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第10回(1982年) 受賞受賞作: 浅い眠り
『浅い眠り』は、岩橋邦枝が1981年前後に発表し、平林たい子文学賞の対象となった作品である。受賞文脈では、同時代の文学・詩歌・芸術表現のなかで独自の主題や形式が評価された。
平林たい子文学賞で注目された岩橋邦枝の作品。
受賞作同時代表現文学賞
岩橋 邦枝
いわはし くにえ
Iwahashi Kunie
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1934-10-10 (広島県広島市)
- 死没
- 2014-06-11 (福岡県福岡市中央区) 79歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 広島市(出生) → 佐賀市(疎開) → 東京都(在学・創作活動) → 福岡市(晩年)
経歴
- 職業
- 小説家, 翻訳家, 随筆家, ルポライター, コラムニスト
- 活動期間
- 1954年〜2014年
- 所属
- 日本文藝家協会(理事), 新田次郎文学賞選考委員
- 所属団体
- 日本文藝家協会(理事), 新田次郎文学賞選考委員
- 影響を受けた人物
- 川端康成, 野間宏
- ノミネート
- 芥川賞候補『暮色の深まり』 (1975), 芥川賞候補『冬空』 (1976)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| お茶の水女子大学 | 教育学科 | — | — | 1950s–1957 | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1982 | 平林たい子文学賞 | 浅い眠り | — | 平林たい子文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1986 | 芸術選奨(新人賞) | 伴侶 | — | 文化庁(芸術選奨) | 受賞 |
| 1992 | 女流文学賞 | 浮橋 | — | 女流文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 1994 | 新田次郎文学賞 | 評伝 長谷川時雨 | — | 新田次郎文学賞運営委員会 | 受賞 |
| 2012 | 紫式部文学賞 | 評伝 野上彌生子-迷路を抜けて森へ | — | 紫式部文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2012 | 蓮如賞 | 評伝 野上彌生子-迷路を抜けて森へ | — | 蓮如賞選考委員会 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第36回(1986年) 受賞受賞作: 伴侶
岩橋邦枝の長編小説。夫婦という最も近い関係にある男女の距離、老い、生活の時間を静かに見つめ、日常のなかに潜む孤独と愛情の揺れを描く。
長く連れ添う男女のあいだに残る沈黙と、なお消えない情を描く小説。
188ページ夫婦老い生活孤独女性の内面
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第31回(1992年) 受賞受賞作: 浮橋
岩橋邦枝『浮橋』は、過ぎ去った青春と女性の生の軌跡を、自伝的な連作長篇として描く作品。時を隔ててよみがえる男たちとの記憶が、成熟した視線で静かにたどられる。
時を越えて戻る記憶が、女の人生を細やかに照らす。
216ページ記憶女性の生青春自伝性
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第13回(1994年) 受賞受賞作: 評伝長谷川時雨
『評伝長谷川時雨』は岩橋邦枝によるノンフィクション文学、自然文学の作品で、新田次郎文学賞の受賞作です。賞の対象領域に沿って、物語、人物、社会や歴史へのまなざしを読む作品として位置づけられます。
新田次郎文学賞で評価された、岩橋邦枝の表現を伝える一作です。
300ページノンフィクション文学、自然文学受賞作日本文学
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第22回(2012年) 受賞受賞作: 評伝 野上彌生子――迷路を抜けて森へ
『評伝 野上彌生子――迷路を抜けて森へ』は、2012-1 の murasaki shikibu literary award で記録されている受賞作です。本調査では Amazon JP、国立国会図書館、出版社公式ページの順に単行本・文庫・短編集としての書誌識別子確認を優先したが、このバッチ処理時点で受賞作そのものに対応する紙書籍の ASIN/ISBN を確定できなかったため、掲載誌や関連媒体の識別子は流用していません。
受賞記録上の作品名は『評伝 野上彌生子――迷路を抜けて森へ』。書誌識別子は、作品本体と確認できる資料に限定して扱う。
受賞作書誌確認文学賞記録
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第13回(2013年) 受賞受賞作: 評伝 野上彌生子
『評伝 野上彌生子―迷路を抜けて森へ―』は、野上彌生子の生涯と作品を追う本格評伝です。夏目漱石との出会い、夫・野上豊一郎との生活、老年の恋、未完の長編『森』へ至る創作の持続を描く。
白寿まで書き続けた作家の強さと複雑さを、丹念にたどる評伝。
215ページ評伝野上彌生子女性作家近代文学老年の創作
作品
代表作
逆光線
1956年 短編集初期の短編集。若者の精神や社会の変化を鋭く描いた作品群を収める。
- [映画] 逆光線 / 古川卓巳 (1956)
蜜の渇き
1972年 小説1970年代に発表された作品。女性の内面と葛藤を描く。
浅い眠り
1981年 小説家庭や個人の喪失感を繊細に描き、平林たい子文学賞を受賞した作品。
伴侶
1985年 小説夫の死を題材にした作品で、芸術選奨新人賞を受賞した。
浮橋
1992年 小説女性の生き方や葛藤を描いた作品で、女流文学賞を受賞。
評伝 長谷川時雨
1993年 評伝女流作家・長谷川時雨の生涯と作品をたどる評伝。
評伝 野上彌生子-迷路を抜けて森へ
2011年 評伝野上彌生子の人生と創作を掘り下げた評伝。紫式部文学賞・蓮如賞を受賞。
全著作
- 逆光線(三笠書房)1956
- 蜜の渇き(実業之日本社)1972
- 静かなみじかい午後(河出書房新社)1976
- 浅い眠り(講談社)1981
- 愛と反逆 近代女性史を創った女たち(講談社)1984
- 真夏日(講談社)1984
- 伴侶(新潮社)1985
- 岩橋邦枝の誹風柳多留(集英社)1987
- 中空に(講談社)1987
- 迷鳥(講談社)1988
- ためらいの時(講談社)1989
- 干拓地の春 自選短篇集(学芸書林)1989
- 好色五人女(講談社)1990
- 浮橋(講談社)1992
- 評伝 長谷川時雨(筑摩書房)1993
- 泡沫の秋(新潮社)1995
- 夢の火(講談社)1999
- 月の光(講談社)2002
- 評伝 野上彌生子-迷路を抜けて森へ(新潮社)2011
翻案
- 逆光線(映画化、古川卓巳監督、1956)
- 女子寮祭(映画化)
作家による翻訳
- リチャード・ゲェーマン『光りよ・ここに』四季社 1961(翻訳)
作風・主題
- 文体
- 写実的で観察眼の鋭い文体女性の内面を繊細に描く描写
- 頻出モチーフ
- 女性の自立と葛藤喪失と再生家族関係
健康
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汎発性腹膜炎2014-06-112014年6月に汎発性腹膜炎のため入院、死去
評価・遺産
戦後から近現代にかけて女性の内面や女性文学史に貢献した作家。評伝作品でも知られ、多くの文学賞を受賞した。
関連学会
- 日本文藝家協会
資料所蔵先
- 国立国会図書館所蔵(著作・資料)
- CiNii(論文・書誌情報)
大衆文化への影響
- 短編『逆光線』の映画化は当時の若者文化や上映後の事件報道と結びついて語られることがある。
豆知識
- 当時のメディアから「女版石原慎太郎」と呼ばれたことがある。
- 若い頃からオートバイに乗るなど活動的な人物として注目された。
- 『逆光線』の映画化に関連して1956年に劇場で起きた事件が報じられた経緯がある。