日本の文学賞

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小川 哲

おがわ さとし

Ogawa Satoshi

ペンネーム: 小川 哲作家として用いるペンネーム

プロフィール

性別
男性
生誕
1986-12-25 (千葉県千葉市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
千葉市(出生) → 東京都(在住)

経歴

職業
小説家
活動期間
2015年〜
影響を受けた人物
アラン・チューリング, 伊藤計劃, フィリップ・K・ディック
ノミネート
吉川英治文学新人賞 候補(『ゲームの王国』), 第162回 直木三十五賞 候補(『嘘と正典』), 本屋大賞 ノミネート(『君のクイズ』、第6位)

学歴

渋谷教育学園幕張中学校・高等学校
国: 日本
東京大学教養学部
教養学部
学位: 学士
国: 日本
入学は理科一類から文転
東京大学大学院総合文化研究科
総合文化研究科
学位: 博士課程中退
期間: 在学(博士課程在籍・中退)
国: 日本
在学中はアラン・チューリングについて研究

受賞歴

ハヤカワSFコンテスト
2015
対象作品: ユートロニカのこちら側
主催: 早川書房
結果: 大賞 (Grand Prize)
日本SF大賞
2017
対象作品: ゲームの王国
主催: 日本SF作家クラブ
結果: 受賞 (Winner)
山本周五郎賞
2017
対象作品: ゲームの王国
主催: 山本周五郎賞選考委員会
結果: 受賞 (Winner)
銀河賞(中国)
2020
対象作品: 魔術師(短編)
主催: 銀河賞運営委員会
結果: 銀賞 (Silver Prize)
星雲賞(日本短編部門)
2022
対象作品: SF作家の倒し方
部門: 日本短編部門
主催: 日本SFファングループ連合会議
結果: 受賞 (Winner)
山田風太郎賞
2022
対象作品: 地図と拳
主催: 山田風太郎賞選考委員会
結果: 受賞 (Winner)
直木三十五賞
2023
対象作品: 地図と拳
主催: 直木賞選考会
結果: 受賞 (Winner)
日本推理作家協会賞
2023
対象作品: 君のクイズ
部門: 長編および連作短編集部門
主催: 日本推理作家協会
結果: 受賞 (Winner)
直木三十五賞
2020
対象作品: 嘘と正典
主催: 直木賞選考会
結果: 候補 (Nominee)
吉川英治文学新人賞
2018
対象作品: ゲームの王国
主催: 吉川英治国民文化振興会
結果: 候補 (Nominee)

受賞・候補エディション

  1. 巨大情報企業が運営する実験都市アガスティア・リゾートを舞台に、個人情報を差し出す代わりに豊かな生活を手にする人々の暮らしと、その外側にはじき出された者たちの姿を描く。連作形式で管理社会の未来を切り取ったポスト・ディストピアSF。

    個人情報の提供と引き換えに理想の暮らしが保証される都市の果てを描く。

    336ページ
    個人情報管理社会ディストピア連作短編未来都市SF
日本SF大賞 1回登壇
  1. 受賞作: ゲームの王国

    ポル・ポト政権下のカンボジアと近未来を結び、暴力、知性、ゲーム、政治を壮大なスケールで描く二部構成の長編。人間が制度や偶然に翻弄される姿を、緻密な構成で追う。

    ゲームの理論と歴史の暴力が、人間の自由を問い直す。

    448ページ
    SFカンボジアポル・ポトゲーム理論暴力
  1. 受賞作: ゲームの王国

    ポル・ポト政権下のカンボジアと近未来を結ぶ二部構成の長編。暴力と知性、ゲームと政治の関係を大きな時間幅で描き、人間が制度に抗う可能性を問いかける。

    歴史の暴力とゲームの論理が、人間の選択を追い詰める。

    448ページ
    SF歴史カンボジアゲーム政治
山本周五郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: ゲームの王国

    ポル・ポト政権下のカンボジアと近未来を結び、暴力、知性、ゲーム、政治を壮大なスケールで描く二部構成の長編。人間が制度や偶然に翻弄される姿を、緻密な構成で追う。

    ゲームの理論と歴史の暴力が、人間の自由を問い直す。

    448ページ
    SFカンボジアポル・ポトゲーム理論暴力
山田風太郎賞 1回登壇
  1. 受賞作: 地図と拳

    満洲の都市をめぐる人々の野心と暴力を、歴史と空想を往復しながら描く大長編。

    ひとつの都市の興亡が、人間の欲望を映し出す。

    640ページ
    歴史小説満洲戦争都市大長編
星雲賞 1回登壇
  1. 樋口恭介編『異常論文』に収録された、小川哲の論考風短編。実在のSF作家たちをネタに、裏SF界という設定のもとで「倒し方」を考える、メタ的な遊びと批評性をあわせ持つ作品。

