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第16回(1978年) 受賞受賞作: 山へいく牛
牛を愛する作者の体験に根ざし、牛の生態や感情、牛をめぐる人びとの暮らしを描く児童文学短編集。山村の生活の手触りと、子どもが動物に寄せるまなざしが重なる。
牛と人の暮らしを通して、山村の時間が静かに息づく。
214ページ動物と子ども山村生活命へのまなざし
川村 たかし
かわむら たかし
Kawamura Takashi
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1931-11-08 (奈良県五條市)
- 死没
- 2010-01-30 78歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 児童文学作家, 教員, 大学教授
- 活動期間
- 1960年〜2010年
- 所属
- 日本児童文芸家協会, 近畿児童文化協会
- 所属団体
- 日本児童文芸家協会(会長就任:1998年), 近畿児童文化協会
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 奈良学芸大学(現・奈良教育大学) | — | — | — | — | 日本 |
| 奈良県立五條高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 花岡大学(師事) | — | — | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1978 | 国際アンデルセン賞(優良作品賞) | 山へいく牛 | — | 国際児童図書評議会(IBBY)関連 | 受賞 |
| 1978 | 野間児童文芸賞 | 山へいく牛 | — | 野間文化財団 | 受賞 |
| 1980 | 路傍の石文学賞 | 山へ行く牛 / 北へ行く旅人たち(新十津川物語) | — | 路傍の石文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1981 | 日本児童文学者協会賞 | 昼と夜のあいだ 夜間高校生 | — | 日本児童文学者協会 | 受賞 |
| 1989 | 日本児童文学者協会賞 | 新十津川物語(全10巻) | — | 日本児童文学者協会 | 受賞 |
| 1989 | 産経児童出版文化賞(大賞) | 新十津川物語(全10巻) | — | 産経新聞社 | 受賞(大賞) |
| 1995 | 日本児童文芸家協会賞 | 天の太鼓 | — | 日本児童文芸家協会 | 受賞 |
| 2002 | 紫綬褒章 | — | — | 日本 | 受章 |
| 2010 | 名誉市民(五條市) | — | — | 五條市 | 称号授与 |
| 2010 | 叙従五位(追贈) | — | — | 日本 | 叙位(追贈) |
| 2010 | 旭日小綬章(追贈) | — | — | 日本 | 追贈 |
受賞・候補エディション
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第2回(1980年) 受賞受賞作: 山へ行く牛
川村たかしが、牛とともに生きる村の暮らしを子どもの視点から描いた児童文学である。山へ働きに出る母牛と子牛の別れ、家族の生活、動物への深い共感を重ね、農村の労働と命の感情を静かに浮かび上がらせる。
牛の涙を見つめる少女の心に、人と動物の別れの痛みがひとつにつながっていく。
214ページ農村の暮らし牛と人間別れ子どもの感受性命への共感
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第21回(1981年) 受賞受賞作: 昼と夜のあいだ
川村たかしによる受賞作。作品名と受賞文脈から、当時の創作活動を示す一作として扱われる。
昼と夜のあいだは、川村たかしの受賞歴を代表する作品の一つ。
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第29回(1989年) 受賞受賞作: 新十津川物語(全10巻)
北海道新十津川を舞台に、移住と開拓の歴史を家族と地域の時間として描く長編児童文学シリーズ。世代を越える苦難と希望を、子どもにも届く物語として積み重ねている。
開拓の土地に生きる人びとの時間が、世代を越えて語り継がれる。
北海道開拓家族史
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第36回(1989年) 大賞受賞作: 新十津川物語 全10巻
『新十津川物語 全10巻』は、川村たかしによる児童文学。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。
受賞作として読まれてきた『新十津川物語 全10巻』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。
受賞作児童文学記憶時代
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第19回(1995年) 受賞受賞作: 天の太鼓
『天の太鼓』は、対象となる文学賞で評価された作品で、題名が示す主題や人物、時代の手触りを軸に読ませる一作です。
『天の太鼓』は、受賞対象として記憶される作品の個性を備えています。
文学賞受賞作人間の営み時代と社会
作品
代表作
山へいく牛
1977年 児童文学自然や人々の暮らしを背景に、牧畜や郷土の情感を描いた児童向け作品。
北へ行く旅人たち(新十津川物語シリーズ第1巻)
1977年 児童・YA小説新十津川に移住した人々や旅をする人々を描く長編シリーズの第1巻。シリーズは全10巻に及ぶ。
- [テレビドラマ] 新十津川物語(テレビドラマ化) (1980)
昼と夜のあいだ 夜間高校生
1980年 短編集・児童文学夜間高校に通う生徒たちの生活と葛藤を描いた短編集。
天の太鼓
1994年 児童文学自然や伝承を題材にした作品。1995年に日本児童文芸家協会賞を受賞。
全著作
- 川にたつ城 (1968)
- 最後のクジラ舟 (1969)
- 山へいく牛 (1977)
- 北へ行く旅人たち(新十津川物語1) (1977)
- 新十津川物語(全10巻) (1977–1988)
- 昼と夜のあいだ 夜間高校生 (1980)
- 天の太鼓 (1994)
翻案
- NHKによるテレビドラマ化(新十津川物語、主演:斉藤由貴)
作家による翻訳
- アザラシのカール 北海へ帰る(ブルクハルト・バルトス作品の翻訳) 1991
作風・主題
- 文体
- 叙情的民話的な語り口現実と幻想の混在
- 頻出モチーフ
- 自然と動物旅と移住共同体と絆
健康
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敗血症2010年1月(訃報時)敗血症により2010年1月30日に死去。
評価・遺産
子どもと地域を主題にした多作の児童文学作家として評価される。『新十津川物語』シリーズや教育現場での活動、協会での要職などを通じて児童文学界に影響を与えた。
関連学会
- 日本児童文芸家協会
大衆文化への影響
- 毎日新聞への寄稿などを通じて「もう一つの甲子園」という言葉を広めた
- NHKのテレビドラマ化で広く作品が知られるようになった
豆知識
- 本名は川村隆。
- 奈良県五條市出身。
- 奈良県立五條高等学校の定時制教諭時代に野球部監督を務め、全国大会出場経験がある。
- 1998年に日本児童文芸家協会第3代会長に就任。
- 2002年に紫綬褒章受章、2010年に名誉市民称号(五條市)を受賞。