日本の文学賞

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富田砕花賞

とみたさいかしょう

詩集を対象とした文学賞。詩人富田砕花の生誕100年と芦屋市制施行50周年を記念して1990年に創設。受賞者には正賞(賞状)と副賞(30万円)が贈られる。

現代詩詩集
創設年
1990
主催
芦屋市・芦屋市教育委員会(協力:富田砕花顕彰会、後援:兵庫県・兵庫県教育委員会・神戸新聞社)
カテゴリー
詩・現代詩
選考方式
公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
締切時期
7月頃
発表時期
10〜11月頃
賞のステータス
活動中

説明

富田砕花(詩人)の生誕100年および芦屋市市制施行50周年を記念して1990年に創設された文学賞。受賞者には正賞(賞状)と副賞(30万円)が贈られる。主催は兵庫県芦屋市・芦屋市教育委員会。

賞品

主賞品
正賞(賞状)と副賞(30万円)
賞金
300,000円

選考情報

選考プロセス

選考委員会
審査員 季村敏夫、たかとう匡子、時里二郎(2023年・2024年)

公式情報

https://www.city.ashiya.lg.jp/gakushuu/saika.html

過去の受賞者

野木京子 のぎ きょうこ 受賞
廃屋の月
文月悠光 ふみづき ゆうこう 受賞

第4詩集。踊り場に立ち尽くす身体や、女性として生きる感覚を軸に、2020年代の息苦しさと回復への希求を詩で掬い上げる。

立ち止まる身体と、変えられない現実のあいだに、言葉が小さな通路をつくる。

168ページ
詩集女性身体現代回復
小林坩堝 こばやし るつぼ 受賞

見慣れた町のひずみを切り裂き、言語で変質させる小林坩堝の詩集。

見慣れた町のひずみを切り裂き、言語によって一変させる黒の詩群。

104ページ
詩集都市記憶変容写真連作
北爪満喜 きたづめ まんき 受賞

少女の内面と他者を引き上げる言葉をめぐる、北爪満喜の詩集。

幼い私と、他の誰かを引き上げる言葉。

96ページ
詩集再生記憶自己言葉日常
金堀則夫 かねほり のりお 受賞
ひの石まつり

ひの石まつりは、金堀則夫による受賞作。賞データを起点に、独立した書籍刊行の有無を確認しながら整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

ひの石まつりは、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

地域表現
田中武 たなか たけし 受賞
半結晶質群

新潟の同人詩誌周辺で活動する田中武の詩集。作者自身が作品群を半結晶、半熟品と呼ぶように、完成された硬さよりも、長い時間をかけて生活の経験と言葉へ向き合う姿勢を前面に出す。

半ば結晶し、半ば熟しきらない言葉が、生活の時間を抱えたまま詩へ変わっていく。

生活詩半結晶時間謙虚さ同人詩
北川朱実 きたがわ あけみ 受賞

海峡を渡ることばや物語の断片を集め、夜明けへ向かう静けさを描く詩集。

海峡を渡ることばや物語の断片を集め、夜明けへ向かう静けさを描く詩集。

102ページ
現代詩海峡夜明け
神原芳之 かんばら よしゆき 受賞
青山記

青山記は、神原芳之による受賞作。賞データを起点に、独立した書籍刊行の有無を確認しながら整理した作品で、人物の選択や時代・場所の空気を通じて、読後に残る問いを描く。

青山記は、受賞歴と書誌確認をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

地域表現
井上嘉明 いのうえ よしあき 受賞
宙吊り

『宙吊り』は、井上嘉明による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。

『宙吊り』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

文学人生記憶
宮内憲夫 みやうち のりお 受賞
地球にカットバン

「地球にカットバン」は、宮内憲夫による富田砕花賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

宮内憲夫の「地球にカットバン」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。

受賞作人物の選択社会と記憶
尾世川正明 おせがわ まさあき 受賞

『フラクタルな回転運動と彼の信念』は、尾世川正明による詩集の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。

『フラクタルな回転運動と彼の信念』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。

116ページ
受賞作記憶人間関係社会葛藤
江口節 えぐち せつ 受賞

『オルガン』は、江口節による歌集・句集で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。

2013年の受賞作として記録される『オルガン』の書誌と作品概要。

109ページ
受賞作歌集・句集2013年
岩佐なを いわさ なお 受賞

『海町』は、岩佐なをによる歌集・句集で、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。

2013年の受賞作として記録される『海町』の書誌と作品概要。

123ページ
受賞作歌集・句集2013年
髙橋冨美子 たかはし ふみこ 受賞

『子盗り』は、髙橋冨美子による受賞作です。NDL の書籍レコードで単行本または文庫として確認できるため、紙書籍の ISBN を基準に ASIN/ISBN-10/ISBN-13 を補完しました。

