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第34回(1990年) 受賞受賞作: びあんか
水原紫苑の初期歌集で、古典的な響きと現代的な感覚を重ねた短歌世界を展開します。白を想起させる題名のもと、恋、記憶、美意識が緊密な言葉で結ばれています。
白の気配を帯びた題名の下で、古典と現代の感覚が交差します。
短歌古典性恋美意識
水原 紫苑
みずはら しおん
Mizuhara Shion
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1959-02-10 (神奈川県横浜市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語, フランス語
経歴
- 職業
- 歌人, 作家, エッセイスト, 小説家, 翻訳協力者
- 活動期間
- 1987年〜
- 所属
- 中部短歌会
- 影響を受けた人物
- 春日井建
- ノミネート
- 第30回短歌研究新人賞候補(「しろがね」) - 1987年
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 第一文学部 | 仏文科 | 学士 | — | 日本 |
| 早稲田大学大学院文学研究科 | 文学研究科 | 仏文学専攻 | 修士 | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1990 | 現代歌人協会賞 | びあんか | — | 現代歌人協会 | winner |
| — | 駿河梅花文学賞(第1回) | 客人(まらうど) | — | 駿河梅花文学賞選考委員会 | winner |
| — | 河野愛子賞(第10回) | くわんおん(観音) | — | 河野愛子賞選考委員会 | winner |
| — | 山本健吉文学賞(第5回) | あかるたへ | — | 山本健吉文学賞選考委員会 | winner |
| — | 若山牧水賞(第10回) | あかるたへ | — | 若山牧水賞選考委員会 | winner |
| 2017 | 短歌研究賞(第53回) | 極光(30首) | — | 短歌研究社 | winner |
| 2018 | 紫式部文学賞(第28回) | えぴすとれー | — | 紫式部文学賞選考委員会 | winner |
| 2020 | 毎日芸術賞(第62回) | 如何なる花束にも無き花を | — | 毎日新聞社 | winner |
| 2023 | 迢空賞(第57回) | 快楽 | — | 迢空賞選考委員会 | winner |
| 2023 | 前川佐美雄賞(第21回) | 快楽 | — | 前川佐美雄賞選考委員会 | winner |
受賞・候補エディション
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第10回(2000年) 受賞受賞作: くわんおん
『くわんおん』は水原紫苑による作品で、kono-aiko-award/2000-1#0の対象作です。公開情報で単独の単行本や文庫が確認できない場合も、受賞作として各賞の文脈で位置づけられます。
水原紫苑の『くわんおん』は、受賞歴を通じて読み継がれる作品です。
受賞作日本文学作品評価
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第10回(2005年) 受賞受賞作: あかるたへ
戦争の記憶と日本人の魂の行方を、鋭い言葉と祈りの感覚で編み上げた歌集。古典的な響きと現代への切実なまなざしが重なり、救済を求める声が全体を貫いています。
あかるたへは、水原紫苑の作品世界を端的に伝える一作です。
227ページ短歌戦争祈り日本
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第5回(2005年) 短歌部門受賞作: あかるたへ
戦争の記憶と日本人の魂の行方を、鋭い言葉と祈りの感覚で編み上げた歌集。古典的な響きと現代への切実なまなざしが重なり、救済を求める声が全体を貫いています。
あかるたへは、水原紫苑の作品世界を端的に伝える一作です。
227ページ短歌戦争祈り日本
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第53回(2017年) 受賞受賞作: 極光
『極光』は、水原紫苑による受賞作です。単独の単行本、文庫、短編集として刊行された確実な書誌は確認できず、受賞時点の掲載作または応募作として扱うのが妥当です。
単行本化を確認できないため、雑誌号や賞関連資料の識別子は使用していません。
