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受賞作: プールサイド小景
「プールサイド小景」は、突然職を失った夫が子どもたちとプールで遊ぶ姿を、妻の目を通して静かに見つめる短編です。家庭のささやかな幸福が、社会的な不安や生活の変化によっていかに揺らぐかを、抑制された筆致で描きます。
明るいプールサイドの光景に、家庭の幸福のもろさが静かに差し込む芥川賞受賞作です。
320ページ家庭失職夫婦日常の不安幸福の脆さ
庄野潤三
しょうの じゅんぞう
Shōno Junzō
プロフィール
- 性別
- 男性
- 生誕
- 1921-02-09 (大阪府東成郡住吉村)
- 死没
- 2009-09-21 (神奈川県川崎市多摩区生田) 88歳
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 大阪府東成郡住吉村 → アメリカ合衆国オハイオ州ガンビア村 → 神奈川県川崎市生田
経歴
- 職業
- 小説家
- 活動期間
- 1953年〜2006年
- 所属
- 朝日放送
- 所属団体
- 日本芸術院
- 影響を受けた人物
- 伊東静雄, 島尾敏雄
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大阪外国語学校 | 英語科 | — | — | — | 日本 |
| 九州帝国大学 | 法文学部 | 東洋史学科 | — | — | 日本 |
大阪外国語学校
英語科
卒業年:
1941
国:
日本
現・大阪大学外国語学部
九州帝国大学
法文学部
/ 東洋史学科
国:
日本
戦時中の特例措置で繰り上げ卒業
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1955 | 芥川龍之介賞 | プールサイド小景 | — | 文藝春秋 | 受賞 |
| 1960 | 新潮社文学賞 | 静物 | — | 新潮社 | 受賞 |
| 1966 | 読売文学賞 | 夕べの雲 | 小説賞 | 読売新聞社 | 受賞 |
| 1969 | 芸術選奨文部大臣賞 | 紺野機業場 | — | 日本芸術院 | 受賞 |
| 1971 | 野間文芸賞 | 絵合せ | — | 野間文化財団 | 受賞 |
| 1972 | 毎日出版文化賞 | 明夫と良二 | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 1972 | 赤い鳥文学賞 | 明夫と良二 | — | 日本児童文学者協会 | 受賞 |
| 1973 | 日本芸術院賞 | — | — | 日本芸術院 | 受賞 |
| 1993 | 勲三等瑞宝章 | — | — | 日本政府 | 受章 |
芥川龍之介賞
1955
対象作品:
プールサイド小景
主催:
文藝春秋
結果:
受賞
新潮社文学賞
1960
対象作品:
静物
主催:
新潮社
結果:
受賞
読売文学賞
1966
対象作品:
夕べの雲
部門:
小説賞
主催:
読売新聞社
結果:
受賞
芸術選奨文部大臣賞
1969
対象作品:
紺野機業場
主催:
日本芸術院
結果:
受賞
野間文芸賞
1971
対象作品:
絵合せ
主催:
野間文化財団
結果:
受賞
毎日出版文化賞
1972
対象作品:
明夫と良二
主催:
毎日新聞社
結果:
受賞
赤い鳥文学賞
1972
対象作品:
明夫と良二
主催:
日本児童文学者協会
結果:
受賞
日本芸術院賞
1973
主催:
日本芸術院
結果:
受賞
勲三等瑞宝章
1993
主催:
日本政府
結果:
受章
受賞・候補エディション
芥川龍之介賞
1回登壇
新潮社文学賞
1回登壇
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第7回(1960年) 受賞受賞作: 靜物
庄野潤三の短編「静物」を含む作品群は、家庭と日常の小さな出来事に潜む心の揺れを静かに描く。劇的な事件よりも、家族の会話、沈黙、生活の手触りを通して、人間関係の微妙な距離が浮かび上がる。
何気ない暮らしの表面に、家族の不安とやさしさがにじむ。
320ページ家庭日常沈黙第三の新人短編小説
読売文学賞
1回登壇
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第17回(1965年) 受賞受賞作: 夕べの雲
『夕べの雲』は、日常の家庭生活を穏やかなまなざしで描く庄野潤三の長編。平凡な暮らしの中にある時間の移ろい、家族の気配、失われていくものへの哀惜を、静かなユーモアを交えて描く。
平凡な家庭の日々に、過ぎ去る時間へのやわらかな哀惜がにじむ。
326ページ家族日常時間ユーモア哀惜
野間文芸賞
2回登壇
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第21回(1968年) 候補受賞作: 前途
『前途』は庄野潤三の受賞作で、人物の内面と時代の空気を結びつけながら、人間の選択や記憶の重さを描く作品である。
『前途』は、個人の経験を通して時代の陰影を読ませる作品である。
320ページ青春日記文学 -
第24回(1971年) 受賞
芸術選奨文部科学大臣賞
1回登壇
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第20回(1970年) 受賞受賞作: 紺野機業場
『紺野機業場』は、北陸の小さな織物工場を営む一家をめぐり、日々の営みから一族の長い時間を描き出す長篇である。聞き書きに近い穏やかな語りが、土地の信仰、年中行事、家族の記憶を静かに重ねていく。
小さな機業場の日常から、土地と家族の百年を照らす長篇。
329ページ家族史地方の暮らし聞き書き織物工場
赤い鳥文学賞
1回登壇
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第2回(1972年) 受賞受賞作: 明夫と良二
『明夫と良二』は、庄野潤三によるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。
で評価された、庄野潤三の『明夫と良二』。
292ページ受賞作文学・芸術時代の表現
作品
代表作
プールサイド小景
1955年 小説静物
1960年 小説夕べの雲
1965年 小説絵合せ
1971年 短編集明夫と良二
1972年 小説作風・主題
- 文体
- 穏やかな描写と叙述
- 頻出モチーフ
- 家庭の日常老夫婦の生活
健康
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脳梗塞2006年9月執筆活動終了
評価・遺産
都市生活者の日常を深く描き、晩年は家族をテーマに連作を執筆。日本文学に静謐な視点をもたらした。
関連学会
- 日本芸術院
豆知識
- 弟の庄野至は織田作之助賞受賞者。