芸術選奨文部科学大臣賞 げいじゅつせんしょう もんぶかがくだいじんしょう
第58回(2008年)
演劇映画音楽舞踊文学美術放送大衆芸能芸術振興評論メディア芸術美術A美術B
受賞者
19名
カオスの娘
『カオスの娘』は、島田雅彦による小説です。家族や血縁、都市的な混沌を背景に、個人の欲望と時代の歪みが交差する物語として読めます。
混沌のただ中で、家族と欲望の物語が不穏に立ち上がります。
小説家族都市混沌
『わたしの城下町』は、木下直之が戦後日本の城と天守閣をめぐって、記憶、観光、地域意識を読み解く美術・文化史の著作です。城がなぜ人々の心を引きつけるのかを、近現代史の中で考えます。
失われ、再建され、愛され続ける城から、戦後日本の心の形を読み解きます。
416ページ
文化史城戦後日本観光と記憶
『岡本太郎の見た日本』は、赤坂憲雄が岡本太郎の日本論を手がかりに、縄文、民俗、東北、近代を横断して日本文化を問い直す評論です。岡本の眼差しを通して、制度化された美術史とは異なる日本像を探ります。
岡本太郎の眼差しを借りて、日本文化の底にある野性と近代への抵抗を探ります。
375ページ
評論岡本太郎日本文化民俗と近代
絆-コンフィダント
『コンフィダント・絆』は、三谷幸喜が作・演出した舞台作品です。ゴッホ、ゴーギャンら画家たちの友情と嫉妬を、会話劇として軽妙かつ切なく描きます。
芸術家たちの友情は、信頼と嫉妬のあいだで少しずつ揺らいでいきます。
戯曲舞台芸術家友情と嫉妬
『それでもボクはやってない 日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!』は、周防正行が映画制作を通じて向き合った刑事裁判への疑問をまとめた本です。シナリオと補足を通して、冤罪と司法制度の問題を具体的に考えさせます。
一人の無実の訴えから、日本の刑事裁判の仕組みが見えてきます。
319ページ
映画シナリオ刑事裁判冤罪司法制度