日本の文学賞

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北原 亞以子

きたはら あいこ

Kitahara Aiko

ペンネーム: 北原 亞以子筆名(本名:高野美枝)

プロフィール

性別
女性
生誕
1938-01-20 (東京府東京市芝区(現・東京都港区))
死没
2013-03-12 (東京都内の病院(東京都)) 75歳
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都(出生地・主な活動拠点)

経歴

職業
小説家
活動期間
1969年〜2013年
所属
小説新潮長編小説新人賞 選考委員(1998–2003), 山本周五郎賞 選考委員(2000–2003), さきがけ文学賞 選考委員(2000–2012), 中山義秀文学賞 選考委員(2003–2007)

学歴

千葉県立千葉第二高等学校
国: 日本

受賞歴

新潮新人賞
1969
対象作品: ママは知らなかったのよ
主催: 新潮社
結果: Winner
小説現代新人賞(佳作)
1969
対象作品: 粉雪舞う
主催: 小説現代
結果: Honorable Mention
泉鏡花文学賞
1989
対象作品: 深川澪通り木戸番小屋
主催: 泉鏡花文学賞選考委員会
結果: Winner
直木三十五賞
1993
対象作品: 恋忘れ草
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: Winner
女流文学賞
1997
対象作品: 江戸風狂伝
主催: 女流文学賞選考委員会
結果: Winner
吉川英治文学賞
2005
対象作品: 夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋
主催: 吉川英治文学賞選考委員会
結果: Winner
歴史時代作家クラブ賞(特別功労賞)
2013
主催: 歴史時代作家クラブ
結果: Special Merit Award

受賞・候補エディション

泉鏡花文学賞 1回登壇
  1. 江戸深川を舞台に、木戸番小屋を訪れる人びとの事情と情を描く時代小説連作。市井の暮らしの温かさと、過去を背負う人びとの切なさが穏やかに重なる。

    深川の小さな木戸番小屋に、人びとの過去と情が集まる。

    250ページ
    江戸市井人情
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: 恋忘れ草

    『恋忘れ草』は、北原亞以子によるリブリオ出版から刊行された作品で、直木三十五賞で評価された。題名が示す対象を軸に、著者の関心と時代背景を読ませる一作である。

    『恋忘れ草』は、直木三十五賞で選ばれた北原亞以子の作品である。

    241ページ
    受賞作直木三十五日本文学
女流文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 江戸風狂伝

    北原亞以子『江戸風狂伝』は、女流文学賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

    『江戸風狂伝』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

    235ページ
    人生記憶時代
  1. 深川の木戸番小屋に集う人々の事情を、温かなまなざしで描く時代小説集。過去を抱えた夫婦のもとへ訪れる男女の姿を通して、人情と再生の時間を丁寧に描いています。

    夜の明けるまでは、北原亞以子の作品世界を端的に伝える一作です。

    241ページ
    時代小説深川人情再生

作品

代表作

深川澪通り木戸番小屋

1989年 時代小説

江戸(深川)を舞台にした人情時代小説のシリーズの第一作。庶民の生活と人情を細やかに描く。

人情江戸日常生活人間模様
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] とおりゃんせ〜深川人情澪通り (1995)
  • [漫画] 深川澪通り木戸番小屋(漫画) / あおきてつお (2004)

恋忘れ草

1993年 時代小説

恋愛と人情を主題にした時代小説。北原の作品の中で直木賞受賞作として知られる。

恋愛人情江戸
映像化・舞台化
  • [漫画] 恋忘れ草(漫画) / 村野守美 (1996)

慶次郎縁側日記(シリーズ)

1998年 時代小説

高齢の主人公・慶次郎を中心に縁側で交わされる人々の交流と人情を描く連作シリーズ。NHKで高橋英樹主演によりテレビ化された。

縁側コミュニティ人情老いと記憶
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] 慶次郎縁側日記(NHKドラマ) (2004)