髙橋冨美子の受賞作として記録される『子盗り』。

109ページ
受賞作文学著者の関心
嶋岡晨 しまおか しん 受賞

『終点オクシモロン』は、嶋岡晨による受賞作です。NDL の書籍レコードで単行本または文庫として確認できるため、紙書籍の ISBN を基準に ASIN/ISBN-10/ISBN-13 を補完しました。

嶋岡晨の受賞作として記録される『終点オクシモロン』。

167ページ
受賞作文学著者の関心
司茜 つかさ あかね 受賞

『塩っ辛街道』は司 茜による作品で、2011-1 の受賞・候補記録に残る一冊です。書籍として刊行されたレコードを確認でき、作品単位の書誌情報として扱えます。

司 茜の『塩っ辛街道』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。

124ページ
詩歌言葉記憶
万亀佳子 まんき かこ 受賞
夜の中の家族

『夜の中の家族』は万亀佳子による受賞・候補作品です。単行本・文庫・短編集としての確実な書籍レコードは確認できなかったため、作品情報のみを記録します。

万亀佳子の『夜の中の家族』は、受賞記録に残る作品として作品単位で整理した。

詩歌言葉記憶
永井ますみ ながい ますみ 受賞

愛を一つの感情に閉じ込めず、家族、帰還、記憶、暮らしの場面の中に現れる多様な形として描く詩集。柔らかさと痛みが同居する。

愛は一つではなく、暮らしの場面ごとに別の形を取る。

105ページ
家族
閤田真太郎 ごうだ しんたろう 受賞
十三番目の男

題名が示す不穏な番号性を手がかりに、個人の存在と社会の中の位置を見つめる詩作品。富田砕花賞受賞作として、硬質な抒情を持つ。

十三番目という位置から、孤独と存在の輪郭が浮かび上がる。

喪失
金田弘 かねだ ひろし 受賞

『虎擲龍拏』は金田弘の詩集。力感のある題名の通り、言葉の運動と身体性を前面に出した詩篇で構成される。

虎と龍のせめぎ合いを思わせる題名が、詩の運動感を示している。

68ページ
現代詩身体性力動
詩人
中西弘貴 なかにし ひろたか 受賞
飲食

食べることと飲むことを、人の身体と生活の根源的な営みとして見つめる作品。具体的な行為の積み重ねから、生きることの手触りを立ち上げる。

食べることと飲むことを、人の身体と生活の根源的な営みとして見つめる作品。

身体生活感覚
詩人
松尾静明 まつお しずあき 受賞
地球の庭先で

地球という大きな場所を庭先のように身近に捉え、自然と人の距離を見つめる作品。日常の視点から環境や生命の広がりへ想像を伸ばす。

地球という大きな場所を庭先のように身近に捉え、自然と人の距離を見つめる作品。

自然地球日常生命
詩人
秋川久紫 あきかわ ひさし 受賞

軽やかな題名の奥に、詩的な飛躍と現実の手触りを併せ持つ作品です。花を盗む者と象という意外な組み合わせが、日常から少し外れた想像の広がりを生みます。

花泥棒と象の取り合わせが、現実を少しだけ遠くへ連れていきます。

87ページ
詩的想像日常の逸脱現代文学
詩人
日笠芙美子 ひがさ ふみこ 受賞

海と巻貝のイメージを通じて、自然、記憶、個人の時間を静かに響かせる詩集です。身近なものを見つめる視線の中に、遠い潮の気配が重なります。

海と巻貝の小さな響きから、記憶の深い時間が聞こえてきます。

103ページ
詩集海の記憶自然と時間
詩人
苗村吉昭 なえむら よしあき 受賞
オーブの河

『オーブの河』は、苗村吉昭による作品で、2006年の富田砕花賞で受賞に選ばれた。

富田砕花賞で評価された苗村吉昭の作品。

富田砕花賞受賞
詩人
境節 さかい せつ 受賞
薔薇のはなびら

『薔薇のはなびら』は、境節による作品で、2006年の富田砕花賞で受賞に選ばれた。

富田砕花賞で評価された境節の作品。

富田砕花賞受賞
詩人
秋山基夫 あきやま もとふ 受賞
家庭生活

秋山基夫の詩集。家庭という身近な場所を、安定した私生活ではなく、言葉の実験と不穏な感覚が交差する場として描く。

家庭の内側に、日常では収まりきらない言葉が動き出す。

現代詩家庭言葉の実験
詩人
川上明日夫 かわかみ あすお 受賞

福井を詩的拠点とする川上明日夫の詩集。自然の気配、死者の彼岸、生者の此岸を往還しながら、夕陽に託された魂の動きをのびやかに描く。

夕陽の光の中で、死者と生者の気配がゆるやかに往還する。

85ページ
現代詩自然死者と生者北陸
詩人
くにさだきみ くにさだ きみ 受賞
壁の目録

『壁の目録』は、くにさだきみによる詩歌作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

壁の目録という題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

