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受賞作: 過越しの祭
ユダヤ系アメリカ人の夫を持つ女性が、夫の一族と再会し、血族の儀式に向き合う中で異文化の家族関係と自分の孤独を見つめる小説です。移民、結婚、障害のある子を抱える家庭の重さが交差します。
異文化の家族儀礼を前に、自由を求めた女性の孤独と葛藤が浮かび上がります。
168ページ異文化結婚家族移民孤独
米谷 ふみ子
こめたに ふみこ
Kometani Fumiko
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1930-11-15 (大阪市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語, 英語
- 居住地歴
- 大阪市 → ロサンゼルス近郊パシフィック・パリセイズ → ニューハンプシャー州マクダウェル・コロニー → ニューヨーク市
経歴
- 職業
- 作家, 画家, 翻訳家, 随筆家
- 活動期間
- 1957年〜
- 影響を受けた人物
- ジョシュ・グリーンフェルド
- 影響を与えた人物
- カール・タロウ・グリーンフェルド
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪府立夕陽丘高等女学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 大阪女子大学(現・大阪府立大学) | 文学部 | 国文科 | 学士 | — | 日本 |
大阪府立夕陽丘高等女学校
国:
日本
大阪女子大学(現・大阪府立大学)
文学部
/ 国文科
学位:
学士
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1985 | 文學界新人賞 | 遠来の客 | — | 文學界 | winner |
| 1985 | 新潮新人賞 | 過越しの祭 | — | 新潮社 | winner |
| 1986 | 芥川賞 | 過越しの祭 | — | — | winner |
| 1998 | 女流文学賞 | ファミリー・ビジネス | — | — | winner |
文學界新人賞
1985
対象作品:
遠来の客
主催:
文學界
結果:
winner
新潮新人賞
1985
対象作品:
過越しの祭
主催:
新潮社
結果:
winner
芥川賞
1986
対象作品:
過越しの祭
結果:
winner
女流文学賞
1998
対象作品:
ファミリー・ビジネス
結果:
winner
受賞・候補エディション
芥川龍之介賞
1回登壇
文學界新人賞
1回登壇
-
第60回(1985年) 受賞受賞作: 遠来の客
ユダヤ系アメリカ人の作家と結婚した道子の家庭を軸に、家族の事情と文化のずれが静かな圧力として立ち上がる短編。『過越しの祭』に収録され、1985年の文学界新人賞受賞作として位置づけられる。
遠い土地で暮らす家族の一日を通して、文化と血のつながりの距離がじわりと見えてくる。
198ページ家族異文化母親アメリカ生活アイデンティティ
新潮新人賞
1回登壇
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第17回(1985年) 受賞受賞作: 過越しの祭り
南カリフォルニアで暮らす女性が、13年ぶりのニューヨーク滞在を通して家族との距離を見つめる受賞作。
家族の距離と文化のずれが、静かに積み重なっていく。
家族異文化母親の視点
女流文学賞
1回登壇
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第37回(1998年) 受賞受賞作: ファミリー・ビジネス
『ファミリー・ビジネス』は、米谷 ふみ子の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。
『ファミリー・ビジネス』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。
209ページ受賞作人物の変化時代と社会
作品
代表作
過越しの祭
1985年 小説家族と異文化を主題に描かれた作品で、作者の文筆家としての評価を高めた長編。
家族異文化交流アイデンティティ
遠来の客
1985年 短編文學界新人賞を受賞した短編。来訪者を通して日常の断面と家族を描く。
家族日常他者
風転草(タンブルウィード)
1986年 小説・短編集アメリカ滞在の経験を背景にした作品群で、異郷での孤独や文化摩擦を描く。
在外経験孤独文化摩擦
ファミリー・ビジネス
1998年 小説家族関係と世代間の軋轢をユーモアと鋭い観察で描いた作品。女流文学賞受賞作。
家族世代間葛藤ユーモア
ちょっと聴いてください アメリカよ、日本よ
1993年 随筆アメリカと日本の文化差や日常をユーモラスに綴ったエッセイ集。
異文化比較ユーモア観察
ロサンゼルスの愛すべきダンス仲間
2013年 随筆・画文集文と絵で綴る短めの随筆集。ロサンゼルスでの人々や体験が題材。
在外生活共同体芸術
全著作
- 過越しの祭
- 風転草(タンブルウィード)
- 海の彼方の空遠く Tales of inter marriage
- マダム・キャタピラー(毛虫夫人)のわめき
- プロフェッサー・ディア
- ちょっと聴いてください アメリカよ、日本よ
- 0(ゼロ)線に向かって
- 老いるには覚悟がいる
- ファミリー・ビジネス
- けったいなアメリカ人
- なんや、これ? アメリカと日本
- サンデー・ドライブ
- なんもかもわやですわ、アメリカはん
- ええ加減にしなはれ! アメリカはん
- 年寄りはだまっとれ!?
- だから、言ったでしょっ! 核保有国で原爆イベントを続けて
- ロサンゼルスの愛すべきダンス仲間
作家による翻訳
- わが子ノア 自閉症児を育てた父の手記(訳)
- ノアの場所 自閉症児に安住の地はあるか(訳)
- 依頼人ノア 思春期を迎えた自閉症児(訳)
作風・主題
- 文体
- 簡潔で観察的な文体ユーモアと皮肉を交えた語り
- 頻出モチーフ
- 家族異文化体験在外日本人の孤独障害と介護
評価・遺産
在米体験と家族を軸にした作品群で知られる作家・画家。1985年に新人賞を二つ同時受賞し、1986年には芥川賞を受賞するなど文学的評価を確立した。反戦・反核運動への参加や自閉症に関する翻訳・発言も評価されている。
大衆文化への影響
- 反戦・反核運動への参加や、自閉症に関する言説・翻訳を通じた社会的議論への影響
豆知識
- 1985年に『遠来の客』と『過越しの祭』で文学界新人賞と新潮新人賞を同年に受賞し、同年に二つの新人賞を同時受賞した史上唯一の例とされる。
- ジョシュ・グリーンフェルドの著作を日本語に翻訳している。
- ロサンゼルス近郊パシフィック・パリセイズ在住で、在米経験が作品に反映されている。