山本健吉文学賞 やまもとけんきちぶんがくしょう
第2回(2002年)
受賞者
7名京都の四季と大人の恋心を、俳句と写真の響き合いで描く句集。川床、祇園会、大文字、時雨といった京都の季語を通じて、旅情と静かな熱情が重なる。
京都の恋は、黛まどかの受賞作として作品世界を凝縮して伝える。
内省的な叙情を基調とする玉井清弘の第五歌集。四国に根ざす生活感覚と、時間をかけて深まる自己凝視が重なり、静かな言葉で人生の陰影をとらえる。
六白は、玉井清弘の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。
ギリシア悲劇のアンティゴネーを遠く響かせながら、国家の掟と弔いの掟、忘却と記憶の対立を長篇詩として組み上げる。歴史の外に押し出された声を、ざわめく舞台として呼び戻す詩集である。
シスター・アンティゴネーの暦のない墓は、守中高明の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。
平成の「殉情詩集」と呼ばれる詩集。友人への追悼、町の風景、歌謡曲的な軽みを通して、喪失と美しいものへの執着を、平明でしみる言葉に変えていく。
そして、船は行くは、井川博年の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。
飯田蛇笏と加藤楸邨という近代俳句の大きな流れを、平井照敏の俳句観と批評眼で読み解く評論集。師系や季語、鎮魂の感覚を通じて、俳句が背負う時間と精神の厚みを照らす。
蛇笏と楸邨を並べて読むことで、近代俳句の骨格と余韻が立ち上がる。
詩人・金子光晴の漂泊、反骨、異国体験を手がかりに、その詩と散文が作り出す自由な精神の広がりをたどる評論。旅と貧困、文明批評が交差する金子文学の輪郭を描く。
金子光晴の放浪と反骨を、作品世界の奥行きとして読み直す。
ゴスペラーズの代表的なアカペラ・バラード。声だけで恋の決意と静かな情熱を積み上げ、ポップスとしての親しみやすさと合唱的な精密さを両立させている。
声だけで愛の決意を響かせる、ゴスペラーズのアカペラ・バラード。