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第8回(1961年) 受賞受賞作: 幼兒狩り
子どものいない女性が、知人の子や道端の子どもに向ける異様な関心を通して、日常の奥にある欲望と歪みを掘り下げる短編。河野多惠子初期の鋭い心理描写が光る。
子どもへの視線を通じて、日常の底に潜む歪んだ愛の形を露出させる。
336ページ女性心理子ども欲望日常の歪み初期短編
河野 多惠子
こうの たえこ
Kono Taeko
別名:
市川 多惠子
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1926-04-30 (大阪府大阪市)
- 死没
- 2015-01-29 (東京都) 88歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 1961年〜2015年
- 所属
- 日本芸術院
- 所属団体
- 日本芸術院
- 影響を受けた人物
- 谷崎潤一郎
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪府女子専門学校 | — | 経済科 | 得業士 | 1944-1947 | 日本 |
大阪府女子専門学校
経済科
学位:
得業士
期間:
1944-1947
卒業年:
1947
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1961 | 新潮同人雑誌賞 | 幼児狩り | — | 新潮社 | 受賞 |
| 1963 | 芥川龍之介賞 | 蟹 | — | 日本文学振興会 | 受賞 |
| 1966 | 女流文学賞 | 最後の時 | — | 日本文学振興会 | 受賞 |
| 1969 | 読売文学賞 | 不意の声 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 1977 | 読売文学賞 | 谷崎文学と肯定の欲望 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 1980 | 谷崎潤一郎賞 | 一年の牧歌 | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 1984 | 日本芸術院賞 | — | — | 日本芸術院 | 受賞 |
| 1991 | 野間文芸賞 | みいら採り猟奇譚 | — | 野間文芸財団 | 受賞 |
| 1999 | 勲三等瑞宝章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
| 1999 | 伊藤整文学賞 | 後日の話 | — | 伊藤整賞選考委員会 | 受賞 |
| 2000 | 毎日芸術賞 | 後日の話 | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2002 | 川端康成文学賞 | 半所有者 | — | 川端康成賞選考委員会 | 受賞 |
| 2002 | 文化功労者 | — | — | 文化庁 | 受賞 |
| 2014 | 文化勲章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
| 2015 | 従三位 | — | — | 日本政府 | 追叙 |
新潮同人雑誌賞
1961
対象作品:
幼児狩り
主催:
新潮社
結果:
受賞
芥川龍之介賞
1963
対象作品:
蟹
主催:
日本文学振興会
結果:
受賞
女流文学賞
1966
対象作品:
最後の時
主催:
日本文学振興会
結果:
受賞
読売文学賞
1969
対象作品:
不意の声
主催:
読売新聞社
結果:
受賞
読売文学賞
1977
対象作品:
谷崎文学と肯定の欲望
主催:
読売新聞社
結果:
受賞
谷崎潤一郎賞
1980
対象作品:
一年の牧歌
主催:
読売新聞社
結果:
受賞
日本芸術院賞
1984
主催:
日本芸術院
結果:
受賞
野間文芸賞
1991
対象作品:
みいら採り猟奇譚
主催:
野間文芸財団
結果:
受賞
勲三等瑞宝章
1999
主催:
日本政府
結果:
受章
伊藤整文学賞
1999
対象作品:
後日の話
主催:
伊藤整賞選考委員会
結果:
受賞
毎日芸術賞
2000
対象作品:
後日の話
主催:
毎日新聞社
結果:
受賞
川端康成文学賞
2002
対象作品:
半所有者
主催:
川端康成賞選考委員会
結果:
受賞
文化功労者
2002
主催:
文化庁
結果:
受賞
文化勲章
2014
主催:
日本政府
結果:
受章
従三位
2015
主催:
日本政府
結果:
追叙
受賞・候補エディション
同人雑誌賞
1回登壇
芥川龍之介賞
1回登壇
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第49回(1963年) 受賞受賞作: 蟹
外房の海辺で甥と蟹を探す中年女性の心理を描く短編。穏やかな浜辺の情景の奥に、子どもへの執着、羞恥、孤独が入り混じる複雑な内面が広がっていく。
海辺の遊びは、女性の胸底に沈む屈折した欲望と孤独を照らし出す。
336ページ女性心理海辺幼児へのまなざし羞恥孤独
女流文学賞
1回登壇
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第6回(1967年) 受賞受賞作: 最後の時
死を意識する時間の中で、記憶や身体感覚が鋭く浮かび上がる河野多惠子の短編。日常の奥に潜む不安と、説明しきれない感情の揺れを精密な文体でとらえる。
終わりに近づく時間が、かえって生の感覚を濃くしていく。
短編記憶女性
読売文学賞
1回登壇
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第20回(1968年) 受賞受賞作: 不意の声
日常の奥から突然立ち上がる声を通して、記憶、欲望、心の裂け目を描く小説。繊細で緊迫した心理描写が読者を内面へ引き込む。
不意の声は、心理を軸に河野多惠子の視線が凝縮された受賞作である。
心理記憶欲望
谷崎潤一郎賞
1回登壇
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第16回(1980年) 受賞受賞作: 一年の牧歌
結核を患った女性の一年間の禁欲生活を描く小説。身体の制限、欲望、時間の流れを緊密に見つめ、河野多恵子らしい意識のゆらぎと性の感覚を掘り下げる。
病と禁欲の一年を通して、身体と意識の揺れを描く。
208ページ病禁欲女性の身体欲望意識
野間文芸賞
1回登壇
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第44回(1991年) 受賞受賞作: みいら採り猟奇譚
『みいら採り猟奇譚』は、河野多惠子が身体、欲望、記憶の奥にある不穏さを凝視した小説です。題名の奇怪さを入口に、愛や執着が暴力性を帯びる瞬間を精密に描き、心理小説として強い緊張を生みます。
欲望と記憶の深部に潜む違和感を、河野多惠子の鋭い文体で描きます。
438ページ身体欲望心理小説猟奇
伊藤整文学賞
1回登壇
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第10回(1999年) 受賞受賞作: 後日の話
「後日の話」は河野 多惠子による文学作品です。文藝春秋から1999年に刊行が確認でき、受賞対象として扱われています。
文学作品として受賞歴を持つ「後日の話」。
280ページ文学受賞作
川端康成文学賞
1回登壇
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第28回(2002年) 受賞受賞作: 半所有者
『半所有者』は、河野多惠子による川端康成文学賞の対象作品。題名が示す印象を入口に、人物の動きや時代の気配を読者に伝える。
『半所有者』は、河野多惠子の作品世界を伝える受賞対象作である。
受賞対象作人物と社会時代の空気
作品
代表作
幼児狩り
1961年 小説蟹
1963年 小説不意の声
1968年 小説一年の牧歌
1980年 小説みいら採り猟奇譚
1990年 小説後日の話
1999年 小説作品の翻訳
- 幼児狩り、他
- みいら採り猟奇譚
- 不意の声
- 血と貝殻
- みいら採り猟奇譚
- 幼児狩り
作風・主題
- 文体
- マゾヒズム異常性愛
- 頻出モチーフ
- 心身の被虐
健康
-
肺結核1949-1957健康に大きな影響を与えた
-
呼吸不全2015死因
評価・遺産
マゾヒズムや異常性愛をテーマに、小説における性の客観的視点を確立した
関連学会
- 日本芸術院
豆知識
- 瀬戸内寂聴の部屋のドアに口づけしたエピソード
- 『男友達』のベッドシーンが全体の20%だったエピソード
- 永山則夫の日本文芸家協会入会に反対した