ママは知らなかったのよ

1969年 現代小説

同人誌掲載の処女作。新潮新人賞受賞作だが、著者の代表作群とは異なり現代小説である。

家族女性の視点戦後社会

全著作

  • ママは知らなかったのよ
  • 粉雪舞う
  • 深川澪通り木戸番小屋
  • 深川澪通り灯ともし頃
  • 新地橋 深川澪通り木戸番小屋
  • 夜の明けるまで 深川澪通り木戸番小屋
  • 澪つくし 深川澪通り木戸番小屋
  • たからもの 深川澪通り木戸番小屋
  • 傷 慶次郎縁側日記
  • 再会 慶次郎縁側日記
  • おひで 慶次郎縁側日記
  • 峠 慶次郎縁側日記
  • 蜩 慶次郎縁側日記
  • 隅田川 慶次郎縁側日記
  • 脇役 慶次郎覚書
  • やさしい男 慶次郎縁側日記
  • 赤まんま 慶次郎縁側日記
  • 夢のなか 慶次郎縁側日記
  • ほたる 慶次郎縁側日記
  • 月明かり 慶次郎縁側日記
  • 白雨 慶次郎縁側日記
  • 似たものどうし 慶次郎縁側日記傑作選
  • あした 慶次郎縁側日記
  • 祭りの日 慶次郎縁側日記
  • 雨の底 慶次郎縁側日記
  • 乗合船 慶次郎縁側日記
  • 小説春日局
  • 歳三からの伝言
  • 降りしきる
  • 花冷え
  • まんがら茂平次
  • その夜の雪
  • 暗闇から 土方歳三異聞
  • 昨日の恋 爽太捕物帖
  • 東京駅物語
  • 風よ聞け 雲の巻
  • 贋作天保六花撰
  • 雪の夜のあと
  • 江戸風狂伝
  • 消えた人達
  • 埋もれ火
  • 北原亞以子集
  • 妖恋 日本民話抄
  • 妻恋坂
  • 誘惑
  • あんちゃん
  • ぎやまん物語
  • 恋情の果て
  • 春遠からじ
  • 化土記
  • 銀座の職人さん
  • 鬼平が「うまい」と言った江戸の味
  • お茶をのみながら
  • 父の戦地

翻案

  • NHKテレビドラマ化:『とおりゃんせ〜深川人情澪通り』(1995–1996)
  • NHKテレビドラマ化:『慶次郎縁側日記』(2004–2006 シリーズ)
  • 漫画化:『恋忘れ草』(作画:村野守美)、『深川澪通り木戸番小屋』(作画:あおきてつお)

作風・主題

文体
人情を重視した語り口丁寧な時代考証と風俗描写平易で読みやすい文体
頻出モチーフ
縁側や長屋など日常の場面江戸・深川の風俗と職人文化家族・隣人関係の機微老いと回想

健康

  • 心臓病(心筋梗塞を含む)
    2011–2013
    2011年に心臓病で入院・手術を受け、その後健康状態が悪化。2013年に心筋梗塞で死去。

評価・遺産

北原亞以子は、現代日本の時代小説を代表する女性作家の一人として評価される。庶民や江戸風俗に寄り添う人情味あふれる作風で人気を博し、複数の文学賞を受賞、NHKなどでの映像化もなされた。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(典拠データ)
  • 新潮社 著者ページ

大衆文化への影響

  • NHKによるテレビドラマ化(とおりゃんせ、慶次郎縁側日記など)

豆知識

  • 本名は高野美枝(たかの よしえ)。
  • 処女作『ママは知らなかったのよ』で第1回新潮新人賞を受賞(1969年)。
  • 40歳で広告制作の仕事に就き、以後時代小説へ本格的に転向した。
  • 『慶次郎縁側日記』シリーズはNHKで高橋英樹主演によりテレビ化された。
  • 2011年に心臓病で入院・手術を受け、2013年に心筋梗塞で75歳で死去した。