読売文学賞 よみうりぶんがくしょう
第59回(2007年)
小説戯曲・シナリオ随筆・紀行評論・伝記詩歌・俳句研究・翻訳
受賞者
6名犬になりたいという強い願望を抱く女性を中心に、人間と動物、欲望と自己像の境界を揺さぶる長編です。異形の設定を通して、愛されること、従うこと、変わることの意味を問いかけます。
犬身は、松浦理英子が長編小説として形にした受賞作です。
512ページ
変身願望身体愛と支配
コンフィダント・絆
画家たちの友情と嫉妬を軸に、芸術家同士の結びつきと孤独を描く舞台作品です。上演・映像商品は確認できますが、受賞作そのものを収録した紙書籍は確認できませんでした。
コンフィダント・絆は、三谷幸喜が舞台作品として形にした受賞作です。
舞台友情芸術家
牛頭天王と蘇民将来をめぐる信仰と伝承をたどり、消されてきた異神の姿を読み直す評論です。民俗、宗教、歴史が交差する領域を、豊富な資料と解釈で掘り下げます。
牛頭天王と蘇民将来伝説は、川村湊が評論として形にした受賞作です。
404ページ
民俗信仰伝承宗教史
鈴木光枝と佐々木愛という二人の女優を通して、近現代演劇の歩みと舞台に生きる人々の時間を描く評伝です。母娘二代の仕事が、日本の演劇史の流れと重ねて語られます。
女優二代 鈴木光枝と佐々木愛は、大笹吉雄が評伝として形にした受賞作です。
376ページ
評伝演劇史女優
竹叢
岡部桂一郎の短歌作品として読売文学賞を受けた一作です。確認できる刊行物では『岡部桂一郎全歌集』に関係作品を収める形が見られますが、受賞作名そのものの単独書籍は確認できませんでした。
竹叢は、岡部桂一郎が短歌作品として形にした受賞作です。
短歌生活の感触凝縮