日本の文学賞

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島清恋愛文学賞 しまきよれんあいぶんがくしょう

第11回(2004年)

恋愛小説

受賞者

4名
井上荒野 いのうえ あらの 受賞

漂うように生きる青年・潤一と、年齢も立場も異なる女性たちの関係を連作的に描く恋愛小説。ひとりの男の輪郭が、女性たちの語りから浮かび上がる。

潤一という男の姿が、女たちの時間のなかに浮かぶ。

244ページ
恋愛小説連作女性記憶関係性
唯川恵 ゆいかわ めぐみ 候補

結婚七年目の夫婦が、平穏な生活の不足感と別居をきっかけに、恋愛と結婚の意味を問い直す長編。離れることで見えてくる夫婦の距離を描く。

夫婦であることと恋をすることの間で、ふたりの心が揺れる。

512ページ
恋愛結婚夫婦別居日常
辻仁成 つじ ひとなり 候補

感覚や感情を失っていく病を抱える女性と、彼女をめぐる愛の時間を描く長編。喪失へ向かう身体と、いま愛することの切実さが重なる。

失われていく感覚のなかで、愛の現在だけが強く光る。

344ページ
恋愛喪失フランス現在
三浦しをん みうら しをん 候補

ひとりの男性をめぐり、複数の語り手がそれぞれの記憶と感情を差し出す連作小説。語られるたびに人物像が変わり、愛と理解の不確かさが浮かぶ。

語り手が変わるたび、彼の姿も愛の意味も揺らいでいく。

304ページ
連作小説恋愛語り記憶人物像