日本の文学賞

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竹山 広

たけやま ひろし

Takeyama Hiroshi

ペンネーム: 竹山広主に新字体の筆名として使用

プロフィール

性別
男性
生誕
1920-02-29 (長崎県北松浦郡南田平村(現・平戸市田平町))
死没
2010-03-30 (長崎県西彼杵郡時津町) 90歳
国籍
日本
言語
日本語
宗教
隠れキリシタンの家系(キリスト教)

経歴

職業
歌人, 印刷業
活動期間
1981年〜2010年
影響を受けた人物
馬場昭徳

学歴

海星中学校(旧制)
期間: 卒業 1939年
卒業年: 1939
国: 日本
旧制海星中学校を卒業後、福岡地方専売局長崎出張所に勤務

受賞歴

長崎県文学賞
1981
対象作品: とこしへの川
主催: 長崎県
結果: 受賞
ながらみ現代短歌賞
1996
対象作品: 一脚の椅子
主催: ながらみ現代短歌賞運営
結果: 受賞
斎藤茂吉短歌文学賞
2002
対象作品: 竹山広全歌集
主催: 斎藤茂吉短歌文学賞選考委員会
結果: 受賞
詩歌文学館賞
2002
対象作品: 竹山広全歌集
主催: 詩歌文学館
結果: 受賞
迢空賞
2002
対象作品: 射禱
主催: 迢空賞選考委員会
結果: 受賞
長崎新聞文化賞
2002
対象作品: 竹山広全歌集
主催: 長崎新聞社
結果: 受賞
現代短歌大賞
2009
対象作品: 眠つてよいか
主催: 現代短歌大賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

角川短歌賞 1回登壇
  1. 受賞作: 八月

    『八月』は、竹山広による短歌作品。定型の短い言葉に土地の気配や生活感を凝縮し、1973年の受賞作として言葉の密度と抒情の確かさが評価された。

    八月は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

    短歌抒情現代歌
  1. 受賞作: 竹山広全歌集

    『竹山広全歌集』は、竹山 広による短歌集。竹山広の短歌を集成し、生活感覚、戦後の記憶、老いと祈りを凝縮した言葉で伝える。

    竹山広全歌集は、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

    545ページ
    言葉記憶土地
迢空賞 1回登壇
  1. 受賞作: 射祷

    『射祷』は竹山広の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。

    『射祷』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。

    文学記憶受賞作
詩歌文学館賞 1回登壇
  1. 竹山広の歌業を集めた全歌集。戦争、被爆、信仰、日常の痛みを、短歌という短い器のなかに深く刻む。

    短い歌の連なりが、戦後を生きた一人の声を残す。

    545ページ
    短歌戦後被爆信仰
現代短歌大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 眠つてよいか

    『眠つてよいか』は竹山広の歌集。受賞対象となった作品として、作者の関心が凝縮され、時代や生活の感覚をそれぞれの文体で掘り下げている。

    眠つてよいかは、短い題名の奥に作者の主題を凝縮した作品である。

    記憶言葉人間関係

作品

代表作

とこしへの川

1981年 短歌

第一歌集。遅咲きのデビュー作で、被爆体験や日常を織り込んだ短歌を収録。

被爆体験日常自然
翻訳
  • 英訳『Everlasting River』 - 結城文訳、2008年

葉桜の丘

1986年 短歌

第二歌集。自然詠や生活詠を中心にした作品を収録。

自然暮らし

残響

1990年 短歌

第三歌集。被爆体験に由来する主題を含む作品群。

被爆追想

一脚の椅子

1995年 短歌

第4歌集。格式ある自然詠と被爆詠が融合した評価の高い作品集。

自然被爆孤独

千日千夜

1999年 短歌

第5歌集。幅広い題材を扱った中期の歌集。

時間記憶

竹山広全歌集

2001年 短歌

各歌集を網羅した全歌集。多数の受賞をもたらした集成。

被爆自然社会詠

射禱

2001年 短歌

第6歌集。全歌集に含まれたうえで高く評価され、迢空賞を受賞。

祈り被爆

遐年(かねん)

2004年 短歌

第7歌集。成熟した作風を示す歌群。

成熟追憶

空の空

2007年 短歌

第8歌集。自然観と哲学的思索を含む作品。

自然哲学

眠つてよいか

2008年 短歌

第9歌集。久間章生の発言を批判する歌など、社会性の強い作品を含む。第32回現代短歌大賞受賞作。

社会詠被爆正義

地の世

2010年 短歌

第10歌集。遺作集として刊行された作品を含む。

死生

全著作

  • とこしへの川(1981年)
  • 葉桜の丘(1986年)
  • 残響(1990年)
  • 一脚の椅子(1995年)
  • 千日千夜(1999年)
  • 竹山広全歌集(2001年)
  • 射禱(2001年)
  • 遐年(2004年)
  • 空の空(2007年)
  • 眠つてよいか(2008年)
  • 地の世(2010年)

翻案

  • 短歌を基にした合唱曲の作成

作品の翻訳

  • 英訳『Everlasting River』 - 結城文訳、2008年

作風・主題

文体
格調高い自然詠社会詠ユーモラスな日常詠原爆詠(被爆体験に基づく詠み)
頻出モチーフ
被爆自然家族日常の風景祈り

健康

  • 肺結核
    1945年(発病・入院)
    1945年に肺結核で喀血し入院。被爆時に入院中で軽傷で済んだがその後の人生と創作に影響を与えた。
  • 肺疾患(晩年)
    2010年(死因)
    2010年に肺疾患で死去。高齢による呼吸器の衰えが影響。

評価・遺産

長崎の被爆体験を背景にした原爆歌人として評価されると同時に、自然詠や日常詠、社会詠に優れた歌人。遅咲きのデビューながら複数の主要賞を受賞し、地方を拠点に被爆詩歌を継承・発信した。

資料所蔵先

  • 国立国会図書館等に所蔵資料あり

大衆文化への影響

  • 短歌を基にした合唱曲の制作・演奏

引用

  • あな欲しと思ふすべてを置きて去るとき近づけり眠ってよいか
    出典: 『眠つてよいか』(2008年)表題歌 (2008年)
  • 崩れたる石塀の下五指ひらきゐし少年よ しやうがないことか
    出典: 『眠つてよいか』(2008年) - 久間章生発言への批判を詠んだ歌 (2008年)

豆知識

  • 第一歌集を出版したのが61歳という遅咲きの歌人である。
  • 隠れキリシタンの家系に生まれたとされる。
  • 『とこしへの川』の英訳『Everlasting River』が2008年に刊行された。