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第36回(1982年) 受賞受賞作: 私の二十世紀書店
長田弘『私の二十世紀書店』は、受賞時の文脈で評価された作品である。作品名が示す主題を軸に、時代や社会、個人の経験を読み解く構成を持つ。
私の二十世紀書店は、受賞作としての輪郭を保ちながら、作者の関心を凝縮して伝える。
274ページ文学賞受賞作時代背景人間と社会
長田 弘
おさだ ひろし
Nagata Hiroshi
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1939-11-10 (福島県福島市)
- 死没
- 2015-05-03 (東京都杉並区) 75歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 福島県福島市 → 東京都杉並区
経歴
- 職業
- 詩人, 児童文学作家, 文芸評論家, 翻訳家, 随筆家
- 活動期間
- 1965年〜2015年
- 所属
- 早稲田大学(非常勤講師), アイオワ大学 国際創作プログラム(客員詩人)
- 影響を受けた人物
- 谷川俊太郎, 鶴見俊輔
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福島県立福島高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 早稲田大学第一文学部 | 第一文学部 | ドイツ文学 | — | 1959-1963 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1982 | 毎日出版文化賞 | 私の二十世紀書店 | — | 毎日新聞社 | winner |
| 1990 | 富田砕花賞 | 心の中にもっている問題 | — | — | winner |
| 1991 | 路傍の石文学賞 | 深呼吸の必要 | — | — | winner |
| 1998 | 桑原武夫学芸賞 | 記憶のつくり方 | — | — | winner |
| 2000 | 講談社出版文化賞 | 森の絵本 | — | 講談社 | winner |
| 2009 | 詩歌文学館賞 | 幸いなるかな本を読む人 | — | — | winner |
| 2010 | 三好達治賞 | 世界はうつくしいと | — | — | winner |
| 2013 | 毎日芸術賞 | 奇跡-ミラクル- | — | 毎日新聞社 | winner |
受賞・候補エディション
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第1回(1990年) 受賞受賞作: 心の中にもっている問題
『心の中にもっている問題』は、長田弘による詩集。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。
長田弘の『心の中にもっている問題』は、受賞歴とともに読み継がれる詩集。
173ページ詩集文学賞受賞作日本文学
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第13回(1991年) 受賞受賞作: 深呼吸の必要、心の中にもっている問題
『深呼吸の必要、心の中にもっている問題』は、長田弘による作品。日常の言葉を静かに見つめ、呼吸や心の置き場を問い直す詩的な作品群。内面に残る違和感や沈黙を丁寧にすくい上げる。
『深呼吸の必要、心の中にもっている問題』は、長田弘の表現の核がよく表れた一作である。
受賞作文学表現記憶と関係
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第17回(2009年) 候補受賞作: 世界はうつくしいと
目の前の風景にひそむ消滅点を、季節の歩みに合わせて静かに見つめる詩集。日常の何気ない光景が、失われたものの記憶を抱えていることを語る。
世界はうつくしいとは、長田弘の受賞歴と結びつく詩集として読まれている。
104ページ風景季節喪失
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受賞作: 幸いなるかな本を読む人
古今東西の書物をモチーフにした長田弘の詩集。二十五冊の本をめぐる二十五篇を通じて、読書が人の記憶、世界へのまなざし、ことばの手触りをどう変えるかを描く。
本を読む人の幸福を、詩のことばで静かに照らす一冊。
112ページ読書詩記憶古典
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第5回(2010年) 受賞受賞作: 世界はうつくしいと
長田弘の詩集。日々の風景や読書、音楽、失われた人びとの記憶を静かに見つめながら、目に見える世界の奥にある時間の層をたどっていく。表題作を含む詩篇は、老いと寛ぎ、生活のなかの倫理をやわらかな言葉で照らす。
うつくしいものをうつくしいと言うための、静かな時間の詩集。
104ページ現代詩記憶日常の風景老い読書と音楽
作品
代表作
われら新鮮な旅人
1965年 詩集大学在学中に発表され注目を浴びた第1詩集。若い感性と抒情が特徴。
深呼吸の必要
1984年 散文詩(児童向け)児童向けの散文詩集でロングセラーとなった代表作。穏やかな語り口で子どもと大人の双方に響く。
世界はうつくしいと
2009年 詩集晩年の詩集のひとつ。小さな日常の美しさに目を向ける作品群。
奇跡-ミラクル-
2013年 詩集2013年刊。詩的な視点で日常の出来事や感情を見つめ直す作品。
森の絵本
1999年 児童文学(絵本)荒井良二の絵とともに描かれた児童向けの絵本。美しい絵と言葉の調和が評価された。
- 森の絵本(対訳版)
全著作
- われら新鮮な旅人
- 深呼吸の必要
- 世界は一冊の本
- 記憶のつくり方
- 森の絵本
- 奇跡-ミラクル-
作家による翻訳
- はしれ! ショウガパンうさぎ(訳)
- クリスマスのおくりもの(訳)
- そらとぶいぬ(訳)
作品の翻訳
- 森の絵本(対訳版)
作風・主題
- 文体
- 穏やかで抒情的な語り口散文詩的表現子どもにも届く平易さ
- 頻出モチーフ
- 自然本と読書記憶と時間子ども時代
健康
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胆管癌20152015年に胆管癌で死去。没前日まで仕事を続けていたと報じられている。
評価・遺産
現代日本詩を代表する詩人の一人であり、児童文学や翻訳、評論でも幅広く影響を残した。福島県立図書館に長田弘文庫が設置され遺稿・蔵書が保存されている。
記念館・博物館
- 長田弘文庫(福島県立図書館) 福島県福島市 2017年開館
資料所蔵先
- 長田弘文庫(福島県立図書館)
豆知識
- 弟はアメリカ文学者の青山南である。
- 遺志により蔵書約8,396冊と著作が福島県立図書館に寄贈され「長田弘文庫」が設けられた。
- 没前日まで仕事を続けていたと伝えられる。