日本の文学賞

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林芙美子文学賞

はやしふみこぶんがくしょう

日本の公募新人文学賞。

中・短編作品
創設年
2014
主催
北九州市
カテゴリー
一般文芸・大衆小説
選考方式
公募
受賞対象
不問
開催頻度
年1回
締切時期
9月頃
発表時期
1月頃
賞のステータス
活動中

説明

北九州市が主催し、朝日新聞出版(第2回までは中央公論新社)が協力して2014年に創設。中・短編作品を対象とし、林芙美子にちなんで設立。年齢、性別、職業、国籍問わず応募可能。大賞は1編に賞金100万円と『小説トリッパー』(第2回までは『婦人公論』)掲載、佳作は数編に賞金10万円。選考結果は北九州市立文学館のホームページで発表。

賞品

主賞品
大賞(1編)に賞金100万円と朝日新聞出版発行の『小説トリッパー』掲載(第2回までは中央公論新社発行の『婦人公論』)
賞金
1,000,000円
  • 佳作(数編)に賞金10万円

選考情報

選考プロセス

最終選考
審査員 井上荒野、角田光代、川上未映子
発表 北九州市立文学館のホームページ

応募のヒント

推奨

  • 手書き原稿は400字詰原稿用紙で50枚以上120枚以内にまとめる
  • ワープロ原稿はA4用紙に40字×30行で作成し、原稿用紙換算枚数を明記する

注意

  • 規定枚数を超えない
  • 既発表作品や応募規定外の形式で応募しない

関連の賞

  • 北九州市自分史文学賞

公式情報

https://www.kitakyushucity-bungakukan.jp/award_cat/hayashi/

過去の受賞者

津田美幸 つだ みゆき 大賞
アナグマ

「アナグマ」は、葬儀会社で働く五十六歳の亜弓が、過疎地の火葬場へ出向し、土地と仕事に関わるなかで変化していく短編小説。

火葬場での日々を通じて、亜弓は故郷へ戻ることへの思いを揺らしていく。

216ページ
葬儀死生観介護過疎地再生
チヒロ・オオダテ ちひろ・おおだて 佳作

チヒロ・オオダテ『燃ゆる海』は第11回林芙美子文学賞の大賞受賞作ではなく、佳作に選ばれた作品であるため、受賞作としては掲載しない。

大原鉄平 おおはら てっぺい 大賞
森は盗む

森の気配と人の暮らしのあわいを、抒情の強い筆致で描く作品。

森に奪われるのは、景色だけではない。

森抒情暮らし作品
鈴木結生 すずき ゆい 佳作
人にはどれほどの本がいるか

本と生きることの距離を問いかけながら、読書の意味を軽やかに掘り下げる作品。

本は、どれほどあれば足りるのか。

本読書問い作品
屋敷葉 やしき よう 大賞
いっそ幻聴が聞けたら

『いっそ幻聴が聞けたら』は、こんにゃく工場で働く板野陽子が、仕事への意欲を持てないまま周囲との関係に揺れる姿を描く短編小説。

働きたくない。でも働けないほどの明確な欠陥もない。

非正規労働孤独自己肯定感女性の仕事人間関係
小泉綾子 こいずみ あやこ 佳作

小泉綾子「あの子なら死んだよ」は第8回林芙美子文学賞の大賞受賞作ではなく、佳作に選ばれた作品であるため、受賞作としては掲載しない。

朝比奈秋 あさひな あき 大賞
塩の道

「塩の道」は林芙美子文学賞 2021-1 の大賞作。題材の個性や作品の空気感が印象に残る一編として整理できる。

林芙美子文学賞 2021-1 の大賞作。

林芙美子文学賞大賞
芝夏子 しば なつこ 佳作
煙草の神様

『小説トリッパー』掲載の林芙美子文学賞佳作。単独刊行は確認できず、後に『わたしは社会』へ再録された。

雑誌掲載作品として確認できるが、独立した書籍版は見つからない。

短編文学賞雑誌掲載再録
阿部あみ あべ あみ 佳作
裏庭

「裏庭」は、第5回林芙美子文学賞の佳作に選ばれた阿部あみの小説。都会から帰ってこない息子を待つ女性と、言動の奇妙な叔母との関わりを描く。受賞後は『小説トリッパー』2019年春号に掲載されたが、単行本化は確認できない。

帰らない息子を待つ女性と奇妙な叔母をめぐる、雑誌掲載の受賞短編。

小説家族待つこと地方短編
小暮夕紀子 こぐれ ゆきこ 大賞

老いた理髪店主と妻の穏やかな日常が、過去の死と罪悪感によって不穏に反転していく中編小説。表題作に「残暑のゆくえ」を加えたデビュー作品集。

のどかな田舎町の老夫婦の奥で、忘れたはずの痛みが目を覚ます。

216ページ
老夫婦記憶喪失罪悪感土着性
絹谷朱美 きぬたに あけみ 佳作
光路

第4回林芙美子文学賞佳作受賞作。人間のままならなさの奥にある光をすくい上げる作風につながる短編として、受賞時に「タイガー理髪店心中」と並んで発表された。

うまくいかない人生の底に、それでも残る光を見つめる。

短編小説人間の本質光ままならなさ文学賞受賞作
工藤千尋 くどう ちひろ 大賞
とぜね、かちゃくちゃね

「とぜね、かちゃくちゃね」は、工藤千尋による第3回林芙美子文学賞大賞受賞作。方言を含む題名が示すように、土地の言葉と生活感を手がかりに、人の心の揺れや関係のもつれを描く短編小説である。

土地の言葉が、登場人物の胸の内と暮らしの手触りを近づける。

短編小説方言地域家族生活
なかにしさとみ なかにし さとみ 佳作
深く、

「深く、」は、なかにしさとみによる第3回林芙美子文学賞佳作受賞作。短い題名が余韻を残すように、人物の内面や関係の底へ降りていく感覚をもつ短編小説として受賞記録に残る。

一語の余白が、感情の奥行きと関係の深まりを想像させる。

短編小説内面関係余韻
高山羽根子 たかやま はねこ 大賞
太陽の側の島

『太陽の側の島』は、高山羽根子による受賞作です。受賞記録上の題名と作者名を基準に、作品単体の書籍化情報と内容紹介を切り分けて整理しました。

高山羽根子『太陽の側の島』は、受賞時の評価軸を手がかりに読み直したい作品です。

受賞作現代日本文学
井岡道子 いおか みちこ 大賞
次ぎの人

早くに両親を亡くした楓子と高齢の祖母の暮らしを描く短編。家族の喪失と世代の交代を静かな筆致で見つめる。

短い物語の中に、生活の影と感情の揺れが凝縮されている。

短編小説家族記憶再生
志馬さち子 しま さちこ 佳作
うつむく朝

第1回林芙美子文学賞佳作の短編。日常の小さな揺らぎを通じ、心が前を向くまでの時間を描く。

短い物語の中に、生活の影と感情の揺れが凝縮されている。

短編小説家族記憶再生
高倉やえ たかくら やえ 佳作
ものかげの雨

第1回林芙美子文学賞佳作の表題作。雨や陰影の感触を通じて、人の記憶と孤独を浮かび上がらせる。

短い物語の中に、生活の影と感情の揺れが凝縮されている。

短編小説家族記憶再生