日本の文学賞

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伊集院 静

いじゅういん しずか

Ijuin Shizuka

別名: 西山 忠来 / 趙 忠來
ペンネーム: 伊達 歩作詞家として用いた筆名

プロフィール

性別
男性
生誕
1950-02-09 (山口県防府市)
死没
2023-11-24 (日本) 73歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
宮城県仙台市(1996年 - ) → 東京都(山の上ホテル等に長期滞在)

経歴

職業
作家, 作詞家
活動期間
1970年〜2023年

学歴

山口県立防府高等学校
期間: 〜1968
卒業年: 1968
国: 日本
立教大学
文学部 / 日本文学科
学位: 文学士
期間: 1968-1972
卒業年: 1972
国: 日本
在学中は立教大学野球部に所属していた

受賞歴

吉川英治文学新人賞
1991
対象作品: 乳房
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: 受賞
直木賞
1992
対象作品: 受け月
主催: 直木賞選考委員会
結果: 受賞
柴田錬三郎賞
1994
対象作品: 機関車先生
主催: 柴田錬三郎賞選考委員会
結果: 受賞
吉川英治文学賞
2002
対象作品: ごろごろ
主催: 吉川英治文学賞選考委員会
結果: 受賞
司馬遼太郎賞
2014
対象作品: ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石
主催: 司馬遼太郎賞選考委員会
結果: 受賞
紫綬褒章
2016
主催: 内閣府
結果: 受章
ベストドレッサー賞(学術・文化部門)
2021
主催: ベストドレッサー賞実行委員会
結果: 受賞
日本レコード大賞 特別功労賞
2023
主催: 日本レコード大賞実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

山本周五郎賞 2回登壇
  1. 受賞作: 三年坂

    『三年坂』は、伊集院静による小説集。候補として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

    伊集院静の『三年坂』は、受賞歴とともに読み継がれる小説集。

    217ページ
    小説集文学賞受賞作日本文学
  2. 受賞作: 海峡

    伊集院静『海峡』は、瀬戸内の港町で育つ少年の時間を描く自伝的長篇三部作の第一部。幼年期の記憶、家族、土地の匂いが、海峡を挟む風景とともに抒情的に立ち上がる。

    海を隔てる町で、幼い日々の哀切とぬくもりが息づく。

    365ページ
    自伝的長篇幼年期瀬戸内家族
  1. 受賞作: 乳房

    『乳房』は、伊集院静が妻の病と喪失をもとに、愛する人の死に向き合う時間を描いた私小説的な長編である。病室の静けさ、夫婦の記憶、残される者の痛みが、抑えた筆致で語られる。

    病室の月明かりのなかで、愛と喪失を見つめる私小説的長編。

    夫婦喪失私小説記憶
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 受け月

    表題作を含む短編集。野球、家族、別れ、老いをめぐる人生の一場面を、静かな哀感と抑えた筆致で描き出す。

    月を見上げる願いのように、人生の終わり際の思いが静かに残る。

    259ページ
    短編集野球家族人生
柴田錬三郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 機関車先生

    瀬戸内の島の学校に赴任した口のきけない教師と子どもたちの交流を描く小説。静かな優しさと別れの痛みが深い余韻を残す。

    『機関車先生』は、小説を入口に人間の心の動きを描く作品。

    233ページ
    小説教師子ども
  1. 受賞作: ごろごろ

    人生の不器用さや男たちの時間を、伊集院静らしい湿り気とユーモアで描く小説集。転がるように進む日々の中に、孤独、情、別れの感触がにじむ。

    うまくいかない人生の手触りを、転がるような時間の中に描く。

    304ページ
    人生男たち孤独
  1. 受賞作: スコアブック

    一冊のスコアブックを抱いた少女ミサキが、湘南を舞台に野球チームを作るシリーズ。大人と子どもが同じ夢に向かい、海辺のチームが少しずつ形になっていく。

    少女のスコアブックから、湘南の野球チームが始まる。

    274ページ
    少年少女野球チーム湘南
司馬遼太郎賞 1回登壇
  1. 『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』は、伊集院静による司馬遼太郎賞の受賞作です。受賞時の作品名と著者情報に基づき、作品単位の書誌識別子を確認しました。

