日本の文学賞

← ホームに戻る

三浦しをん

みうら しをん

Miura Shion

ペンネーム: 三浦しをん本名と同じ筆名

プロフィール

性別
女性
生誕
1976-09-23 (東京都)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
東京都(出身) → 町田市(アルバイト勤務)

経歴

職業
小説家, 随筆家
活動期間
2000年〜
所属
ボイルドエッグズ(旧マネジメント), 高原書店(アルバイト), フリーランス作家
所属団体
Cobalt短編小説賞 選考委員(2004年〜), 太宰治賞 選考委員(2008年〜), 手塚治虫文化賞 選考委員(2009年〜), R-18文学賞 選考委員(2012年〜), 直木賞 選考委員(2020年〜)
影響を受けた人物
村上春樹, 泉鏡花, 坂口安吾, 丸山健二
ノミネート
山本周五郎賞 候補(2005年), 直木賞 候補(2005年)

学歴

横浜雙葉中学校・高等学校
期間: 〜1995年
卒業年: 1995
国: 日本
早稲田大学第一文学部
第一文学部 / 演劇専修
学位: 文学士
期間: 1995-1999
卒業年: 1999
国: 日本
在学中に執筆を開始

受賞歴

直木賞
2006
対象作品: まほろ駅前多田便利軒
主催: 直木賞選考委員会
結果: 受賞
本屋大賞
2012
対象作品: 舟を編む
主催: 本屋大賞実行委員会
結果: 受賞
織田作之助賞
2015
対象作品: あの家に暮らす四人の女
主催: 織田作之助賞選考委員会
結果: 受賞
島清恋愛文学賞
2018
対象作品: ののはな通信
主催: 島清恋愛文学賞実行委員会
結果: 受賞
河合隼雄物語賞
2019
対象作品: ののはな通信
主催: 河合隼雄物語賞選考委員会
結果: 受賞
日本植物学会賞(特別賞)
2019
対象作品: 愛なき世界
部門: 特別賞
主催: 日本植物学会
結果: 受賞
Osaka Book One Project(選定)
2014
対象作品: 仏果を得ず
主催: Osaka Book One Project
結果: 選定作
ネイルオブザイヤー
2024
主催: ネイルオブザイヤー実行委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. ひとりの男性をめぐり、複数の語り手がそれぞれの記憶と感情を差し出す連作小説。語られるたびに人物像が変わり、愛と理解の不確かさが浮かぶ。

    語り手が変わるたび、彼の姿も愛の意味も揺らいでいく。

    304ページ
    連作小説恋愛語り記憶人物像
  2. 受賞作: ののはな通信

    横浜の女子校で出会った野々原茜とのの、牧田はなの長い関係を、手紙を通じて描く大河的恋愛小説。友情、恋、別離、再会が時代の変化とともに重なる。

    二人の少女の手紙が、甘美で残酷な歳月をつないでいく。

    456ページ
    恋愛書簡体友情女性同士の関係歳月
直木三十五賞 1回登壇
  1. 受賞作: まほろ駅前多田便利軒

    『まほろ駅前多田便利軒』は、架空の町まほろ市で便利屋を営む多田と、同級生の行天が奇妙な依頼に巻き込まれていく連作長編です。軽妙な会話の奥に、孤独、家族、再生の感情が流れます。

    駅前の便利屋に舞い込む依頼が、二人の過去と町の痛みに触れていく。

    便利屋友情家族再生
本屋大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 舟を編む

    『舟を編む』は、三浦しをんの受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。

    受賞記録と公開書誌を手がかりに、『舟を編む』の書籍情報を整理する。

    受賞作書誌調査現代文学
  1. 受賞作: あの家に暮らす四人の女

    『あの家に暮らす四人の女』は三浦しをんによる大賞作です。受賞データと書誌確認先をもとに、作品名・著者名・出版状況を確認しました。

    受賞歴と書誌確認を通じて読む『あの家に暮らす四人の女』。

    受賞作書誌確認人物と社会

作品

代表作

まほろ駅前多田便利軒

2006年 小説(シリーズ) 320ページ

便利屋『多田便利軒』を舞台に、日常の中で交差する登場人物たちの人間模様を温かくユーモラスに描く作品群の中心作。

友情日常生活仕事
映像化・舞台化
  • [映画] まほろ駅前多田便利軒 / 大森立嗣 (2011)
  • [テレビドラマ] まほろ駅前番外地(テレビドラマ) (2013)
翻訳
  • 英訳例: Mahoro Station Tada Benriken(非公式)

