日本の文学賞

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吉川英治文学新人賞 よしかわえいじぶんがくしんじんしょう

第42回(2021年)

文学賞

受賞者

6名
加藤シゲアキ かとう しげあき 受賞

高校生限定のマッチングアプリが社会の仕組みになった世界で、三人の高校生の揺れと選択を描く青春小説。

恋と進路と居場所が、アプリの仕組みの中で静かに揺らぐ。

384ページ
青春高校生SNSマッチングアプリ現代小説
武田綾乃 たけだ あやの 受賞

毒親や貧困に縛られた大学生たちが、分かり合えなさを抱えたまま互いの生を支え合う青春小説。

愛されることを前提にしない、静かな反抗と連帯の物語。

320ページ
毒親貧困友情大学生シスターフッド
芦沢央 あしざわ ひさし 候補

日常に潜む小さな綻びが、各篇で人間関係のほころびや罪悪感へ変わっていく短編集。

見過ごした汚れが、静かに手元へ戻ってくる。

240ページ
ミステリ短編集日常の違和感罪悪感人間関係
辻堂ゆめ つじどう ゆめ 候補

1964年と2020年の東京五輪をまたぎ、母と息子、そして三世代の秘密をたどる家族小説。

二つの五輪が、家族の沈黙と生きづらさを結び直す。

358ページ
家族東京五輪三世代秘密大河小説
寺地はるな てらち はるな 候補

手芸好きの高校生清澄が、姉のためにウェディングドレスを作ろうとする中で、家族や性別の「普通」を問い直す物語。

針と糸で、家族の輪郭と自分の輪郭を縫い直す。

264ページ
家族ジェンダー手芸高校生自己表現
野﨑まど のざき まど 候補

至高のAI「タイタン」が支配する未来社会で、仕事を頼まれた人類が働く意味を見つめ直すSF長編。

仕事を失った世界で、あらためて何を託すのかを問う。

384ページ
SFAI仕事未来社会長編小説