日本の文学賞

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山田風太郎賞 やまだふうたろうしょう

第9回(2018年)

小説文学賞

受賞者

5名
真藤順丈 受賞

米軍統治下の沖縄を舞台に、幼なじみの若者たちが英雄の不在と島の現実に向き合う長編。奪われた故郷を取り戻そうとする青春と革命の熱が、復帰前の時間を大きな叙事詩として描き出す。

本土復帰前の沖縄を駆け抜ける若者たちの、熱量に満ちた青春叙事詩。

541ページ
沖縄青春革命米軍統治直木賞
垣根涼介 候補

織田信長の内面と家臣団の力学を、組織の法則という視点から描く歴史長編。信長の渇望、家臣の焦燥、裏切りの予感が、本能寺へ向けて収束していく。

信長の行動原理から、本能寺へ至る歴史のうねりを描く。

592ページ
歴史小説織田信長本能寺の変組織論戦国時代

敗戦後の日本で、高校野球の再建に賭けた人々を描く歴史長編。GHQ 占領下で失われた誇りを取り戻そうとする姿を通じ、スポーツと復興の物語を重ねる。

失われた夏を取り戻すため、野球に未来を託した人々の物語。

405ページ
高校野球戦後日本GHQ復興青春

絵本のような町で暮らす男の夢と、地球規模の異変に揺れる現実が交錯する終末 SF 長編。未知の存在と不定形生物がもたらす危機を、残酷さと美しさを併せ持つ幻想として描く。

滅亡へ向かう世界の鍵を、一人の男の見る夢が握っている。

320ページ
終末SF幻想異世界災害救済
湊かなえ 候補

駅伝の夢を失った高校生が、思いがけず放送部に入り、新しい仲間と自分の居場所を探していく青春小説。夢、友情、嫉妬、後悔を、学園生活の空気の中で描く。

走れなくなった少年が、声を届ける場所で新しい夢に出会う。

312ページ
青春小説高校生活放送部友情挫折