風が強く吹いている

2006年 スポーツ小説(青春) 336ページ

大学生たちが箱根駅伝出場を目指して走る姿を描く青春群像。個々の挫折と成長、チームとしての絆が主題。

チームワーク挑戦成長
映像化・舞台化
  • [映画] 風が強く吹いている / 大森寿美男 (2009)
  • [テレビアニメ] 風が強く吹いている(アニメ) (2018)
翻訳
  • 英訳例: Run with the Wind(非公式)

舟を編む

2011年 企業小説・辞書制作小説 336ページ

辞書の編纂に携わる編集者や辞書編集室の人々の仕事と人間関係を繊細に描いた物語。

言葉辞書編集職業倫理
映像化・舞台化
  • [映画] 舟を編む / 石井裕也 (2013)
  • [テレビアニメ] 舟を編む(アニメ) (2016)
翻訳
  • 英語題: The Great Passage(邦題直訳)

ののはな通信

2018年 短編集 256ページ

植物や日常の観察を軸に、人間関係や家族の機微を描く短編集。受賞歴もある評価作。

自然家族観察

愛なき世界

2018年 小説 320ページ

植物学専攻の大学院生を主人公に、研究や人間関係を繊細に描いた作品。日本植物学会の賞を受賞。

科学研究孤独

あの家に暮らす四人の女

2015年 小説 288ページ

同じ家に暮らす四人の女性の生活と秘密を描く群像劇。2015年に織田作之助賞を受賞。

共同生活女性秘密
映像化・舞台化
  • [テレビドラマ] あの家に暮らす四人の女(テレビドラマ) (2019)

全著作

  • 格闘する者に○
  • 月魚
  • 白蛇島
  • 秘密の花園
  • ロマンス小説の七日間
  • 私が語りはじめた彼は
  • むかしのはなし
  • まほろ駅前多田便利軒
  • 風が強く吹いている
  • きみはポラリス
  • 仏果を得ず
  • 星間商事株式会社社史編纂室
  • 天国旅行
  • 木暮荘物語
  • 舟を編む
  • 政と源
  • あの家に暮らす四人の女
  • ののはな通信
  • 愛なき世界
  • エレジーは流れない
  • 墨のゆらめき

翻案

  • まほろ駅前多田便利軒 — 映画(2011)・テレビドラマ(2013)
  • 舟を編む — 映画(2013)・テレビアニメ(2016)
  • 風が強く吹いている — 映画(2009)・テレビアニメ(2018)・舞台
  • 神去なあなあ日常 — 映画『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』(2014)
  • 光 — 映画化(2017)

作品の翻訳

  • 舟を編む — The Great Passage(英語タイトル)
  • 風が強く吹いている — Run with the Wind(英語タイトル)
  • まほろ駅前多田便利軒 — Mahoro Station (英語表記例)

作風・主題

文体
ユーモアと哀感が同居する語り口会話中心で人物の細やかな心理を描く職業や日常の細部を緻密に描写する実証的な筆致
頻出モチーフ
家族と家庭内の関係性仕事や職務に真摯に取り組む人物生活の裏に潜む哀しみや不穏な影

評価・遺産

現代日本文学を代表する作家の一人。直木賞・本屋大賞など主要な文学賞受賞や多くの映像化例があり、広い読者層とメディアでの存在感を持つ。

関連学会

  • 日本植物学会(受賞対象団体)

大衆文化への影響

  • 作品の映画・テレビ・アニメ化(『まほろ駅前多田便利軒』『舟を編む』『風が強く吹いている』等)
  • スタジオジブリ作品のキャッチコピー制作参加(『思い出のマーニー』のキャッチコピーを手がけた)

豆知識

  • 名前の由来は庭に咲いていた紫苑(シオン)の花にちなんでいる。
  • 『思い出のマーニー』のキャッチコピーを手がけたことがある。
  • 少女漫画やボーイズラブに詳しく、自身でその嗜好を公言している。
  • 父親は千葉大学名誉教授の三浦佑之(上代・伝承文学研究者)である。
  • 29歳で直木賞を受賞(20代での直木賞受賞者のひとり)