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第6回(1987年) 受賞受賞作: キッチン
『キッチン』は、喪失を抱えた若い女性が、台所という生活の場所を支えにして新しい家族の形へ近づいていく小説です。死別の痛み、孤独、食べることの安心感を、透明感のある文体で描きます。
『キッチン』は、題名が呼び込む情景と作者の関心を結びつけながら、受賞作としての輪郭を残す作品です。
226ページ喪失家族台所再生
吉本ばなな
よしもと ばなな
Yoshimoto Banana
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1964-07-24 (東京都文京区千駄木)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 東京都文京区千駄木
経歴
- 職業
- 小説家, 随筆家, 作家
- 活動期間
- 1987年〜
- 影響を受けた人物
- ウィリアム・S・バロウズ, アイザック・シンガー, トルーマン・カポーティ
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本大学 | 芸術学部 | 文芸学科 | 学士 | 1983-1987 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1987 | 海燕新人文学賞 | キッチン | — | 雑誌『海燕』 | 受賞 |
| 1988 | 泉鏡花文学賞 | ムーンライト・シャドウ | — | 泉鏡花文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1989 | 芸術選奨新人賞 | キッチン/うたかた/サンクチュアリ | 新人賞 | 文化庁 | 受賞 |
| 1989 | 山本周五郎賞 | TUGUMI | — | 山本周五郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 1995 | 紫式部文学賞 | アムリタ | — | 紫式部文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2000 | Bunkamuraドゥマゴ文学賞 | 不倫と南米 | — | Bunkamuraドゥマゴ | 受賞 |
| 1993 | スカンノ賞 | — | — | スカンノ(イタリア) | 受賞 |
| 1996 | フェンディッシメ文学賞(35歳以下部門) | — | 35歳以下部門 | フェンディッシメ(イタリア) | 受賞 |
| 1999 | マスケラダルジェント賞(文学部門) | — | 文学部門 | マスケラダルジェント(イタリア) | 受賞 |
| 2011 | カプリ賞 | — | — | カプリ(イタリア) | 受賞 |
| 2022 | 谷崎潤一郎賞 | ミトンとふびん | — | 谷崎潤一郎賞選考委員会 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第16回(1988年) 受賞受賞作: ムーンライト・シャドウ
『ムーンライト・シャドウ』は吉本ばななによる作品で、泉鏡花文学賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。
泉鏡花文学賞で選ばれた吉本ばななの『ムーンライト・シャドウ』。
119ページ受賞作現代文学作者の表現
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第2回(1989年) 受賞受賞作: TUGUMI つぐみ
『TUGUMI つぐみ』は、吉本ばななによる文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。
受賞作として読まれてきた『TUGUMI つぐみ』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。
受賞作文学作品記憶時代
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第39回(1989年) 受賞受賞作: キッチン/うたかた/サンクチュアリ
『キッチン/うたかた/サンクチュアリ』は吉本ばななによる受賞作です。受賞時に評価された主題、語りの調子、人物や場面の立ち上げ方を通じて、作者の関心が凝縮された作品として読むことができます。
『キッチン/うたかた/サンクチュアリ』は、受賞時に注目された表現の核を手がかりに読み解きたい作品です。
受賞作表現同時代性
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第5回(1995年) 受賞受賞作: アムリタ
『アムリタ』は、受賞対象となった文学作品です。人物の選択、時代や場所の空気、心情の揺れを通して、作者の主題意識を読者に伝えます。
人物と時代の気配を通して、作者の主題が浮かび上がる作品です。
文学人間関係時代心情
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第10回(2000年) 受賞受賞作: 不倫と南米
よしもとばななの短編集。南米への旅と恋愛の痛みを背景に、生きる感覚の回復と喪失の余韻をやわらかな文体で描く。
不倫と南米
旅恋愛喪失
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第58回(2022年) 受賞受賞作: ミトンとふびん
悲しみを抱えたまま、街角ごとに小さな幸せへ変わっていく6編の短編集。
いつもと違う街角で、悲しみが小さな幸せに変わるまでを描く短篇集。
264ページ短編集喪失再生旅家族都市
作品
代表作
キッチン
1987年 小説家族の死や喪失とその再生を主題にした短編・中編集。主人公の喪失と癒しの過程を描く代表作。
- [映画] キッチン / 森田芳光 (1989)
- [映画] kitchen キッチン / イム・ホー (1997)
- 英訳: Kitchen
ムーンライト・シャドウ
1988年 小説(短編)喪失とそれに伴う幻想的・超常的な出来事を描く短編。死と再生をめぐる物語。
- [映画] ムーンライト・シャドウ / エドモンド・ヨウ (2021)
- 英訳: Moonlight Shadow
TUGUMI
1989年 小説青春期の友情・家族・喪失を描いた長編。社会や人間関係の機微を鮮やかに描く。
- [映画] つぐみ / 市川準 (1990)
- 英訳: Goodbye Tsugumi
アムリタ
1994年 小説死と再生、精神的変容を主題とした作品。神秘的要素と内面描写が特徴。
- 英訳: Amrita
N・P
1990年 小説(短編集)文学的な主題を扱った短編集。日本の作家や文学観を題材にした物語を含む。
- [映画] N・P / リサ・スピリアールト (2020)
- 英訳: N.P.
ミトンとふびん
2021年 小説近年の作品。日常の細部を通して生と死、関係性を見つめる短編集的要素を持つ作品。
全著作
- キッチン
- ムーンライト・シャドウ
- TUGUMI
- 白河夜船
- N・P
- とかげ
- アムリタ
- 不倫と南米
- ミトンとふびん
- はーばーらいと
- 下町サイキック
翻案
- キッチン(1989年、監督:森田芳光)
- つぐみ(1990年、監督:市川準)
- kitchen キッチン(1997年、監督:イム・ホー)
- ムーンライト・シャドウ(2021年、監督:エドモンド・ヨウ)
- N・P(2020年、監督:リサ・スピリアールト)
作品の翻訳
- キッチン
- TUGUMI
- N・P
- とかげ
- アムリタ
- 白河夜船
作風・主題
- 文体
- 平易で親しみやすい語り口簡潔で日常性のある文体詩的でイメージ重視の描写
- 頻出モチーフ
- 死再生家族関係喪失と癒し夢・予知夢・前世日常の神秘
評価・遺産
1980年代後半のデビュー以来、若い読者層を中心に支持を得て日本の現代文学に大きな影響を与えた。生と死、再生を扱う独特の視点と平易な文体が評価されている。
大衆文化への影響
- テレビ番組『吉本ばかな』(本人とは無関係)
- YouTubeチャンネル『BANANA TV』
- 多数の作品が映画化・映像化されている
豆知識
- 本名は吉本真秀子(よしもと まほこ)。
- 父は批評家・詩人の吉本隆明、姉は漫画家のハルノ宵子。
- 事実婚のパートナーは田畑浩良(ロルファー)。
- 右太ももにバナナ、左肩にオバケのQ太郎のタトゥーがある。
- ホメオパシーの愛好者であると公言している。
- 前世の記憶があると述べている。
- テレビゲームが好きで、飯野賢治にファンレターを送ったことがある。
- 公式サイト: http://www.yoshimotobanana.com/