    伊集院静の『ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石』は、司馬遼太郎賞で評価された作品です。

    404ページ
    受賞作現代文学書誌確認

作品

代表作

乳房

1990年 小説

家族や身体、喪失を静かな筆致で描く作品。自伝的要素を含む短編・中篇群の中心作として知られる。

家族喪失身体
映像化・舞台化
  • [映画] 乳房 (1993)

受け月

1992年 小説

地方社会を舞台に主人公の人生や人間関係を描いた長編。直木賞受賞作。

地方人間関係人生

機関車先生

1994年 小説

山口県防府市など故郷を舞台にした自伝的要素の強い物語。教師と少年たちの交流を通して人間の機微を描く。アニメ化・実写化もされた代表作。

故郷教育成長
映像化・舞台化
  • [アニメ映画] 機関車先生 (1997)
  • [実写映画] 機関車先生 (2004)

ごろごろ

2001年 小説

日常や郷愁を織り交ぜつつ人間模様を描く作品。吉川英治文学賞受賞作の一つ。

日常郷愁家族

ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石

2013年 歴史小説

正岡子規と夏目漱石の交流を題材にした文学史的な作品。司馬遼太郎賞受賞作。

文学史師弟関係近代日本文学

全著作

  • 皐月
  • あの子のカーネーション
  • 三年坂
  • 神様は風来坊
  • 乳房
  • 時計をはずして
  • 海峡
  • 受け月
  • 機関車先生
  • ごろごろ
  • いねむり先生
  • ノボさん 小説 正岡子規と夏目漱石
  • 愚者よ、お前がいなくなって淋しくてたまらない
  • 白秋
  • 潮流
  • きみとあるけば
  • 夢は枯野を 競輪躁鬱旅行
  • ヒデキ君に教わったこと
  • 大人の流儀
  • 作家の贅沢すぎる時間

翻案

  • 乳房(映画、1993年)
  • クレープ(映画、1993年)
  • 機関車先生(アニメ映画1997年、実写映画2004年)
  • 駅までの道をおしえて(映画、2019年)
  • いねむり先生(テレビドラマ、2013年)

作家による翻訳

  • 『ロビンソン・クルーソー』翻訳(ダニエル・デフォー原作、1999年)

作風・主題

文体
自伝的・回想的な語り口簡潔で叙情的な文体随筆的要素を含む生活描写
頻出モチーフ
野球酒・ギャンブル死と喪失家族

健康

  • くも膜下出血
    2020年1月21日 - 2020年3月(入院・手術・リハビリ)
    救急搬送・手術を受け、リハビリを経て一時的に執筆活動を休止したが復帰した。
  • 肝内胆管がん
    2023年10月 - 2023年11月(診断~死去)
    2023年10月に診断され執筆活動を休止、同年11月に死去した。

評価・遺産

作家・作詞家として幅広く活躍し、自伝的要素の強い作品群や多数の楽曲提供、映像化で日本の現代文学と大衆文化に影響を与えた。主要な文学賞受賞と紫綬褒章受章により高く評価される。

大衆文化への影響

  • 多数の作品が映画・テレビドラマ化され、作詞家としてもヒット曲を多く生んだ
  • 近藤真彦との長年の共作をはじめ、ポップス分野でも広く知られる存在

引用

  • 俺にとっては、雅子より生きている人間の方が大事だからよ
    出典: インタビュー記事(報道) (2007年)
  • この話(紫綬褒章)は絶対に受けなさい。お父様が生きていたら絶対に怒ります。
    出典: 家族とのエピソード(受章に関して) (2016年)

豆知識

  • 作詞家としての筆名は「伊達 歩」。近藤真彦など多くの歌手に詞を提供した。
  • 出生名は趙 忠來(チョ・チュンレ)。在日韓国・朝鮮人2世で帰化により西山忠来と名を改めた。
  • 女優・夏目雅子と再婚していたが、夏目は1985年に急逝した。
  • 2020年にくも膜下出血で倒れ、手術とリハビリを経て復帰した。
  • 2023年に肝内胆管がんと診断され11月に死去した。