日本の文学賞

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荒川 洋治

あらかわ ようじ

Arakawa Yōji

プロフィール

性別
男性
生誕
1949-04-18 (福井県三国町(現・坂井市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福井県三国町(現・坂井市) → 東京都(在住・活動拠点) → 名古屋市(愛知淑徳大学勤務)

経歴

職業
現代詩作家, 随筆家, 文芸評論家, 大学教員, 編集者
活動期間
1971年〜
所属
紫陽社(詩専門出版社、経営), 大阪文学学校(講師), 青山学院大学(講師), 早稲田大学(講師), 愛知淑徳大学(教授、2013–2017)
所属団体
日本芸術院会員

学歴

早稲田大学第一文学部
第一文学部 / 文芸科
期間: 1968-1971
卒業年: 1971
国: 日本
卒業論文は『娼婦論』を改めて提出

受賞歴

H氏賞
1976
対象作品: 水駅
主催: H氏賞選考委員会
結果: 受賞
高見順賞
1997
対象作品: 渡世
主催: 高見順賞運営委員会
結果: 受賞
読売文学賞
1999
対象作品: 空中の茱萸
主催: 読売新聞社
結果: 受賞
講談社エッセイ賞
2003
対象作品: 忘れられる過去
主催: 講談社
結果: 受賞
萩原朔太郎賞
2005
対象作品: 心理
主催: 萩原朔太郎賞選考委員会
結果: 受賞
小林秀雄賞
2006
対象作品: 文芸時評という感想
主催: 小林秀雄賞選考委員会
結果: 受賞
毎日出版文化賞(書評賞)
2016
対象作品: 過去をもつ人(書評集)
部門: 書評賞
主催: 毎日新聞社
結果: 受賞
鮎川信夫賞
2017
対象作品: 北山十八間戸
主催: 鮎川信夫賞選考委員会
結果: 受賞
日本芸術院賞・恩賜賞
2019
対象作品: 業績および詩作・評論の総体
主催: 日本芸術院
結果: 受賞
大岡信賞
2024
対象作品: 真珠:二人ずつ抱くと一人が余る
主催: 大岡信賞選考委員会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

H氏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 水駅

    『水駅』は荒川洋治による詩集。H氏賞受賞作として、作者の表現を同時代の読者に示した作品である。

    H氏賞受賞作に位置づけられる詩集。

    719ページ
    詩集受賞作一九七〇年代文学
高見順賞 1回登壇
  1. 受賞作: 渡世

    『渡世』は、荒川洋治による作品。1998年のtakami jun awardで受賞対象となった。

読売文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 空中の茱萸

    『空中の茱萸』は、読売文学賞の受賞作で、小説、戯曲、評論、随筆など各分野の到達点として評価された作品です。

    『空中の茱萸』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

    受賞作文学賞人間描写
  1. 受賞作: 忘れられる過去

    詩人の視点から文学、言葉、記憶をめぐって考えるエッセイ集。忘れられていくものに目を向け、読むことの意味を問い直す。

    忘れられる過去は、詩人の視点から文学、言葉、記憶をめぐって考えるエッセイ集。

    受賞作記憶人間関係
萩原朔太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 心理

    『心理』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。

    hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『心理』。

    hagiwara-sakutaro-award受賞作
  1. 受賞作: 過去をもつ人

    荒川洋治による読書と文学をめぐるエッセイ集。過去の作品を読むことの意味を、現代の言葉と社会の変化のなかで問い直します。

    過去をもつ人は、受賞作として読まれるにふさわしい特色を持つ作品です。

    232ページ
    読書文学論過去エッセイ
  2. 受賞作: 過去をもつ人

    『過去をもつ人』は、荒川洋治による作品で、この回の受賞対象として確認される。賞の記録、公開書誌、販売書誌を照合し、単行本または文庫として確認できる情報と、確認できない識別子を分けて整理した。

    受賞記録からたどる『過去をもつ人』の作品情報。

    受賞作品書誌確認現代文学
小林秀雄賞 1回登壇
  1. 荒川洋治が長年の文芸時評をまとめた批評集。現代文学の作品や作家を鋭く読み、文芸時評という形式そのものの可能性も問う。

    文学を読むことの手ざわりを、時評の言葉で鍛え直す批評集。

    339ページ
    文芸批評現代文学時評

作品

代表作

水駅

1975年 詩集

初期詩集。日常とイメージを結びつける独特の詩風を示した作品。

都市労働記憶

渡世

1997年 詩集

成熟期の詩集。人間の生活世界に根ざした視点が強まる。

日常労働社会

空中の茱萸

1999年 詩集

空間と記憶の交錯を扱った詩篇を収録した集。

記憶空間象徴

心理

2005年 詩集

内面と観察を深める詩篇を収めた作品。

内面観察言語

北山十八間戸

2016年 詩集

地方や地域社会、建物をめぐる視線を含んだ詩集。

地域建築記憶

真珠:二人ずつ抱くと一人が余る

2023年 詩集

近作。親密さと隔たりをめぐるイメージを重ねる詩篇を収録。

親密性孤独関係性

全著作

  • 娼婦論 詩集(檸檬屋)1971
  • 水駅 詩集(書紀書林)1975
  • 荒川洋治詩集(思潮社)1978
  • あたらしいぞわたしは 詩集(気争社)1979
  • 醜仮廬 詩集(てらむら)1980
  • 遣唐 詩集(気争社)1982
  • 針原(思潮社)1982
  • 倫理社会は夢の色 詩集(思潮社)1984
  • ヒロイン 詩集(花神社)1986
  • 一時間の犬 荒川洋治詩集(思潮社)1991
  • 坑夫トッチルは電気をつけた(彼方社)1994
  • 渡世 詩集(筑摩書房)1997
  • 空中の茱萸(思潮社)1999
  • 荒川洋治全詩集 1971-2000(思潮社)2001
  • 心理 詩集(みすず書房)2005
  • 実視連星 詩集(思潮社)2009
  • 北山十八間戸(気争社)2016
  • 続続・荒川洋治詩集(思潮社)2019
  • 真珠(気争社)2023
  • 忘れられる過去(随筆、みすず書房)2003
  • 文芸時評という感想(評論集)2005
  • 過去をもつ人(書評集、みすず書房)2016

作風・主題

文体
口語的で明晰な表現エッセイと詩を行き来する文体批評的・観察的視線
頻出モチーフ
都市と労働過去と記憶読書・文学論

評価・遺産

現代詩界で長年にわたって活動し、詩作と文芸時評の双方で影響を持つ作家。地方性や記憶をめぐる作品群と、明晰で批評的な随筆・評の存在が評価されている。2019年に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞し、日本芸術院会員に選出された。

関連学会

  • 日本芸術院

引用

  • 文学は実学である
    出典: 『文学は実学である』選集(みすず書房)2020 (2020年)

豆知識

  • 本名の読みは「あらかわ ひろはる」であるが、朝日新聞などで「ようじ」とルビが振られたため「ようじ」を名乗るようになったことを明かしている。
  • 高校2年で詩誌「とらむぺっと」を創刊し、多くの高校生同人を集めた。
  • 1974年から詩を専門にする出版社・紫陽社を経営していた。