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第8回(2010年) 受賞受賞作: 空白の五マイル:人跡未踏のチベット・ツアンポー峡谷単独行
『空白の五マイル:人跡未踏のチベット・ツアンポー峡谷単独行』は、具体的な人や出来事を追いながら、記憶、社会、制度のあり方を描くノンフィクション。個別の経験から広い時代の姿を照らし出す。
『空白の五マイル:人跡未踏のチベット・ツアンポー峡谷単独行』は、角幡唯介の受賞対象作として読者に届いた一作。
ノンフィクション記憶社会
角幡 唯介
かくはた ゆうすけ
Kakuhata Yusuke
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1976-02-05 (北海道芦別市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 北海道芦別市 → 神奈川県鎌倉市
経歴
- 職業
- ノンフィクション作家, 探検家, ジャーナリスト
- 活動期間
- 2001年〜
- 影響を受けた人物
- 高野秀行, 開高 健
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学政治経済学部 | 政治経済学部 | — | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2010 | 開高健ノンフィクション賞 | 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む | — | 開高健記念会 | Winner |
| 2011 | 大宅壮一ノンフィクション賞 | 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む | — | 大宅壮一賞選考委員会 | Winner |
| 2011 | 梅棹忠夫・山と探検文学賞 | 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む | — | 梅棹忠夫・山と探検文学賞委員会 | Winner |
| 2012 | 新田次郎文学賞 | 雪男は向こうからやって来た | — | 新田次郎文学賞選考委員会 | Winner |
| 2013 | 講談社ノンフィクション賞 | アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極 | — | 講談社 | Winner |
| 2015 | 毎日出版文化賞(書評賞) | 探検家の日々本本 | — | 毎日新聞社 | Winner |
| 2018 | Yahoo!ニュース 本屋大賞(ノンフィクション本大賞) | 極夜行 | — | ヤフー株式会社/本屋大賞運営 | Winner |
| 2018 | 大佛次郎賞 | 極夜行 | — | 大佛次郎賞選考委員会 | Winner |
| 2013 | 芦別市栄誉賞 | — | — | 芦別市 | Winner |
受賞・候補エディション
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第42回(2011年) 受賞
チベットのツアンポー峡谷に残された未踏区間へ挑む探検ノンフィクション。地形、身体感覚、恐怖と判断の積み重ねを通じて、冒険の高揚だけでなく危険と孤独の質感まで描き出す。
空白の五マイルは、角幡唯介の視点から題材の核心をたどる受賞作である。
312ページ探検チベットノンフィクション
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第31回(2012年) 受賞受賞作: 雪男は向こうからやって来た
ヒマラヤに棲むとされる雪男を追う捜索隊に加わった著者が、探索行の現場と、雪男に魅せられた人々の証言をたどるノンフィクション。未確認の存在を追う行為を通して、探検、信仰、執念、合理性の境界を描き出す。
雪男を探す旅は、存在の証明だけでなく、信じる人間の姿を照らし出す。
336ページ探検ヒマラヤ未確認生物信念と懐疑
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第35回(2013年) 受賞
フランクリン隊遭難の謎を追い、北極の現地を歩きながら探検史と人間の極限を考えるノンフィクション。記録の検証と身体的な旅が重なり、過去の探検が現在の問いとしてよみがえる。
消えた探検隊の足跡を、北極の風景と記録の中に探す。
464ページ北極探検探検史ノンフィクション
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第69回(2015年) 書評賞受賞作: 探検家の日々本本
探検家でノンフィクション作家の角幡唯介が、読書と探検のあいだを往復しながら、自分はなぜ未知へ向かうのかを考え抜く読書エッセイ。文芸からノンフィクションまで幅広い本を手がかりに、身体を張る探検と読む行為が同じ問いに結びついていく。
本を読むことが、未知へ踏み出す理由を照らしていく。
289ページ読書探検自己探究ノンフィクション生と死
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第45回(2018年) 受賞
作品
代表作
空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
2010年 ノンフィクションチベットのヤルンツァンポ(ツアンポー)峡谷の探検記。未踏の峡谷を巡るフィールドワークと考察を収める。
雪男は向こうからやって来た
2011年 ノンフィクション雪男(イエティ)にまつわる現地調査と人々の証言を織り交ぜたルポルタージュ。
アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
2012年 ノンフィクションフランクリン遠征や北極航海に関する史料を掘り下げ、極地探検の悲劇と歴史を描く。
極夜行
2018年 ノンフィクション北極圏を徒歩で踏破する遠征の記録と、その過程で語られる自然・人間の境界に関する考察。
全著作
- 川の吐息、海のため息 ルポ黒部川ダム排砂
- 空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む
- 雪男は向こうからやって来た
- 探検家、36歳の憂鬱
- アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極
- 探検家の日々本本
- 漂流
- 旅人の表現術
- 探検家、40歳の事情
- 極夜行
- 新・冒険論
- 探検家とペネロペちゃん
- エベレストには登らない
- そこにある山 結婚と冒険について
- 狩りの思考法
- 裸の大地 第一部 狩りと漂泊
- 裸の大地 第二部 犬橇事始
- 書くことの不純
- 地図なき山
- 地図のない場所で眠りたい(共著)
作風・主題
- 文体
- 現地ルポを重視する叙述記録と個人的内省を併せ持つ語り口
- 頻出モチーフ
- 探検と遭遇極地と自然の過酷さ孤独と自己の限界
評価・遺産
フィールドワーク重視の探検ノンフィクション作家として評価され、現代の冒険文学や極地研究に影響を与えている。受賞歴も多く、若い探検家やジャーナリストに注目されている。
豆知識
- 北海道芦別市の家業(角幡商店)は祖父の代から続くスーパーマーケットだった。
- 早稲田大学探検部在籍時にペルーで起きた探検部員殺害事件の時期に在籍していた。
- 2011年に北極圏を1600km徒歩で踏破した実績がある。
- 複数のノンフィクション賞を受賞している(開高健賞、大宅壮一賞、講談社ノンフィクション賞など)。