受賞作未単行本化文学賞
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第28回(2018年) 受賞受賞作: 歌集 えぴすとれー
ギリシャ語で手紙を意味する題名を掲げ、存在するものとしないものへ歌を差し出す歌集。古語や伝統技法を自在に用い、短歌の想像力を大きく広げている。
歌は、存在と非在のすべてへ宛てた手紙になる。
282ページ短歌古語伝統技法想像力
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第52回(2018年) 候補受賞作: えぴすとれー
水原紫苑の歌集『えぴすとれー』は、存在と非在のすべてへ手紙を送るように、時空と虚実を往還する作品である。古典的な技法と奔放な想像力を響かせながら、現実の秩序をほどき、異界の美と哀感へ読者を導く。
存在と非在へ宛てた手紙のように、時空と虚実を往き来する歌集。
282ページ短歌古典技法異界手紙虚実 -
第55回(2021年) 候補
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第57回(2023年) 受賞
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第21回(2023年) 受賞受賞作: 快樂
水原紫苑の歌集『快樂』。2020年から2022年までの歌を収めた単独書籍として刊行された歌集で、第21回前川佐美雄賞受賞作でもある。
二十一世紀の感覚を、濃密な歌として結晶させた一冊。
292ページ歌集短歌現代詩
作品
代表作
びあんか
1989年 歌集デビュー歌集。端正な古典文法を用いた伝統的な和歌の手法が示される作品群。
客人(まらうど)
1997年 歌集古典的な表現を踏襲しつつ、現代的感性を織り交ぜた歌群。駿河梅花文学賞受賞作。
くわんおん(観音)
1999年 歌集観音を主題にした歌を含む歌集。古典的な技巧と宗教的主題が交錯する。
あかるたへ
2004年 歌集成熟期の歌集。端正な言語感覚と古典的形式を基盤とする作品群。
えぴすとれー
2017年 歌集手紙や文通を思わせるモチーフが現れる歌集。紫式部文学賞受賞作。
如何なる花束にも無き花を
2020年 歌集比較的新しい歌集。細密な感覚と詩的な比喩で日常と非日常を描き、毎日芸術賞を受賞。
快楽
2022年 歌集近年の作品で、感情の奔放さと古典的技巧が併存する歌群。迢空賞・前川佐美雄賞受賞作。
全著作
- びあんか(雁書館、1989年)
- うたうら(雁書館、1992年)
- 客人(河出書房新社、1997年)
- くわんおん(河出書房新社、1999年)
- いろせ(短歌研究社、2001年)
- 世阿弥の墓(河出書房新社、2003年)
- あかるたへ(河出書房新社、2004年)
- さくらさねさし(角川書店、2009年)
- 武悪のひとへ(本阿弥書店、2011年)
- びあんか|うたうら【決定版】(深夜叢書社、2014年)
- 光儀(すがた)(砂子屋書房、2015年)
- えぴすとれー(本阿弥書店、2017年)
- 如何なる花束にも無き花を(本阿弥書店、2020年)
- 快楽(短歌研究社、2022年)
- 星の肉体(深夜叢書社、1995年)
- 空ぞ忘れぬ(河出書房新社、2000年)
- うたものがたり(岩波書店、2001年)
- 京都うたものがたり(ウェッジ、2004年)
- 歌舞伎ものがたり(講談社、2009年)
- あくがれ―わが和泉式部(ウェッジ、2012年)
- 百人一首 うたものがたり(講談社現代新書、2021年)
- 巴里うたものがたり(春陽堂書店、2023年)
- 生き肌断ち(深夜叢書社、2010年)
- 大岡信『折々のうた』選 短歌(岩波新書、2020年)
作家による翻訳
- 柴田元幸翻訳 エドワード・ゴーリー『うろんな客』への短歌による協力
作風・主題
- 文体
- 端正な古典文法を駆使した和歌表現伝統的な和歌形式の継承
- 頻出モチーフ
- 観音桜歌舞伎手紙自然描写
評価・遺産
古典的技巧を現代に継承する「新古典派」の代表的歌人として評価されており、複数の文学賞受賞で近年も高い評価を維持している。
関連学会
- 中部短歌会
- 現代歌人協会
大衆文化への影響
- 雑誌『太陽』での文化人女性インタビュー連載「美女論」やテレビ出演などで一般にも知られる。
豆知識
- 子どものころの夢は作家か女優だった。
- 専門学校でフランス語通訳の経験がある。
- 歌舞伎好きとして知られる。
- 柴田元幸のエドワード・ゴーリー訳に短歌で協力した。
- 公式Twitterアカウント(リンク切れの情報あり): https://twitter.com/jeanne45944170