    裏SF作家たちの倒し方を、まじめに考える。

    687ページ
    SFメタフィクション批評ユーモア作家論
  1. 第76回(2023年) 長編および連作短編集部門
    受賞作: 君のクイズ

    自称名探偵と五人の助手候補が、空想のような事件と現実の秘密のあいだを行き来するミステリラブコメ。助手に指名された高校生の視点から、推理が真実へ変わる瞬間の危うさが描かれる。

    名探偵は絶対に間違えない。

    328ページ
    ミステリラブコメ名探偵助手高校生非日常

作品

代表作

ユートロニカのこちら側

2015年 SF(短編集)

大学院在学中に発表したデビュー作。技術と人間の境界、記憶やアイデンティティを巡る短中編を収める。

テクノロジーと人間性記憶アイデンティティ

ゲームの王国

2017年 SF(長編)

カンボジアの現代史を織り込んだ長編SF。国家、記憶、暴力の継承を巡る物語で、国内外で高く評価された。

歴史と記憶国家暴力ポストコロニアリズム

嘘と正典

2019年 短編集(SF含む)

短編を中心に収めた作品集。収録作のひとつ「魔術師」は中国語訳で銀河賞の評価を受けた。

嘘と真実文学とジャンルの境界記憶と語り
翻訳
  • 「魔術師」中国語訳(翻訳者: 丁丁虫 等)

地図と拳

2022年 SF/ミステリ

連載を経て刊行された長編。地図と都市、暴力と記憶を巡る語り口で、ミステリ性と文学性を併せ持つ作品。

地図都市暴力記憶

君のクイズ

2022年 ミステリ/現代小説

クイズ番組を題材にしつつ、人間関係や社会性をあぶり出す長編。書店員によるランキングや本屋大賞で注目を集めた。

メディアと人間性競争嘘と正直

君が手にするはずだった黄金について

2023年 短編集

短編を中心とした新作集。書き下ろしと雑誌掲載作を併録し、個人史や想像力をテーマにした短篇群を収める。

個人史想像力喪失と再生

スメラミシング

2024年 短編群・現代文学/SF

近年の短編を中心にまとめた作品集。神話的モチーフや社会的考察を含む多様な短篇を収録する。

神話と現代翻訳と他者想像力

全著作

  • ユートロニカのこちら側(2015)
  • ゲームの王国(2017)
  • 嘘と正典(2019)
  • 地図と拳(2022)
  • 君のクイズ(2022)
  • 君が手にするはずだった黄金について(2023)
  • スメラミシング(2024)

翻案

  • NHKドラマ『火星の女王』(原作:小川哲、放送予定:2025年12月)

作品の翻訳

  • 「魔術師」中国語訳(翻訳者: 丁丁虫)

作風・主題

文体
冷静かつ理知的な筆致歴史的事実とSF的想像力の融合
頻出モチーフ
地図・都市記憶ゲーム性暴力と国家

評価・遺産

SFとミステリの領域を横断する作家として評価され、若手作家として主要な文壇賞を多数受賞。歴史認識や記憶の扱いに特色があり、映画・ドラマ化の動きも出ている。

関連学会

  • 日本SF作家クラブ(関連)
  • 日本推理作家協会(関連)

資料所蔵先

  • VIAF: 6145066477866591674
  • GND (ドイツ国立図書館): 1217036687
  • Library of Congress: no2018141790
  • 国立国会図書館ID: 001218893
  • IdRef: 236662716

大衆文化への影響

  • NHKドラマ『火星の女王』(原作・小川哲、2025年放送予定)
  • フジテレビ『世界SF作家会議』出演(2020年・2021年)

引用

  • 小説を書く際は、プロットを立てずに書く。
    出典: WEB本の雑誌 インタビュー(2022) (2022年)
  • 今まで体系だって本を読んでいないと感じ、岩波文庫を毎日一冊読むようにした。
    出典: WEB本の雑誌(連載インタビュー) (2022年)

豆知識

  • 大学院在学中にアラン・チューリングについて研究していた。
  • デビュー作は2015年の『ユートロニカのこちら側』(ハヤカワSFコンテスト大賞)。
  • 作品執筆時はプロットを事前に立てずに書くと公言している。
  • 岩波文庫を毎日一冊読む習慣を公言している。
  • 2023年に漫画家・山本さほと結婚。
  • 短編『凍った心臓』はAI執筆を明示して『S-Fマガジン』に掲載された。