日本の文学賞

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俵万智

たわら まち

Tawara Machi

プロフィール

性別
女性
生誕
1962-12-31 (大阪府北河内郡門真町(現・門真市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
大阪府四條畷市(幼少期) → 福井県武生市(現・越前市、転居) → 東京都(早稲田大学在学中) → 神奈川県(神奈川県立橋本高等学校勤務時期) → 宮城県仙台市(在住) → 沖縄県石垣島(移住) → 宮崎県宮崎市(移住、拠点) → 宮城県仙台市(2022年に再移住、両親の支援のため)

経歴

職業
歌人, エッセイスト, 翻訳家, 作詞家, 小説家, 高校教員
活動期間
1986年〜
所属
結社「心の花」, 東京コンサーツ(所属事務所)
所属団体
結社「心の花」, 国語審議会(委員歴あり)
影響を受けた人物
佐佐木幸綱, 村木道彦
影響を与えた人物
梅内美華子, 小佐野彈, 萩原慎一郎

学歴

早稲田大学第一文学部
第一文学部 / 日本文学専修
学位: 学士(文学)
期間: 1981-1985
卒業年: 1985
国: 日本
福井県立藤島高等学校
期間: 1978-1981
卒業年: 1981
国: 日本

受賞歴

角川短歌賞
1986
対象作品: 八月の朝
主催: 角川書店
結果: 受賞
現代歌人協会賞
1988
対象作品: サラダ記念日
主催: 現代歌人協会
結果: 受賞
紫式部文学賞
2003
対象作品: 愛する源氏物語
主催: 紫式部文学賞
結果: 受賞
若山牧水賞
2006
対象作品: プーさんの鼻
主催: 若山牧水賞
結果: 受賞
詩歌文学館賞
2021
対象作品: 未来のサイズ
主催: 詩歌文学館
結果: 受賞
迢空賞
2021
対象作品: 未来のサイズ
主催: 迢空賞
結果: 受賞
朝日賞
2022
主催: 朝日新聞社
結果: 受賞
ベストマザー賞
2009
主催: ベストマザー賞実行委員会
結果: 受賞
宮日出版大賞 特別大賞
2019
対象作品: 牧水の恋
主催: 宮日出版大賞
結果: 受賞
紫綬褒章
2023
主催: 内閣府
結果: 受章

受賞・候補エディション

角川短歌賞 2回登壇
  1. 受賞作: 野球ゲーム

    『野球ゲーム』は俵万智による短歌作品で、1985年の受賞作として記録されている。日常的な場面や会話の感覚を短歌へ取り込み、現代的な口語表現の可能性を示した作品。

    短歌作品としての輪郭を、受賞記録と書誌情報からたどる作品。

    受賞作品短歌作品1985年
  2. 受賞作: 八月の朝

    俵万智の初期を代表する五十首連作。日常会話に近いことばと恋愛や青春の感覚を短歌に取り込み、のちの第一歌集『サラダ記念日』へつながる新しい口語短歌の魅力を示した。

    ふだんの言葉で青春の揺れを詠み、短歌の読者層を広げる力を見せた連作。

    口語短歌青春恋愛日常
  1. 受賞作: サラダ記念日

    口語短歌の瑞々しさで日常の恋愛、食卓、若さを詠み、現代短歌の読者層を大きく広げた歌集。何気ない会話や時間が、記念日のような輝きを帯びる。

    サラダ記念日は、俵万智の表現の核を伝える一作である。

    190ページ
    口語短歌恋愛日常若さ
紫式部文学賞 1回登壇
  1. 俵万智が『源氏物語』を現代の読者へ引き寄せるエッセイ。古典の恋、権力、孤独、ことばの魅力を、歌人ならではの感度で読み解き、千年前の物語を身近な感情の物語として開いていく。

