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第31回(1985年) 次席受賞作: 野球ゲーム
『野球ゲーム』は俵万智による短歌作品で、1985年の受賞作として記録されている。日常的な場面や会話の感覚を短歌へ取り込み、現代的な口語表現の可能性を示した作品。
短歌作品としての輪郭を、受賞記録と書誌情報からたどる作品。
受賞作品短歌作品1985年 -
第32回(1986年) 受賞受賞作: 八月の朝
俵万智の初期を代表する五十首連作。日常会話に近いことばと恋愛や青春の感覚を短歌に取り込み、のちの第一歌集『サラダ記念日』へつながる新しい口語短歌の魅力を示した。
ふだんの言葉で青春の揺れを詠み、短歌の読者層を広げる力を見せた連作。
口語短歌青春恋愛日常
俵万智
たわら まち
Tawara Machi
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1962-12-31 (大阪府北河内郡門真町(現・門真市))
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 大阪府四條畷市(幼少期) → 福井県武生市(現・越前市、転居) → 東京都(早稲田大学在学中) → 神奈川県(神奈川県立橋本高等学校勤務時期) → 宮城県仙台市(在住) → 沖縄県石垣島(移住) → 宮崎県宮崎市(移住、拠点) → 宮城県仙台市(2022年に再移住、両親の支援のため)
経歴
- 職業
- 歌人, エッセイスト, 翻訳家, 作詞家, 小説家, 高校教員
- 活動期間
- 1986年〜
- 所属
- 結社「心の花」, 東京コンサーツ(所属事務所)
- 所属団体
- 結社「心の花」, 国語審議会(委員歴あり)
- 影響を受けた人物
- 佐佐木幸綱, 村木道彦
- 影響を与えた人物
- 梅内美華子, 小佐野彈, 萩原慎一郎
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 早稲田大学第一文学部 | 第一文学部 | 日本文学専修 | 学士(文学) | 1981-1985 | 日本 |
| 福井県立藤島高等学校 | — | — | — | 1978-1981 | 日本 |
早稲田大学第一文学部
第一文学部
/ 日本文学専修
学位:
学士(文学)
期間:
1981-1985
卒業年:
1985
国:
日本
福井県立藤島高等学校
期間:
1978-1981
卒業年:
1981
国:
日本
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1986 | 角川短歌賞 | 八月の朝 | — | 角川書店 | 受賞 |
| 1988 | 現代歌人協会賞 | サラダ記念日 | — | 現代歌人協会 | 受賞 |
| 2003 | 紫式部文学賞 | 愛する源氏物語 | — | 紫式部文学賞 | 受賞 |
| 2006 | 若山牧水賞 | プーさんの鼻 | — | 若山牧水賞 | 受賞 |
| 2021 | 詩歌文学館賞 | 未来のサイズ | — | 詩歌文学館 | 受賞 |
| 2021 | 迢空賞 | 未来のサイズ | — | 迢空賞 | 受賞 |
| 2022 | 朝日賞 | — | — | 朝日新聞社 | 受賞 |
| 2009 | ベストマザー賞 | — | — | ベストマザー賞実行委員会 | 受賞 |
| 2019 | 宮日出版大賞 特別大賞 | 牧水の恋 | — | 宮日出版大賞 | 受賞 |
| 2023 | 紫綬褒章 | — | — | 内閣府 | 受章 |
角川短歌賞
1986
対象作品:
八月の朝
主催:
角川書店
結果:
受賞
現代歌人協会賞
1988
対象作品:
サラダ記念日
主催:
現代歌人協会
結果:
受賞
紫式部文学賞
2003
対象作品:
愛する源氏物語
主催:
紫式部文学賞
結果:
受賞
若山牧水賞
2006
対象作品:
プーさんの鼻
主催:
若山牧水賞
結果:
受賞
詩歌文学館賞
2021
対象作品:
未来のサイズ
主催:
詩歌文学館
結果:
受賞
迢空賞
2021
対象作品:
未来のサイズ
主催:
迢空賞
結果:
受賞
朝日賞
2022
主催:
朝日新聞社
結果:
受賞
ベストマザー賞
2009
主催:
ベストマザー賞実行委員会
結果:
受賞
宮日出版大賞 特別大賞
2019
対象作品:
牧水の恋
主催:
宮日出版大賞
結果:
受賞
紫綬褒章
2023
主催:
内閣府
結果:
受章
受賞・候補エディション
角川短歌賞
2回登壇
現代歌人協会賞
1回登壇
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第32回(1988年) 受賞受賞作: サラダ記念日
