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第39回(1993年) 受賞
桐野 夏生
きりの なつお
Kirino Natsuo
プロフィール
- 性別
- 女性
- 生誕
- 1951-10-07 (石川県金沢市)
- 国籍
- 日本
- 言語
- 日本語
- 居住地歴
- 石川県金沢市(出生) → 宮城県仙台市 → 北海道札幌市 → 東京都武蔵野市
経歴
- 職業
- 小説家, フリーライター, コミック原作家
- 活動期間
- 1984年〜
- 所属
- 日本ペンクラブ
- 所属団体
- 日本ペンクラブ
- 影響を受けた人物
- 林芙美子, サム・ペキンパー
- ノミネート
- 2004年 エドガー賞 最終候補(OUT), 2006年 川端康成文学賞 候補(植林), 2007年 川端康成文学賞 候補(タマス君), 2009年 センス・オブ・ジェンダー賞 最終選考(女神記)
学歴
| 学校 | 学部 | 学科 | 学位 | 期間 | 国 |
|---|---|---|---|---|---|
| 桐朋女子高等学校 | — | — | — | — | 日本 |
| 成蹊大学 | 法学部 | — | — | — | 日本 |
受賞歴
| 年 | 賞名 | 対象作品 | 部門 | 主催 | 結果 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1984 | サンリオロマンス賞(佳作) | 愛のゆくえ | — | サンリオ | 佳作 (honorable mention) |
| 1993 | 江戸川乱歩賞 | 顔に降りかかる雨 | — | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 1998 | 日本推理作家協会賞 | OUT | — | 日本推理作家協会 | 受賞 |
| 1999 | 直木三十五賞 | 柔らかな頬 | — | 直木三十五賞選考委員会 | 受賞 |
| 2003 | 泉鏡花文学賞 | グロテスク | — | 泉鏡花文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2004 | 柴田錬三郎賞 | 残虐記 | — | 柴田錬三郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 2004 | エドガー賞(最優秀長編賞) | OUT | — | ミステリー作家クラブ(エドガー賞) | 最終候補(ノミネート) |
| 2005 | 婦人公論文芸賞 | 魂萌え! | — | 中央公論新社(婦人公論文芸賞) | 受賞 |
| 2008 | 谷崎潤一郎賞 | 東京島 | — | 谷崎潤一郎賞選考委員会 | 受賞 |
| 2009 | 紫式部文学賞 | 女神記 | — | 紫式部文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2010 | 島清恋愛文学賞 | ナニカアル | — | 島清恋愛文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2011 | 読売文学賞 | ナニカアル | — | 読売新聞社 | 受賞 |
| 2015 | 紫綬褒章 | — | 栄典 | 日本政府 | 受章 |
| 2021 | 早稲田大学坪内逍遙大賞 | — | — | 早稲田大学 | 受賞 |
| 2023 | 毎日芸術賞 | 燕は戻ってこない | — | 毎日新聞社 | 受賞 |
| 2023 | 吉川英治文学賞 | — | — | 吉川英治文学賞選考委員会 | 受賞 |
| 2024 | 日本芸術院賞 | — | — | 日本芸術院 | 受賞 |
受賞・候補エディション
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第51回(1998年) 受賞受賞作: OUT
『OUT』は、桐野夏生の日本推理作家協会賞で評価されたミステリです。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。
『OUT』は、受賞時の評価対象となった主題を読者に印象づける作品です。
447ページ受賞作人物描写時代性
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第121回(1999年) 受賞受賞作: 柔らかな頬
『柔らかな頬』は、桐野夏生による小説。受賞対象となった作品で、題名が示す人物、場所、記憶、社会的状況を軸に読ませる。
柔らかな頬は、小説としての輪郭と桐野夏生の関心が重なる作品。
受賞作小説現代文学
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第31回(2003年) 受賞受賞作: グロテスク
名門女子校出身の姉妹と同級生をめぐる事件から、美貌、階層、性、劣等感が絡む社会の歪みを描く長編。複数の声が交錯し、人間関係の残酷さを執拗に掘り下げる。
名門女子校出身の姉妹と同級生をめぐる事件から、美貌、階層、性、劣等感が絡む社会の歪みを描く長編。
536ページ受賞作現代文学
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第17回(2004年) 受賞受賞作: 残虐記
かつて少女誘拐事件の被害者だった作家が、失踪前に残した手記を通して過去を語り直す長編。虚構と現実、加害と被害、見られる身体が重なり合う。
封じられた事件の記憶が、手記のなかで別の顔を見せる。
255ページ犯罪記憶誘拐虚構と現実女性の身体
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第5回(2005年) 受賞受賞作: 魂萌え!
