日本の文学賞

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角川 春樹

かどかわ はるき

Kadokawa Haruki

ペンネーム:

プロフィール

性別
男性
生誕
1942-01-08 (富山県水橋町(現・富山市))
国籍
日本
言語
日本語
宗教
神道
居住地歴
富山県水橋町(現・富山市) → 東京都杉並区 → 東京都千代田区(事務所) → 広島県尾道市(第二の故郷)

経歴

職業
編集者, 実業家, 映画監督, 映画プロデューサー, 俳人, 宗教家
活動期間
1964年〜2025年
所属
株式会社角川春樹事務所(代表取締役社長/代表者), 角川書店(元社長), 明日香宮(宮司)
所属団体
日本ペンクラブ
影響を受けた人物
横溝正史, 小松左京(復刊・賞創設で関係)
影響を与えた人物
若手映画プロデューサー・宣伝関係者(角川商法の影響)

学歴

國學院大學 文学部
文学部 / 史学専修(入学後に文学部へ)
期間: 1960-1964
卒業年: 1964
国: 日本
早稲田大学第二文学部に合格したが父の懇願で國學院大學に進学

受賞歴

芸術選奨 文部大臣賞
1982
対象作品: 句集『信長の首』
部門: 俳句
主催: 文化庁 / 文部科学省
結果: 受賞
俳人協会新人賞
1982
対象作品: 句集『信長の首』
部門: 新人賞
主催: 俳人協会
結果: 受賞
読売文学賞
1983
対象作品: 句集『流され王』
部門: 詩・俳句部門
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
蛇笏賞
1990
対象作品: 句集『花咲爺』
部門: 俳句
主催: 蛇笏賞選考委員会
結果: 受賞
山本健吉文学賞
2005
対象作品: 句集『海鼠の日』
部門: 俳句
主催: 山本健吉文学賞選考委員会
結果: 受賞
加藤郁乎賞
2005
対象作品: 句集『JAPAN』
部門: 俳句
主催: 加藤郁乎賞選考委員会
結果: 受賞
山本健吉文学賞
2007
対象作品: 『角川家の戦後』
部門: 文学
主催: 山本健吉文学賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: 信長の首

    『信長の首』は、角川春樹が1981年前後に発表し、俳人協会新人賞の対象となった作品である。受賞文脈では、同時代の文学・詩歌・芸術表現のなかで独自の主題や形式が評価された。

    俳人協会新人賞で注目された角川春樹の作品。

    受賞作同時代表現文学賞
蛇笏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 花咲爺

    山本健吉への追悼と追慕を中心に据えた角川春樹の句集です。吉野や大和の風景、亡き人への呼びかけを通して、喪失の暗さだけでなく、清明な広がりをもつ句境を示しています。

    追悼の思いは、吉野と大和の風景を通して明るく澄んだ句境へ開かれます。

    289ページ
    俳句追悼吉野大和山本健吉
  1. 第5回(2005年) 俳句部門
    受賞作: 海鼠の日

    獄中で詠まれた俳句を軸に、閉ざされた時間の中で自然、身体、記憶を見つめる句集。限られた空間に置かれた言葉が、外界への感覚と自己凝視を鮮烈に響かせます。

    海鼠の日は、角川春樹の作品世界を端的に伝える一作です。

    229ページ
    俳句獄中自然自己凝視
  2. 第7回(2007年) 俳句部門
    受賞作: 角川家の戦後

    角川春樹が自身の家と戦後の時間を俳句でたどる句集です。家族史、出版文化、戦後意識が重なり、個人の記憶が俳句の連なりとして立ち上がります。

    角川家の戦後は、角川春樹が句集として形にした受賞作です。

    223ページ
    俳句戦後家族史

作品

代表作

カエサルの地

1981年 句集(俳句)

初期の句集。大胆なイメージと民俗的モチーフを含む。

歴史神話自己投影

信長の首

1982年 句集(俳句)

第2句集。従来の俳壇に挑む挑発的な作風が注目された。

戦国史暴力性のイメージ古典参照

流され王

1983年 句集(俳句)

第3句集。民俗的伝統や神々への共感が顕著になる作品群。

民俗神々漂泊

全著作

  • わが心のヤマタイ国 古代船野性号の鎮魂歌
  • カエサルの地
  • 信長の首
  • 流され王
  • 海鼠の日
  • 角川家の戦後

翻案

  • 角川が製作・製作総指揮した多数の映画作品(犬神家の一族、人間の証明、野性の証明、戦国自衛隊など)

作家による翻訳

  • 『ラブ・ストーリィ』(エリック・シーガル原作、日本語版角川刊、翻訳名義:板倉章)

作品の翻訳

  • 主要句集の英訳・海外版は限定的(データ不明)

作風・主題

文体
映像的で力強いイメージ民俗・歴史的モチーフの導入自己投影と挑発的表現
頻出モチーフ
神々・民俗戦国時代のイメージ漂泊・海

評価・遺産

角川書店をエンタテインメント志向に転換し、角川映画や大規模なメディアミックス宣伝(いわゆる「角川商法」)を確立した。俳句の分野でも多くの句集を発表し、受賞歴を持つ一方、1990年代の逮捕や実刑判決により経歴に大きな影響を受けた。復帰後も出版・映画制作を続け、文化的影響は広範囲に及ぶ。

記念館・博物館

  • 尾道・足形みち(角川の足形展示) 広島県尾道市

関連学会

  • 尾道市立大学(客員教授)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作・句集等の所蔵)
  • KADOKAWAアーカイブ(社内資料)

大衆文化への影響

  • 角川商法(メディアミックス宣伝手法)が日本の出版・映画宣伝に与えた影響

引用

  • 生涯不良。何か文句あるか
    出典: インタビュー・公的発言(複数のメディアで紹介) (1976年)

豆知識

  • 結婚歴6回、離婚歴5回。
  • 1993年に麻薬取締法違反などで逮捕され、2000年に最高裁で懲役4年の実刑確定、2004年に仮出所。
  • 角川書店の2代目社長として角川映画の隆盛を築いた。
  • 俳句の分野でも多数の句集を刊行し、複数の文学賞を受賞している。
  • 尾道を第二の故郷と語り、尾道市立大学の客員教授を務めたことがある。