萩原朔太郎賞 はぎわらさくたろうしょう
第17回(2009年)
現代詩
受賞者
6名
松浦寿輝
受賞
都市の表面と深層を、水位や廃墟のイメージを通して描く詩集。長い時間をくぐった言葉が、現実の都市とは別の地図を浮かび上がらせる。
吃水都市は、松浦寿輝の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。
157ページ
都市水位記憶
田口犬男
候補
紀行、天使、野球、画家へのまなざしなど、多様な題材を自在に横断する詩集。ユーモアと物語性を含む語りが、現代詩の間口を広げている。
聖フランチェスコの鳥は、田口犬男の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。
111ページ
詩旅ユーモア
河津聖恵
候補
紀州・熊野の土地と人との交感から生まれた詩集。痛みと生命感を重ね、風景の固有名が内面の震えと結びついていく。
新鹿は、河津聖恵の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。
95ページ
熊野土地生命感
長田弘
候補
目の前の風景にひそむ消滅点を、季節の歩みに合わせて静かに見つめる詩集。日常の何気ない光景が、失われたものの記憶を抱えていることを語る。
世界はうつくしいとは、長田弘の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。
104ページ
風景季節喪失
松尾真由美
候補
光度や響きの比喩を重ね、完全には一致しない声や感覚の揺れを追う詩集。緻密な語彙が、共振とずれを同時に立ち上げる。
不完全協和音 コンソナーンツァ・インペルフェットは、松尾真由美の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。
響き光ずれ