口語短歌の瑞々しさで日常の恋愛、食卓、若さを詠み、現代短歌の読者層を大きく広げた歌集。何気ない会話や時間が、記念日のような輝きを帯びる。
サラダ記念日は、俵万智の表現の核を伝える一作である。
190ページ口語短歌恋愛日常若さ
紫式部文学賞
1回登壇
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第14回(2004年) 受賞受賞作: 愛する源氏物語
俵万智が『源氏物語』を現代の読者へ引き寄せるエッセイ。古典の恋、権力、孤独、ことばの魅力を、歌人ならではの感度で読み解き、千年前の物語を身近な感情の物語として開いていく。
古典の遠さをほどき、恋とことばの生々しさを現在へ連れてくる。
285ページ源氏物語古典恋愛エッセイ
若山牧水賞
1回登壇
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第11回(2006年) 受賞受賞作: プーさんの鼻
『プーさんの鼻』は、俵万智による作品で、2006年の若山牧水賞で受賞に選ばれた。
若山牧水賞で評価された俵万智の作品。
若山牧水賞受賞
迢空賞
1回登壇
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第55回(2021年) 受賞
詩歌文学館賞
1回登壇
-
第36回(2021年) 受賞受賞作: 未来のサイズ
子育て、地方移住、コロナ禍で揺れる日常を、自分の文体で受け止めた第六歌集。
暮らしの変化を、軽やかさを失わない短歌で編み上げた一冊。
184ページ子育て地方移住コロナ禍日常社会の視点
作品
代表作
サラダ記念日
1987年 歌集第一歌集。口語的で親しみやすい短歌により一般読者層に広く受け入れられ、1987年に大ベストセラーとなった作品。
日常生活恋愛食べ物ユーモア
チョコレート革命
1997年 歌集第三歌集。身近な言葉と軽やかな感性で日常を描く作品群。
日常恋記憶
プーさんの鼻
2005年 歌集第四歌集。柔らかいユーモアと温かい視線で日常や家族を詠む。
家族子育て日常
未来のサイズ
2020年 歌集第六歌集。成熟した眼差しで時間や未来について詠む作品を収録。
時間未来成熟
トリアングル
2004年 小説初の長編小説。読売新聞に連載され、後に映画化された経緯がある。
人間関係恋愛現代生活
映像化・舞台化
- [映画] TANNKA 短歌 / 阿木燿子
オレがマリオ
2013年 歌集第五歌集。現代的な題材を取り入れた短歌を収める。
現代文化日常遊び心
全著作
- サラダ記念日
- とれたての短歌です
- もうひとつの恋
- かぜのてのひら
- チョコレート革命
- 小さな友だち
- 花束のように抱かれてみたく
- 会うまでの時間 自選歌集
- プーさんの鼻
- トリアングル
- オレがマリオ
- 未来のサイズ
- アボカドの種
- あとがきはまだ 俵万智選歌集
翻案
- 小説『トリアングル』 → 映画『TANNKA 短歌』化
作家による翻訳
- おーい、おりてよ(ジョン・バーニンガム 原作)
- マドレーヌのクリスマス(ルドウィッヒ・ベーメルマンス 原作)
- クリスマスのほし(マーカス・フィスター 原作)
- クマと森のピアノ(デイビッド・リッチフィールド 原作)
作風・主題
- 文体
- 口語短歌親しみやすい日常語の使用ライトヴァース的要素ユーモアと機知を交えた詠み口
- 頻出モチーフ
- 日常生活恋愛家族食べ物旅自然子育て
評価・遺産
俵万智は1987年の歌集『サラダ記念日』で短歌を一般読者層に広め、口語短歌・ライトヴァースの普及に大きく貢献した。幅広い媒体での活動や翻訳・エッセイでの発信により、現代短歌の裾野を広げた作家として高く評価されている。
関連学会
- 現代歌人協会
大衆文化への影響
- 『サラダ記念日』が大ベストセラーとなり社会現象を引き起こした
- NHK紅白歌合戦のゲスト審査員(1987年・1998年・2023年など)として出演
- 映画出演(『クワイエットルームにようこそ』など)やメディアでの幅広い活動
- 学校音楽コンクールの課題曲の作詞など、教育分野にも影響を与えた
豆知識
- 本名は俵万智で、田原町駅に由来するペンネームではなく本名であると本人が語っている。
- 第一歌集『サラダ記念日』は数百万部のベストセラーとなった(出典により260万部超・280万部とされる記述あり)。
- 2003年に男児を出産しており、シングルマザーとして育児と創作を両立させてきた。
- 早稲田大学第一文学部出身で、卒業後は高校の国語教員として勤務した時期がある。
- 短歌だけでなく翻訳やエッセイ、作詞、連載、小説など多様な創作活動を行っている。