『魂萌え!』は、2005年のfujin-koron-literary-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。
fujin-koron-literary-awardで選ばれた『魂萌え!』。
fujin-koron-literary-award受賞作
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第44回(2008年) 受賞受賞作: 東京島
無人島に漂着した少数の男女が、飢えや欲望、権力関係の変化に揺さぶられていく長編。極限状況のサバイバルを通して、文明の薄皮がはがれた後の人間のむき出しの姿を描く。
無人島に漂着した少数の男女が、飢えや欲望、権力関係の変化に揺さぶられていく長編。
281ページサバイバル孤島欲望権力
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第19回(2009年) 受賞受賞作: 女神記
『女神記』は、桐野夏生による作品で、2009年の受賞作として記録されている。作品名と著者名で国立国会図書館サーチを確認し、単独書籍として一致する資料がある場合のみ紙書籍の識別子を採用した。
桐野夏生の『女神記』は、受賞歴と刊行形態を手がかりに読まれる作品である。
受賞作現代文学刊行形態
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第62回(2010年) 受賞受賞作: ナニカアル
作家・林芙美子をモデルに、戦時下の南方行と秘められた恋を描く長編。書くこと、生きること、時代に絡め取られる女の欲望を濃密に描く。
戦争のただ中で、女は書き、愛し、見てしまったものを抱えて生きる。
416ページ戦争林芙美子恋愛作家
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第17回(2010年) 受賞受賞作: ナニカアル
作家・林芙美子をモデルに、戦時下の南方での従軍、創作、秘めた恋を描く長編小説。史実と虚構を交差させながら、戦争に閉じ込められた女性作家の欲望と孤独を追う。
戦争の南方で、作家の言葉と恋が逃げ場のない熱を帯びる。
416ページ戦争文学林芙美子南方恋愛創作
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第57回(2023年) 受賞
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第80回(2024年) 受賞
作品
代表作
顔に降りかかる雨
1993年 ミステリー/ハードボイルド村野ミロシリーズの第1作。女性の視点から犯罪と暴力を描くハードボイルド作品。
- [テレビドラマ] 顔に降りかかる雨 (1994)
OUT
1997年 ミステリー/社会派平凡なパート主婦たちが犯罪へと深く関わっていく過程を克明に描いた代表作。国際的にも評価され多数の翻訳がある。
- [テレビドラマ] OUT〜妻たちの犯罪〜 (1999)
- [映画] OUT / 平山秀幸 (2002)
- 英訳: Steven Schneider(講談社インターナショナル)
- 伊訳: Le quattro casalinghe di Tokyo(Lydia Origlia)
柔らかな頬
1999年 文芸女性の内面と関係性を繊細に描いた長編。直木三十五賞受賞作。
- [映画] 柔らかな頬 / 長崎俊一 (2001)
- 仏訳: Disparitions(Silvain Chupin)
グロテスク
2003年 ミステリー/社会派社会の周縁に生きる人々と暴力を通して、人間の暗い側面を描く問題作。
- 英訳: Grotesque(Rebecca Copeland)
東京島
2008年 文芸孤立した島での共同生活を通じて人間関係や文明の脆さを描いた長編。谷崎潤一郎賞受賞作。
- [映画] 東京島 / 篠崎誠 (2010)
- 伊訳: L'isola dei naufraghi(Gianluca Coci)
ナニカアル
2010年 文芸/評伝小説林芙美子の評伝的要素を取り入れた小説で、評価を得た作品。島清恋愛文学賞・読売文学賞を受賞。
燕は戻ってこない
2022年 文芸近年の代表作の一つ。社会と個人の断面を捉えた長編で、毎日芸術賞・吉川英治文学賞を受賞。
- [テレビドラマ] 燕は戻ってこない (2024)
全著作
- 愛のゆくえ
- 熱い水のような砂
- 真昼のレイン
- 顔に降りかかる雨
- OUT
- 柔らかな頬
- グロテスク
- 東京島
- ナニカアル
- 燕は戻ってこない
- 残虐記
- 魂萌え!
- リアルワールド
翻案
- 顔に降りかかる雨(1994年 テレビドラマ)
- OUT(1999年 テレビドラマ / 2002年 映画)
- 柔らかな頬(2001年 映画・テレビ化)
- 魂萌え!(2006年 NHKテレビドラマ / 2007年 映画)
- 東京島(2010年 映画)
- 燕は戻ってこない(2024年 NHKドラマ)
作品の翻訳
- 『柔らかな頬』→ Disparitions(仏語訳:Silvain Chupin)
- 『OUT』→ OUT(英訳:Steven Schneider)
- 『OUT』→ Le quattro casalinghe di Tokyo(伊訳:Lydia Origlia)
- 『グロテスク』→ Grotesque(英訳:Rebecca Copeland)
- 『リアルワールド』→ Real World(英訳:Philip Gabriel)
作風・主題
- 文体
- ハードボイルドを基盤とした描写社会的リアリズム冷徹で精密な心理描写
- 頻出モチーフ
- 都市の闇女性の孤独と連帯家庭の崩壊階級・労働の問題
評価・遺産
日本の現代文学において、女性の視点からハードボイルドや社会派小説を確立した作家。多くの受賞歴と映像化、翻訳により国内外で高い評価を得ている。2021年に日本ペンクラブ初の女性会長に就任するなど公的な文化活動でも影響力を持つ。
関連学会
- 日本ペンクラブ
大衆文化への影響
- OUT や 東京島 などの映画・ドラマ化により広く知られる
- 日本の犯罪小説・女性文学の代表的作家としてメディアで言及されることが多い
引用
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これらの別ペンネームに関して桐野自身は「屈辱の歴史」と述懐している。
出典: Wikipedia「桐野夏生」プロフィール
豆知識
- 若い頃は広島東洋カープのファンで神宮球場に足を運んでいた。
- ペンネームは司馬遼太郎や大庭みな子の作品から採ったものが由来。
- 森園みるくとの長年の共作でレディースコミックの原作を手がけていたが、小説家としての成功で中断した。
- 日本ペンクラブの第18代会長に就任し、同クラブ初の女性会長となった。