芥川龍之介賞
1回登壇
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第61回(1969年) 受賞受賞作: 深い河
人間の奥底に流れる暗い感情と回復への気配を、静かな筆致でたどる小説。表題の河は、個人の記憶と生の重さを受け止める象徴として響く。
深い河は、田久保英夫の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
222ページ内面記憶再生
たくぼ ひでお
Takubo Hideo
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 慶應義塾大学 | 文学部 | 仏文学科 | — | — | 日本 |
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1969 | 芥川龍之介賞 | 深い河 | — | 文藝春秋 | Winner |
| 1976 | 毎日出版文化賞 | 髪の環 | — | 毎日新聞社 | Winner |
| 1979 | 芸術選奨文部大臣賞 | 触媒 | 文部大臣賞 | — | Winner |
| 1985 | 川端康成文学賞 | 辻火 | — | — | Winner |
| 1986 | 読売文学賞 | 海図 | — | 読売新聞社 | Winner |
| 1997 | 野間文芸賞 | 木霊集 | — | 野間文化財団 | Winner |
人間の奥底に流れる暗い感情と回復への気配を、静かな筆致でたどる小説。表題の河は、個人の記憶と生の重さを受け止める象徴として響く。
深い河は、田久保英夫の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
『触媒』は、田久保英夫による長編小説。人と人との関係に入り込む微細な変化や、家族・男女・時間のなかで起こる内面の反応を、題名が示す化学反応の比喩のように静かに描き出す。
人の心に差し込む小さな作用が、関係のかたちを少しずつ変えていく。
海を測り、航路を記す図のイメージを背景に、人間の歩みと記憶の軌跡をたどる小説。静かな観察の中に、人生の方向を探る切実さがある。
『海図』は、田久保英夫の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。
『辻火』は田久保英夫による短編小説で、1985年の受賞作として記録されている。土地の記憶と人間の情念を重ね、不意に立ち上がる火のイメージを通して生の陰影を描く短編。
短編小説としての輪郭を、受賞記録と書誌情報からたどる作品。
短篇の名手として知られ、多くの心理小説を残した。