翻訳ミステリー大賞
ほんやくミステリーたいしょう
現役翻訳者の投票により選ばれる、日本語訳された海外ミステリー小説を対象とした文学賞。翻訳家の小鷹信光、深町眞理子、白石朗、越前敏弥、田口俊樹によって2009年に創設。2024年発表の第15回で終了。
- 創設年
- 2010
- 主催
- 翻訳ミステリー大賞シンジケート
- カテゴリー
- 研究・翻訳・学術
- 選考方式
- 投票
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 終了
説明
翻訳家の小鷹信光、深町眞理子、白石朗、越前敏弥、田口俊樹によって創設され、2010年に第1回が発表された。2024年発表の第15回で幕を閉じ、翻訳ミステリーの表彰は日本推理作家協会賞翻訳部門が正式部門に昇格する。
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 一次選考 | 訳書または共訳書が1冊以上ある翻訳家(フィクション及びノンフィクション) | — | 予選委員会により候補作を選出 |
| 二次選考 | 第一次選考を通過した作品を読了した翻訳家 | — | 二次投票により大賞作を選出 |
| 発表 | — | 翌年4月に受賞作を発表 |
関連の賞
- 日本推理作家協会賞
公式情報
https://honyakumystery.jp過去の受賞者
犯罪や喪失の渦中にいる人々の孤独と希望を描く短編集。暴力の余波に残された日常を、静かな筆致でたどる。
傷ついた人々の沈黙が、短編ごとに少しずつ形を変えて立ち上がる。
清末香港を舞台に、辮髪の探偵・福邇が難事件を解くホームズ・パスティーシュ。歴史小説の手触りと本格ミステリの推進力を兼ね備える。
ロンドンではなく香港にホームズがいたら、という仮定から別の名探偵像が立ち上がる。
監視カメラが張り巡らされた台北を舞台に、鬱を抱えた劇作家兼大学教授の呉誠が私立探偵を名乗り、冤罪を晴らすため連続殺人犯を追う華文ハードボイルド。
台北の路地裏から、探偵が真犯人を追う。
高校生のピップが、自由研究をきっかけに町で起きた失踪事件の真相へ迫る、軽快さと緊張感を併せ持つ謎解きミステリ。
自由研究が、隠された真相への扉になる。
17世紀オックスフォードの毒殺事件を、四人の語り手がそれぞれの手記で追う歴史ミステリー。上下2巻で刊行されたため、単一の書誌識別子は切り出さずに扱う。
四つの声が、ひとつの事件を別々の角度から照らす。
湿地で生きる少女の成長譚と、不審死事件が静かに絡み合うミステリー。自然の描写と孤独な時間の積み重ねが、事件の輪郭を少しずつ浮かび上がらせる。
湿地の静けさの奥で、事件が息をひそめる。
英国の作家アンソニー・ホロヴィッツによる本格ミステリーを山田蘭が訳した翻訳作品。古典的な英国村落ミステリーと、現代の出版界を舞台にした謎解きが二重構造で進み、読者は名探偵アティカス・ピュントの事件と原稿をめぐる事件を同時に追う。
古典ミステリーへの敬意と、現代的な仕掛けが重なり合う二重構造の推理小説。
北欧ミステリの翻訳作品。雪と血のイメージを背景に、犯罪の痕跡と人間の暗部を冷たい緊張感で描く。
その雪と血をは、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。
『声』は、柳沢由実子による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。
『声』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
「秘密」は、青木純子による翻訳ミステリー大賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。
青木純子の「秘密」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
『無罪 INNOCENT』は、二宮馨によるミステリで、2013年の該当文学賞で選ばれた作品です。受賞情報と書誌データを照合し、作品単位で紹介できる範囲の情報を整理しました。
2013年の受賞作として記録される『無罪 INNOCENT』の書誌と作品概要。