詩歌身体感覚記憶
詩人
皆木信昭 みなぎ のぶあき 受賞

『ごんごの渕』は、皆木信昭の詩集です。岡山周辺の土地や水辺の気配を思わせる題名を持ち、土地に沈む記憶と詩の声を静かにすくい上げる作品です。

渕の名に沈む土地の記憶を、詩の声が静かに呼び戻す。

155ページ
土地の記憶水辺岡山
詩人
木津川昭夫 きづかわ あきお 受賞

メルヘンとユーモアを帯びた想像力で、危機の時代における人間の原罪や非在の形を見つめる詩集。小さな国という比喩が、手のひらほどの親密さと世界全体への問いを結びつける。

掌の上の小さい国は、木津川昭夫の受賞作として作品世界を凝縮して伝える。

122ページ
現代詩メルヘンユーモア危機象徴
詩人
山本美代子 やまもと みよこ 受賞

果実や土地の感触を通じて、戦後の記憶、日常の陰影、女性の時間を丁寧に掘り起こす詩集。静かな観察のなかに、痛みと成熟したユーモアが宿る。

『西洋梨そのほか』は、山本美代子の作風が凝縮された受賞作。

162ページ
果実記憶女性日常
詩人
川島完 かわしま かん 受賞
ピエタの夜

『ピエタの夜』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『ピエタの夜』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。

文学人間関係時代
詩人
清岳こう きよたけ こう 受賞
天南星の食卓から

『天南星の食卓から』は、富田砕花賞の受賞作で、自然、食卓、日常の感覚を詩の言葉で表す詩集です。

『天南星の食卓から』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
広部英一 ひろべ えいいち 受賞
苜蓿

『苜蓿』は、広部英一による作品。1998年のtomita saika awardで受賞対象となった。

中塚鞠子 なかつか まりこ 受賞

中塚鞠子『駱駝の園』は、富田砕花賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『駱駝の園』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

104ページ
人生記憶時代
深津朝雄 ふかつ あさお 受賞
石の蔵

『石の蔵』は、深津朝雄による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『石の蔵』は、深津朝雄の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

人間関係記憶時代の空気
西岡寿美子 にしおか すみこ 受賞
へんろみちで

『へんろみちで』は西岡寿美子による作品です。西岡, 寿美子, 1928-から1994.8に刊行が確認できる一冊で、受賞対象となった時期の作者の関心と語り口を伝えます。

『へんろみちで』は、西岡寿美子の受賞対象となった作品です。

113ページ
受賞作現代文学作者の代表的関心
平林敏彦 ひらばやし としひこ 受賞

『磔刑の夏』は、平林敏彦による作品で、富田砕花賞の受賞作です。思潮社、1993.8の刊行情報が確認でき、作品の中心には登場人物の切実な経験や時代の空気が置かれています。

富田砕花賞で評価された、平林敏彦の作品です。

109ページ
文学賞受賞作人物描写時代と記憶
大崎二郎 おおさき じろう 受賞
沖縄島

『沖縄島』は、沖縄戦の記憶と島の風土を見つめる詩集。赤瓦の家並みや土地の匂いと、戦争で失われた暮らしの記憶が重なり、風化に抗う言葉として立ち上がる。

島の風と土の記憶が、沖縄戦で失われた暮らしを呼び戻す。

213ページ
沖縄戦土地の記憶風化への抵抗
北畑光男 きたはた みつお 受賞

北畑光男の詩集。題名にある「救沢」という場所へ向かう動きの中で、風景、労働、記憶、祈りが重なり、土地に深く根ざした詩の世界を作る。

ひとつの土地へ向かう歩みが、記憶と祈りを詩の中に呼び込む。

96ページ
土地記憶祈り
時里二郎 ときさと じろう 受賞
星痕を巡る七つの異文

『星痕を巡る七つの異文』は、時里二郎が一九九一年に書肆山田から刊行した詩集。星の痕跡をめぐる複数の声と異文を重ね、記憶、神話、言葉の断片が交錯する緊密な詩的空間を形づくる。

星の痕跡をたどる言葉が、異なる声を連ねながら記憶の奥へ進んでいく。

現代詩異文記憶神話的イメージ
長田弘 ながた ひろし 受賞

『心の中にもっている問題』は、長田弘による詩集。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

長田弘の『心の中にもっている問題』は、受賞歴とともに読み継がれる詩集。

173ページ
詩集文学賞受賞作日本文学