日本の文学賞

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佐藤 究

さとう きわむ

Sato Kiwamu

別名: 佐藤 憲胤
ペンネーム: 佐藤 憲胤初期の筆名。単行本を2冊刊行した際に使用。, 犬胤 究『QJKJQ』応募時などに用いた別筆名。

プロフィール

性別
男性
生誕
1977-09-13 (福岡県福岡市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福岡市(出生地)

経歴

職業
小説家
活動期間
2004年〜
影響を受けた人物
コーマック・マッカーシー, 河村悟
ノミネート
第71回日本推理作家協会賞(長編部門)候補, 第72回日本推理作家協会賞(短編部門)候補

学歴

福岡大学附属大濠高等学校
国: 日本

受賞歴

群像新人文学賞
2004
対象作品: サージウスの死神
部門: 優秀作
主催: 群像編集部(講談社)
結果: 受賞
江戸川乱歩賞
2016
対象作品: QJKJQ
主催: 江戸川乱歩賞選考委員会
結果: 受賞
大藪春彦賞
2018
対象作品: Ank: a mirroring ape
主催: 大藪春彦賞選考委員会
結果: 受賞
吉川英治文学新人賞
2018
対象作品: Ank: a mirroring ape
主催: 吉川英治文学新人賞選考委員会
結果: 受賞
山本周五郎賞
2021
対象作品: テスカトリポカ
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: 受賞
直木三十五賞
2021
対象作品: テスカトリポカ
主催: 直木三十五賞選考委員会
結果: 受賞
柴田錬三郎賞
2024
対象作品: 幽玄F
主催: 柴田錬三郎賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 京都の霊長類研究施設で起きる不可解な暴動を起点に、人類と類人猿、模倣と暴力の境界を問う SF サスペンス。災厄の発端を一頭のチンパンジーに置き、科学と恐怖を結びつける。

    一頭のチンパンジーが、人類の理性と暴力の境界を揺さぶる。

    475ページ
    SF霊長類京都暴動進化
直木三十五賞 1回登壇
  1. 「テスカトリポカ」は、麻薬カルテル、臓器売買、家族の断絶が交錯する大きな犯罪小説。暴力の連鎖と救済不能な世界観が強く残る。

    暴力と搾取が、国境をまたいで連鎖していく。

    560ページ
    犯罪小説カルテル臓器売買家族直木賞山本周五郎賞
山本周五郎賞 1回登壇
  1. 麻薬カルテル、臓器売買、家族の断絶が交錯する大きな犯罪小説。暴力の連鎖と救済不能な世界観が強く残る。

    暴力と搾取が、国境をまたいで連鎖していく。

    560ページ
    犯罪小説カルテル臓器売買家族暴力

作品

代表作

サージウスの死神

2005年 純文学

デビュー作に当たる作品。『群像』掲載を経て単行本化された短・中編を含み、死や暴力を主題にした初期の代表作。

暴力孤独

ソードリッカー

2009年 純文学

初期の長編的作品。群像掲載の短編などを併録した単行本として刊行。

暴力幻視アイデンティティ

QJKJQ

2016年 推理小説

江戸川乱歩賞受賞作。ゾンビ的要素を取り入れた異色のミステリ作品で評価を受けた。

ミステリ超常暴力

Ank: a mirroring ape

2017年 純文学/推理

暴力と寓話性を併せ持つ長編。2018年に大藪春彦賞と吉川英治文学新人賞を受賞した。

暴力寓話化物語と現実の交錯

ツォンパントリ

2020年 SF

河出書房新社のアンソロジー収録短編。中国や革命的モチーフを扱うSF的短篇。

SF歴史の転回権力

テスカトリポカ

2021年 純文学/歴史的寓話

古代アステカの神話をモチーフに、現代社会の暴力と資本主義を交錯させた長編。第34回山本周五郎賞と第165回直木三十五賞をW受賞した作品。

古代文明供犠暴力資本主義

爆発物処理班の遭遇したスピン

2022年 短編集/ミステリ

複数の短編を収めた作品集。犯罪や恐怖、社会断片を描く短篇群を収録している。

短編犯罪恐怖

幽玄F

2023年 純文学/歴史小説的要素

『文藝』に初出した長編。三島由紀夫をめぐるテーマなどを扱い、2024年に柴田錬三郎賞を受賞した。

美と死歴史作家論

トライロバレット

2024年 短編/作品集

講談社文庫で刊行された文庫化作品。短編中心のコレクション。

短編暴力寓話

全著作

  • サージウスの死神
  • ソードリッカー
  • QJKJQ
  • Ank: a mirroring ape
  • ツォンパントリ
  • テスカトリポカ
  • 爆発物処理班の遭遇したスピン
  • 幽玄F
  • トライロバレット

作風・主題

文体
硬質で無駄を削いだ文体寓話的・比喩的な描写精緻な暴力描写
頻出モチーフ
死と暴力分身・二重性供犠と神話夢と現実の錯綜

評価・遺産

21世紀の日本文学において、純文学とミステリの境界を横断する作家として評価される。古代神話や暴力表現を通じて現代社会の暗部を描き、複数の主要文学賞を受賞している。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作・典拠の所在)

引用

  • 物語とは、敗れた者たちのためにあるんだ。
    出典: スポーツ報知(受賞インタビュー) (2021年)
  • 人間は「生贄」を選びたがる。それは五輪でも。
    出典: 文藝・受賞関連の発言(報道) (2021年)

豆知識

  • 旧筆名は佐藤憲胤(さとう のりかず)。
  • 1977年9月13日生まれ、福岡市出身。
  • デビュー作『サージウスの死神』は第47回群像新人文学賞優秀作に選出。
  • 趣味はフィギュアやプラモデルの組み立て、プロレス観戦。