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第13回(1973年) 受賞受賞作: 空の果てまで
『空の果てまで』は、高橋たか子による文学作品。1973年の受賞作として、題材を絞り込んだ表現と、人物や土地、時代の手触りを読者に残す構成が評価された。
空の果てまでは、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。
306ページ人間心理時代性土地
高橋たか子
たかはし たかこ
Takahashi Takako
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1932-03-02 (京都府京都市下京区)
- 死没
- 2013-07-12 (神奈川県茅ヶ崎市) 81歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 宗教
- カトリック(ローマ・カトリック) 1975年受洗
- 居住地歴
- 京都府京都市下京区(出生) → 大阪府布施市(吉松蔦崎町)/現:東大阪市 → 大阪府吹田市(垂水) → 神奈川県鎌倉市二階堂 → フランス・パリ(隠修者として滞在) → 神奈川県茅ヶ崎市(晩年・死没地)
経歴
- 職業
- 小説家, 翻訳家, エッセイスト, 修道者(元)
- 活動期間
- 1971年〜2013年
- 影響を受けた人物
- 高橋和巳, 遠藤周作
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 京都大学文学部 | 文学部 | フランス文学科 | 学士(文学) | 1950-1954 | 日本 |
| 京都大学大学院文学研究科 | 文学研究科 | フランス文学専攻 | 修士(文学) | 1954-1958 | 日本 |
京都大学文学部
文学部
/ フランス文学科
学位:
学士(文学)
期間:
1950-1954
卒業年:
1954
国:
日本
在学中に高橋和巳と知り合い、卒業後結婚
京都大学大学院文学研究科
文学研究科
/ フランス文学専攻
学位:
修士(文学)
期間:
1954-1958
卒業年:
1958
国:
日本
修士取得
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1973 | 田村俊子賞 | 空の果てまで | — | 田村俊子賞選考委員会 | 受賞 |
| 1976 | 泉鏡花文学賞 | 誘惑者 | — | 泉鏡花文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1977 | 女流文学賞 | ロンリー・ウーマン | — | 女流文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1985 | 川端康成文学賞 | — | — | 川端康成文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1986 | 読売文学賞 | 怒りの子 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 2004 | 毎日芸術賞 | きれいな人 | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
田村俊子賞
1973
対象作品:
空の果てまで
主催:
田村俊子賞選考委員会
結果:
受賞
泉鏡花文学賞
1976
対象作品:
誘惑者
主催:
泉鏡花文学賞選考委員会
結果:
受賞
女流文学賞
1977
対象作品:
ロンリー・ウーマン
主催:
女流文学賞選考委員会
結果:
受賞
川端康成文学賞
1985
主催:
川端康成文学賞選考委員会
結果:
受賞
読売文学賞
1986
対象作品:
怒りの子
主催:
読売新聞社
結果:
受賞
毎日芸術賞
2004
対象作品:
きれいな人
主催:
毎日新聞社
結果:
受賞
受賞・候補エディション
田村俊子賞
1回登壇
泉鏡花文学賞
1回登壇
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第4回(1976年) 受賞受賞作: 誘惑者
『誘惑者』は高橋たか子による長編小説。泉鏡花文学賞受賞作として、作者の表現を同時代の読者に示した作品である。
泉鏡花文学賞受賞作に位置づけられる長編小説。
375ページ長編小説受賞作一九七〇年代文学
女流文学賞
1回登壇
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第16回(1977年) 受賞受賞作: ロンリー・ウーマン
高橋たか子の小説作品。孤独な女性の内面を、現実と幻想、理性と狂気の境界が揺らぐ場所で描く。
孤独は、女の内側で現実の輪郭をゆっくり変えていく。
女性の孤独内面狂気幻想
読売文学賞
1回登壇
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第37回(1985年) 受賞受賞作: 怒りの子
怒りを抱えて生きる存在を通じ、人間の罪責感、信仰、孤独を掘り下げる小説。精神の奥にある激しさを、抑制された文体で描き出す。
『怒りの子』は、高橋たか子の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。
小説怒り信仰孤独
川端康成文学賞
1回登壇
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第12回(1985年) 受賞受賞作: 恋う
『恋う』は高橋たか子による短編小説で、1985年の受賞作として記録されている。愛と執着、信仰や内面の深部に触れる感情を、緊密な文体で掘り下げた短編。
短編小説としての輪郭を、受賞記録と書誌情報からたどる作品。
受賞作品短編小説1985年
作品
代表作
彼方の水音
1971年 小説デビュー作。複数の短編・小説を収めた作品。
孤独女性心理記憶
空の果てまで
1973年 小説愛憎の深層心理を描いた長編。田村俊子賞受賞作。
愛憎心理描写人間関係
誘惑者
1976年 小説三原山での女子大学生の投身自殺を題材に、愛と絶望をめぐる心理を描く長編。泉鏡花文学賞受賞作。
自殺愛憎女性の孤独
映像化・舞台化
- [ラジオドラマ] 誘惑者(板谷全子脚色) (2017)
ロンリー・ウーマン
1977年 小説女性の孤独と内面を静かに描いた作品。女流文学賞受賞。
孤独女性内面
翻訳
- ロンリー・ウーマン
怒りの子
1985年 小説激しい感情と家族の影を描いた作品。読売文学賞受賞。
怒り家族心理
きれいな人
2003年 小説晩年の代表作の一つ。毎日芸術賞受賞。
老い美しさ記憶
全著作
- 彼方の水音
- 双面
- 骨の城
- 空の果てまで
- 共生空間
- 失なわれた絵
- 没落風景
- 華やぐ日
- 魂の犬
- 誘惑者
- 高橋和巳の思い出
- ロンリー・ウーマン
- 天の湖
- 怒りの子
- きれいな人
- 終りの日々
翻案
- 『誘惑者』ラジオドラマ化(板谷全子脚色、2017)
作家による翻訳
- ピエール・ドマルニュ『ギリシア美術の誕生』共訳(村田数之亮共訳)、新潮社、1966年
- エドモンド・シャルル=ルー『忘却のパレルモ』、新潮社、1967年
- アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ『大理石』共訳(澁澤龍彦共訳)、人文書院、1971年
- ジュリアン・グリーン『ヴァルーナ』翻訳、人文書院、1979年
作品の翻訳
- ロンリー・ウーマン
作風・主題
- 文体
- 静謐で緻密な心理描写観想的・宗教的な語り女性の内面に焦点を当てる文体
- 頻出モチーフ
- 孤独愛憎宗教的救済記憶と喪失
健康
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心不全20132013年に心不全により死去
評価・遺産
高橋たか子は、愛憎を越えた不可解な心理の深層を描く作風で知られ、戦後日本の女性文学に重要な足跡を残した。後年はカトリックの観想生活を体験し、宗教的主題を含む作品群も評価された。著作権は日本近代文学館に遺贈された。
記念館・博物館
- 日本近代文学館
資料所蔵先
- 日本近代文学館(著作権・資料寄贈先)
大衆文化への影響
- 『誘惑者』のラジオドラマ化(2017)等、作品は再刊やメディア化で再評価されている。
引用
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和巳は家では「自閉症の狂人」だった。
出典: 『高橋和巳の思い出』 (1977年)
豆知識
- ピアニストの高橋多佳子とは別人である。
- 1975年にカトリックに入信し、1980年代にパリで修道生活を送った後還俗して帰国した。
- 夫は作家の高橋和巳で、両名の著作権は日本近代文学館に遺贈された。