-
第26回(1976年) 受賞
荒川 洋治
あらかわ ようじ
Arakawa Yōji
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1949-04-18 (福井県三国町(現・坂井市))
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 福井県三国町(現・坂井市) → 東京都(在住・活動拠点) → 名古屋市(愛知淑徳大学勤務)
経歴
- 職業
- 現代詩作家, 随筆家, 文芸評論家, 大学教員, 編集者
- 活動期間
- 1971年〜
- 所属
- 紫陽社(詩専門出版社、経営), 大阪文学学校(講師), 青山学院大学(講師), 早稲田大学(講師), 愛知淑徳大学(教授、2013–2017)
- 所属団体
- 日本芸術院会員
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学第一文学部 | 第一文学部 | 文芸科 | — | 1968-1971 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1976 | H氏賞 | 水駅 | — | H氏賞選考委員会 | 受賞 |
| 1997 | 高見順賞 | 渡世 | — | 高見順賞運営委員会 | 受賞 |
| 1999 | 読売文学賞 | 空中の茱萸 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 2003 | 講談社エッセイ賞 | 忘れられる過去 | — | 講談社 | 受賞 |
| 2005 | 萩原朔太郎賞 | 心理 | — | 萩原朔太郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 2006 | 小林秀雄賞 | 文芸時評という感想 | — | 小林秀雄賞選考委員会 | 受賞 |
| 2016 | 毎日出版文化賞(書評賞) | 過去をもつ人(書評集) | 書評賞 | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2017 | 鮎川信夫賞 | 北山十八間戸 | — | 鮎川信夫賞選考委員会 | 受賞 |
| 2019 | 日本芸術院賞・恩賜賞 | 業績および詩作・評論の総体 | — | 日本芸術院 | 受賞 |
| 2024 | 大岡信賞 | 真珠:二人ずつ抱くと一人が余る | — | 大岡信賞選考委員会 | 受賞 |
受賞・候補エディション
-
第28回(1998年) 受賞受賞作: 渡世
『渡世』は、荒川洋治による作品。1998年のtakami jun awardで受賞対象となった。
-
第51回(1999年) 受賞受賞作: 空中の茱萸
『空中の茱萸』は、読売文学賞の受賞作で、小説、戯曲、評論、随筆など各分野の到達点として評価された作品です。
『空中の茱萸』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。
受賞作文学賞人間描写
-
第20回(2004年) 受賞受賞作: 忘れられる過去
詩人の視点から文学、言葉、記憶をめぐって考えるエッセイ集。忘れられていくものに目を向け、読むことの意味を問い直す。
忘れられる過去は、詩人の視点から文学、言葉、記憶をめぐって考えるエッセイ集。
受賞作記憶人間関係
-
第13回(2005年) 受賞受賞作: 心理
『心理』は、2005年のhagiwara-sakutaro-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。
hagiwara-sakutaro-awardで選ばれた『心理』。
hagiwara-sakutaro-award受賞作
-
第60回(2006年) 書評賞受賞作: 過去をもつ人
荒川洋治による読書と文学をめぐるエッセイ集。過去の作品を読むことの意味を、現代の言葉と社会の変化のなかで問い直します。
過去をもつ人は、受賞作として読まれるにふさわしい特色を持つ作品です。
232ページ読書文学論過去エッセイ -
第70回(2016年) 書評賞受賞作: 過去をもつ人
『過去をもつ人』は、荒川洋治による作品で、この回の受賞対象として確認される。賞の記録、公開書誌、販売書誌を照合し、単行本または文庫として確認できる情報と、確認できない識別子を分けて整理した。
受賞記録からたどる『過去をもつ人』の作品情報。
受賞作品書誌確認現代文学
-
第5回(2006年) 受賞受賞作: 文芸時評という感想
荒川洋治が長年の文芸時評をまとめた批評集。現代文学の作品や作家を鋭く読み、文芸時評という形式そのものの可能性も問う。
文学を読むことの手ざわりを、時評の言葉で鍛え直す批評集。
339ページ文芸批評現代文学時評
-
第75回(2019年) 恩賜賞
作品
代表作
水駅
1975年 詩集初期詩集。日常とイメージを結びつける独特の詩風を示した作品。
渡世
1997年 詩集成熟期の詩集。人間の生活世界に根ざした視点が強まる。
空中の茱萸
1999年 詩集空間と記憶の交錯を扱った詩篇を収録した集。
心理
2005年 詩集内面と観察を深める詩篇を収めた作品。
北山十八間戸
2016年 詩集地方や地域社会、建物をめぐる視線を含んだ詩集。
真珠:二人ずつ抱くと一人が余る
2023年 詩集近作。親密さと隔たりをめぐるイメージを重ねる詩篇を収録。
全著作
- 娼婦論 詩集(檸檬屋)1971
- 水駅 詩集(書紀書林)1975
- 荒川洋治詩集(思潮社)1978
- あたらしいぞわたしは 詩集(気争社)1979
- 醜仮廬 詩集(てらむら)1980
- 遣唐 詩集(気争社)1982
- 針原(思潮社)1982
- 倫理社会は夢の色 詩集(思潮社)1984
- ヒロイン 詩集(花神社)1986
- 一時間の犬 荒川洋治詩集(思潮社)1991
- 坑夫トッチルは電気をつけた(彼方社)1994
- 渡世 詩集(筑摩書房)1997
- 空中の茱萸(思潮社)1999
- 荒川洋治全詩集 1971-2000(思潮社)2001
- 心理 詩集(みすず書房)2005
- 実視連星 詩集(思潮社)2009
- 北山十八間戸(気争社)2016
- 続続・荒川洋治詩集(思潮社)2019
- 真珠(気争社)2023
- 忘れられる過去(随筆、みすず書房)2003
- 文芸時評という感想(評論集)2005
- 過去をもつ人(書評集、みすず書房)2016
作風・主題
- 文体
- 口語的で明晰な表現エッセイと詩を行き来する文体批評的・観察的視線
- 頻出モチーフ
- 都市と労働過去と記憶読書・文学論
評価・遺産
現代詩界で長年にわたって活動し、詩作と文芸時評の双方で影響を持つ作家。地方性や記憶をめぐる作品群と、明晰で批評的な随筆・評の存在が評価されている。2019年に日本芸術院賞・恩賜賞を受賞し、日本芸術院会員に選出された。
関連学会
- 日本芸術院
引用
-
文学は実学である
出典: 『文学は実学である』選集(みすず書房)2020 (2020年)
豆知識
- 本名の読みは「あらかわ ひろはる」であるが、朝日新聞などで「ようじ」とルビが振られたため「ようじ」を名乗るようになったことを明かしている。
- 高校2年で詩誌「とらむぺっと」を創刊し、多くの高校生同人を集めた。
- 1974年から詩を専門にする出版社・紫陽社を経営していた。