日本の文学賞

受賞作品新刊

受賞作品の新書情報を確認できます

クリア

7455 件の新刊

明けの空のカフカ (電撃の新文芸)
KADOKAWA

明けの空のカフカ (電撃の新文芸)

水品 知弦, 森沢 晴行

空が見えない浮遊洞窟の中にある老人ばかりの村で育ったカフカは、その村唯一の子どもだ。亡き冒険家の祖父が語り聞かせてくれた外の世界への憧れを胸に秘めながらも、村を出てはいけないという言いつけに縛られて日々を過ごしていた。ある日、地上からの来訪者・ハヤテが現れる。彼は犬の特徴を持つ獣人であり、その口から語られる刺激的な地上の話がカフカの心に火をつけた。ついに村人たちの反対を振り切り、祖父が遺した飛行機〈コチ306〉を駆って夜明けの空へと飛び出したカフカは、異なる姿形をした人々と出会い、温かく見守る大人たちや同世代の友達との縁を紡いでいく。そして旅の果てに、この世界のヒトたちが抱える悲しい過去を知ることになる。それでもカフカは飛ぶことをやめない――私たちの人生の全てが冒険なのだから。第31回電撃小説大賞《電撃の新文芸賞》受賞作。

鳥の夢の場合
講談社

鳥の夢の場合

駒田 隼也

シェアハウスに住む初瀬と蓮見、そして一羽の文鳥。ある日、同居人の蓮見が「おれ、死んでもうた。やから殺してくれへん?」と頼んでくる。夢と現、過去と現在、生と死が溶け合う独自の文体のなかで、初瀬が決断するまでの五十五日間を描いたデビュー作。第68回群像新人文学賞受賞作、第173回芥川龍之介賞候補作。

アフターブルー
講談社

アフターブルー

朝宮 夕

葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」に新入社員の東雲が配属された。事故・事件・自殺など損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」に所属する五人の納棺師たちは、それぞれ深い喪失を抱えながら、遺体を生前の面影に復元する仕事に全力を尽くす。「なぜ命を絶ったのか」「遺された者はどう生きるのか」——死と向き合い続けることで、やがて彼らは明日を生きる微かな光を見出していく。

風のまわり道: 青木哲夫・倫子作品集
鳥影社

風のまわり道: 青木哲夫・倫子作品集

青木 哲夫, 青木 倫子

二人の作家の運命的な邂逅のドラマ それぞれの生い立ちから二人の出会いまでの自伝的な作品を対置していて興味が尽きないが、それらから見えてくるのは、二人の作家に共通した自然への深い畏敬の念、さらに人間の営みへの慈愛に満ちた眼差しである。(文芸評論家・勝又 浩)

渇愛: 頂き女子りりちゃん
小学館

渇愛: 頂き女子りりちゃん

宇都宮 直子

第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作『極彩色の牢獄』を改題・加筆修正して刊行したノンフィクション。男性から金銭をだまし取る手口を広めて逮捕された「頂き女子りりちゃん」を、本人への接見、裁判傍聴、関係者取材を通して追い、事件の背景にある欲望と孤立を描く。

橘の家
新潮社

橘の家

中西智佐乃

『橘の家』は中西智佐乃の小説である。庭の橘の木に救われた少女・恵実が、木の力を媒介して妊娠を望む人びとに頼られるようになる一家の物語を描き、第38回三島由紀夫賞を受賞した。