日本の文学賞

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吉目木 晴彦

よしめき はるひこ

Yoshimeki Haruhiko

プロフィール

性別
男性
生誕
1957-02-25 (日本・神奈川県小田原市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
神奈川県小田原市(出生) → アメリカ合衆国(バトンルージュ等/幼少期) → タイ王国(幼少期) → アメリカ合衆国(在住)

経歴

職業
小説家, 大学教授, 日本近代文学研究者
活動期間
1985年〜
所属
安田女子大学 文学部(教授)
影響を受けた人物
江馬修

学歴

成蹊大学
法学部 / 法律学科
学位: 学士(法学)
国: 日本

受賞歴

群像新人文学賞
1985
対象作品: ジパング
部門: 優秀作(佳作)
主催: 群像(講談社)
結果: 入選/優秀作
野間文芸新人賞
1988
対象作品: ルイジアナ杭打ち
主催: 野間文芸新人賞(野間文化財団)
結果: 受賞
平林たい子文学賞
1991
対象作品: 誇り高き人々
主催: 平林たい子文学賞
結果: 受賞
芥川龍之介賞
1993
対象作品: 寂寥郊野
主催: 芥川龍之介賞
結果: 受賞

受賞・候補エディション

  1. 受賞作: ジパング

    吉目木晴彦の群像新人文学賞受賞作。アメリカ南部で育つ少年の記憶と家族の輪郭を、異文化の風景の中に静かに浮かび上がらせる。のちに『ルイジアナ杭打ち』に収録された。

    南部の光景と少年の記憶が、ゆっくりと重なっていく。

    274ページ
    家族異文化アメリカ南部少年時代記憶
  1. 『ルイジアナ杭打ち』は吉目木晴彦による、人物の記憶や関係の揺らぎを通じて、時代や人生の陰影を描く作品です。受賞作として、題名が示す主題を軸に、読後に残る余韻を重んじた一作として位置づけられます。

    『ルイジアナ杭打ち』は、短い題名の奥に人物、時代、土地の気配を重ねる作品です。

    274ページ
    記憶家族時代喪失
  1. 受賞作: 誇り高き人々

    『誇り高き人々』は吉目木晴彦の長篇小説。共同体の美しさと閉ざされた圧力を見据え、人が誇りを守ろうとする姿を重層的に描く。

    共同体の光と影を見つめ、人の誇りが試される場面を描く長篇。

    209ページ
    共同体誇り地方人間関係
芥川龍之介賞 1回登壇
  1. 受賞作: 寂寥郊野

    『寂寥郊野』は、吉目木晴彦による作品で、芥川龍之介賞の受賞作です。講談社、1993.5の刊行情報が確認でき、作品の中心には登場人物の切実な経験や時代の空気が置かれています。

    芥川龍之介賞で評価された、吉目木晴彦の作品です。

    208ページ
    文学賞受賞作人物描写時代と記憶

作品

代表作

ジパング

1985年 短編小説

デビュー作。1985年に発表された短編で、作家活動の出発点となった作品。

出発点個人のアイデンティティ

ルイジアナ杭打ち

1988年 長編小説

ルイジアナ州を舞台にした長編。海外経験を背景に、異文化や郷愁、労働と家族を描く。

異文化郷愁家族

誇り高き人々

1991年 小説

1991年刊。社会的・心理的なテーマを盛り込んだ作品。

誇り共同体人間関係

寂寥郊野

1993年 小説

国際結婚やアメリカ在住の家族をめぐり、配偶者のアルツハイマー症発症を巡る家族と当事者の関係を描いた作品。1993年に芥川賞を受賞。

家族認知症国際結婚ケア
映像化・舞台化
  • [映画] ユキエ / 松井久子 (Hisako Matsui) (1998)

夢見る貝の伝記

1994年 小説

1994年刊の小説。幻想的なイメージと人物描写を重視した作品。

記憶想像個人史

魔球の伝説 Rounders

1990年 エッセイ

野球をテーマにしたエッセイ。

スポーツ回想

すべての執筆活動をパソコンで 文筆家が使う電脳書斎「超漢字」

2002年 エッセイ/技術書

執筆活動におけるコンピュータ活用法を論じた実用的な書籍。

執筆環境技術

全著作

  • ジパング(短編、1985)
  • ルイジアナ杭打ち(1988)
  • 誇り高き人々(1991)
  • 寂寥郊野(1993)
  • 夢見る貝の伝記(1994)
  • 魔球の伝説 Rounders(エッセイ、1990)
  • すべての執筆活動をパソコンで(2002)
  • 宇宙人フライデー(翻訳、1996)
  • 単行本未収録:「アイオワの鱒釣り」(『群像』1995年1月号)

翻案

  • 映画『ユキエ』(松井久子監督、1998年)

作家による翻訳

  • レックス・ゴードン『宇宙人フライデー』(小学館・地球人ライブラリー、1996年)

作風・主題

文体
現代小説的な写実と心理描写簡潔で明晰な文体社会的テーマを扱う傾向
頻出モチーフ
家族関係記憶と喪失(認知症)異文化・海外経験郊外風景

評価・遺産

1980年代末から1990年代にかけて評価を確立した小説家。芥川賞受賞作を含む数作が映画化され、現代日本文学の教育・研究にも寄与している。

大衆文化への影響

  • 映画『ユキエ』(1998年、松井久子監督)—『寂寥郊野』の映画化

豆知識

  • 本来の姓の表記には特殊文字が含まれ、記事名は技術的制約で不正確になっていることがある。
  • 幼少期をアメリカやタイで過ごした経験が作風に影響している。
  • 主要作品のタイトルは担当編集者のアイデアでつけられることが多いと本人が述べている。
  • 『寂寥郊野』は配偶者のアルツハイマー症を巡る家族を描き、映画化(1998年)された。