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7455 件の新刊
てまりのナゾほどき帳 出島と秘密の紅い石
荒川 衣歩
鎖国下の江戸時代の長崎を舞台に、十三歳の少女てまりが古手屋に持ち込まれたはんてんに隠された紅玉を見つけ、出島をめぐる謎を追う児童向けの歴史ミステリー。異国への憧れと身近な暮らしのなかで、てまりは父とともに事件の手がかりを探していく。
明けの空のカフカ (電撃の新文芸)
水品 知弦, 森沢 晴行
空が見えない浮遊洞窟の中にある老人ばかりの村で育ったカフカは、その村唯一の子どもだ。亡き冒険家の祖父が語り聞かせてくれた外の世界への憧れを胸に秘めながらも、村を出てはいけないという言いつけに縛られて日々を過ごしていた。ある日、地上からの来訪者・ハヤテが現れる。彼は犬の特徴を持つ獣人であり、その口から語られる刺激的な地上の話がカフカの心に火をつけた。ついに村人たちの反対を振り切り、祖父が遺した飛行機〈コチ306〉を駆って夜明けの空へと飛び出したカフカは、異なる姿形をした人々と出会い、温かく見守る大人たちや同世代の友達との縁を紡いでいく。そして旅の果てに、この世界のヒトたちが抱える悲しい過去を知ることになる。それでもカフカは飛ぶことをやめない――私たちの人生の全てが冒険なのだから。第31回電撃小説大賞《電撃の新文芸賞》受賞作。
風のまわり道: 青木哲夫・倫子作品集
青木 哲夫, 青木 倫子
二人の作家の運命的な邂逅のドラマ それぞれの生い立ちから二人の出会いまでの自伝的な作品を対置していて興味が尽きないが、それらから見えてくるのは、二人の作家に共通した自然への深い畏敬の念、さらに人間の営みへの慈愛に満ちた眼差しである。(文芸評論家・勝又 浩)
渇愛: 頂き女子りりちゃん
宇都宮 直子
第31回小学館ノンフィクション大賞受賞作『極彩色の牢獄』を改題・加筆修正して刊行したノンフィクション。男性から金銭をだまし取る手口を広めて逮捕された「頂き女子りりちゃん」を、本人への接見、裁判傍聴、関係者取材を通して追い、事件の背景にある欲望と孤立を描く。
新版 彼岸花はきつねのかんざし
朽木祥, ささめやゆき
戦時下の広島で暮らす少女が不思議な子ぎつねと心を通わせる児童文学。穏やかな日々と原爆による喪失を、彼岸花の鮮やかなイメージに重ねて描く。
チェインアーク/インフェルノ ――願いの糸、赤き焔の報い (ファンタジア文庫)
八火 照, 岩本 ゼロゴ
デジタルとディストピアの語彙を織り込みながら、対立する世界の接点を追うライトノベル。構造の硬さと疾走感が同時に立つ。
勇者は使い捨てられて (ファンタジア文庫)
右弐 沙節, あおあそ
王道の剣と祈りのモチーフを、軽妙さと抑制された切実さのあいだで組み立てるファンタジー。善悪の輪郭をすぐには決めない。