    277ページ
    革命暴力神話欲望
読売文学賞 1回登壇
  1. 18世紀ベルギーの小都市を舞台に、信仰と共同体のあいだで揺れる女性の生を描く歴史小説。

    祈りと暮らしのあいだに、ひとりの人生が立ち上がる。

    320ページ
    歴史小説女性共同体信仰ベルギー

作品

代表作

バルタザールの遍歴

1991年 ファンタジー/小説

デビュー作。1991年に日本ファンタジーノベル大賞を受賞した長編小説。

幻想アイデンティティ

戦争の法

1992年 小説

初期の長編。歴史的・政治的な主題を織り込んだ作品。

歴史暴力政治

鏡の影

1993年 小説

1993年刊。のちに絶版となった時期があり、版権管理をめぐる経緯がある作品。

記憶自己比較文学

天使

2002年 小説

2002年刊。5年ぶりの長編として刊行され、第53回芸術選奨新人賞(文学部門)を受賞した。

宗教的モチーフ近代ヨーロッパ人間性

雲雀

2004年 小説

『天使』の姉妹編として位置付けられる短めの長編。

姉妹篇記憶家族

ミノタウロス

2007年 小説

2007年刊。高い評価を受け、第29回吉川英治文学新人賞を受賞した作品。

神話的モチーフ近代暴力

金の仔牛

2012年 小説

2012年刊。中期以降の主要作の一つ。

経済倫理誘惑

吸血鬼

2016年 小説

2016年刊。怪奇的・幻想的要素を含む作品。

怪奇幻想アイデンティティ

黄金列車

2019年 小説 336ページ

2019年刊。長編作品の一つで、欧州を舞台にした要素がある。

ヨーロッパ冒険歴史

全著作

  • バルタザールの遍歴 (1991)
  • 戦争の法 (1992)
  • 鏡の影 (1993)
  • モンティニーの狼男爵 (1995)
  • 1809 ナポレオン暗殺 (1997)
  • 天使 (2002)
  • 雲雀 (2004)
  • ミノタウロス (2007)
  • 激しく、速やかな死 (2009)
  • 醜聞の作法 (2010)
  • 金の仔牛 (2012)
  • 吸血鬼 (2016)
  • スウィングしなけりゃ意味がない (2017)
  • 黄金列車 (2019)

作家による翻訳

  • バーチウッド(共訳)—ジョン・バンヴィル(2007、早川書房)

作風・主題

文体
知的で緻密な文体歴史的資料と想像力を織り交ぜる
頻出モチーフ
歴史と記憶ヨーロッパ近代幻想と怪奇

評価・遺産

近代ヨーロッパや歴史的主題を想像力豊かに描く作家として評価され、多くの文学賞を受賞している。批評的な論争に巻き込まれたこともあるが、独自の作家論と翻訳・評論活動を通じて日本の現代文学に一定の影響を与えている。

資料所蔵先

  • 大蟻食の生活と意見(公式サイト・アーカイブ)

引用

  • プロットの借用自体は格別問題はない。
    出典: 大蟻食の生活と意見(ブログ) (2011年)

豆知識

  • デビュー作『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞した。
  • 夫は作家の佐藤哲也。
  • 平野啓一郎の『日蝕』との類似を巡って議論が起きたことがある。
  • ロータリー財団奨学金でフランスに留学した経験がある。
  • 早稲田大学や明治大学で講義・特別講義を行った。