    古典の遠さをほどき、恋とことばの生々しさを現在へ連れてくる。

    285ページ
    源氏物語古典恋愛エッセイ
若山牧水賞 1回登壇
  1. 受賞作: プーさんの鼻

    『プーさんの鼻』は、俵万智による作品で、2006年の若山牧水賞で受賞に選ばれた。

    若山牧水賞で評価された俵万智の作品。

    若山牧水賞受賞
迢空賞 1回登壇
  1. 受賞作: 未来のサイズ

    子どもの成長や社会の息苦しさを見つめる、31文字のアフォリズム集としての歌集。

    未来は、いちばん近い日常のサイズでやってくる。

    184ページ
    歌集アフォリズム子ども社会
詩歌文学館賞 1回登壇
  1. 受賞作: 未来のサイズ

    子育て、地方移住、コロナ禍で揺れる日常を、自分の文体で受け止めた第六歌集。

    暮らしの変化を、軽やかさを失わない短歌で編み上げた一冊。

    184ページ
    子育て地方移住コロナ禍日常社会の視点

作品

代表作

サラダ記念日

1987年 歌集

第一歌集。口語的で親しみやすい短歌により一般読者層に広く受け入れられ、1987年に大ベストセラーとなった作品。

日常生活恋愛食べ物ユーモア

チョコレート革命

1997年 歌集

第三歌集。身近な言葉と軽やかな感性で日常を描く作品群。

日常記憶

プーさんの鼻

2005年 歌集

第四歌集。柔らかいユーモアと温かい視線で日常や家族を詠む。

家族子育て日常

未来のサイズ

2020年 歌集

第六歌集。成熟した眼差しで時間や未来について詠む作品を収録。

時間未来成熟

トリアングル

2004年 小説

初の長編小説。読売新聞に連載され、後に映画化された経緯がある。

人間関係恋愛現代生活
映像化・舞台化
  • [映画] TANNKA 短歌 / 阿木燿子

オレがマリオ

2013年 歌集

第五歌集。現代的な題材を取り入れた短歌を収める。

現代文化日常遊び心

全著作

  • サラダ記念日
  • とれたての短歌です
  • もうひとつの恋
  • かぜのてのひら
  • チョコレート革命
  • 小さな友だち
  • 花束のように抱かれてみたく
  • 会うまでの時間 自選歌集
  • プーさんの鼻
  • トリアングル
  • オレがマリオ
  • 未来のサイズ
  • アボカドの種
  • あとがきはまだ 俵万智選歌集

翻案

  • 小説『トリアングル』 → 映画『TANNKA 短歌』化

作家による翻訳

  • おーい、おりてよ(ジョン・バーニンガム 原作)
  • マドレーヌのクリスマス(ルドウィッヒ・ベーメルマンス 原作)
  • クリスマスのほし(マーカス・フィスター 原作)
  • クマと森のピアノ(デイビッド・リッチフィールド 原作)

作風・主題

文体
口語短歌親しみやすい日常語の使用ライトヴァース的要素ユーモアと機知を交えた詠み口
頻出モチーフ
日常生活恋愛家族食べ物自然子育て

評価・遺産

俵万智は1987年の歌集『サラダ記念日』で短歌を一般読者層に広め、口語短歌・ライトヴァースの普及に大きく貢献した。幅広い媒体での活動や翻訳・エッセイでの発信により、現代短歌の裾野を広げた作家として高く評価されている。

関連学会

  • 現代歌人協会

大衆文化への影響

  • 『サラダ記念日』が大ベストセラーとなり社会現象を引き起こした
  • NHK紅白歌合戦のゲスト審査員(1987年・1998年・2023年など)として出演
  • 映画出演(『クワイエットルームにようこそ』など)やメディアでの幅広い活動
  • 学校音楽コンクールの課題曲の作詞など、教育分野にも影響を与えた

豆知識

  • 本名は俵万智で、田原町駅に由来するペンネームではなく本名であると本人が語っている。
  • 第一歌集『サラダ記念日』は数百万部のベストセラーとなった(出典により260万部超・280万部とされる記述あり)。
  • 2003年に男児を出産しており、シングルマザーとして育児と創作を両立させてきた。
  • 早稲田大学第一文学部出身で、卒業後は高校の国語教員として勤務した時期がある。
  • 短歌だけでなく翻訳やエッセイ、作詞、連載、小説など多様な創作活動を行っている。